にんにく祭りで有名な一ノ矢八坂神社の例祭

基本情報

一ノ矢八坂神社は、茨城県つくば市玉取2617に鎮座する神社です。平安時代前期の9世紀後半に創建されたとされ、御祭神は素戔嗚尊です。疫病除け、海難防止、五穀豊穣などのご利益があるとされています。

• 住所: 茨城県つくば市玉取2617
• 電話番号: 029-864-1132
• アクセス: つくばエクスプレスつくば駅からバスで約20分、玉取一ノ矢八坂神社前下車すぐ
• 例祭日: 毎年旧暦6月7日（7月頃）

例祭の主なイベントと催し物

一ノ矢八坂神社の例祭は、毎年旧暦6月7日（7月頃）に行われる盛大な祭りです。疫病除け、海難防止、五穀豊穣を祈願するもので、多くの参拝者でにぎわいます。

にんにく祭り

例祭の目玉は、なんといっても「にんにく祭り」です。江戸時代中期に起きた天明の大飢饉の際、神社のあった地域は疫病にも苦しめられていました。当時一帯を治めていた領主・堀田対馬守が、にんにくに厄除けの効能があったことにちなんで、神社にあったにんにくを領民に配って救ったことが始まりです。それ以来、例祭の時期には境内ににんにくを売る露店が立ち並び、参拝者は厄除けのにんにくを求めて訪れます。

神輿渡御

例祭では、神輿渡御も行われます。神輿は神社から出て、氏子地域を巡行します。威勢の良い掛け声とともに神輿が練り歩く姿は、圧巻です。

奉納芸能

例祭では、奉納芸能も行われます。地元の芸能団体による踊りや演奏が披露され、会場を盛り上げます。

• 内容：地元の芸能団体による踊りや演奏の披露
• 特色：地域の伝統芸能や文化の継承と発展

ご利益と神様

一ノ矢八坂神社のご利益は、疫病除け、海難防止、五穀豊穣です。御祭神は素戔嗚尊で、日本神話に登場する神様です。素戔嗚尊は、天照大神の弟で、ヤマタノオロチを退治したことで知られています。また、牛頭天王とも呼ばれ、疫病を防ぐ神様として信仰されています。

• 疫病除け
• 海難防止
• 五穀豊穣

由緒と歴史

一ノ矢八坂神社は、平安時代前期の9世紀後半に創建されたとされています。京都の八坂神社の分社として、御祭神である素戔嗚尊の分霊をお祀りしたのが始まりとされています。10世紀には平将門の乱を平定した藤原秀郷が、勝利に感謝して矢を奉納しました。また中世につくば一帯を支配下に納めた小田氏からも篤く敬われています。戦国時代になって小田氏の勢力が衰えるとともに神社の勢いも衰退したものの、江戸時代に地元住民の尽力で復興しました。

• 平安時代前期の9世紀後半に創建
• 京都の八坂神社の分社
• 藤原秀郷が矢を奉納
• 小田氏から篤く敬われる
• 江戸時代に地元住民の尽力で復興

訪問者のためのヒントと注意点

一ノ矢八坂神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭は毎年旧暦6月7日（7月頃）に行われます。
• 例祭期間中は、境内ににんにくを売る露店が立ち並びます。
• 駐車場は、神社の近くに有料駐車場があります。
• 神社内は禁煙です。
• ペットの同伴はご遠慮ください。

駐車場情報

一ノ矢八坂神社の近くには、有料駐車場がいくつかあります。駐車料金は、1回500円程度です。

• 神社の東側にある駐車場
• 神社の南側にある駐車場
• 神社の西側にある駐車場

近年流行っている出店・屋台