秋田犬の聖地で出会う、忠犬シロの物語

基本情報

老犬神社は、秋田県大館市葛原に鎮座する神社です。忠犬シロを祀っており、毎年4月17日に例大祭が行われます。

• 住所：秋田県大館市葛原字山ノ神111
• 電話番号：0186-43-7072（大館市観光交流スポーツ部観光課）
• アクセス：JR大館駅から車で約30分
• 例祭日：4月17日

例祭の主なイベントと催し物

老犬神社の例大祭では、毎年様々なイベントや催し物が開催されます。例年行われている主なイベントは以下の通りです。

神事

例大祭の中心となる神事。神職が祝詞を奏上し、玉串を奉納します。参拝者も玉串を奉納することができます。

獅子舞

獅子舞は、老犬神社の例大祭に欠かせない伝統芸能です。獅子舞は、五穀豊穣や無病息災を祈願するもので、神社の境内を練り歩きます。

神楽

神楽は、神々に奉納される舞踊です。老犬神社の例大祭では、地元の子供たちによる神楽が奉納されます。

露店

例大祭には、多くの露店が立ち並びます。露店では、地元の特産品や食べ物が販売されます。

奉納相撲

奉納相撲は、例大祭のクライマックスを飾るイベントです。地元の子供たちによる相撲大会が行われます。

• 内容：地元の子供たちによる相撲大会
• 特色：老犬神社の例大祭のクライマックスを飾るイベント

ご利益と神様

老犬神社のご利益は、五穀豊穣、家内安全、交通安全、商売繁盛などです。また、忠犬シロにあやかり、ペットの健康や長寿を祈願する人も多く訪れます。

• 五穀豊穣
• 家内安全
• 交通安全
• 商売繁盛
• ペットの健康と長寿

由緒と歴史

老犬神社の創建は、江戸時代初期の寛永年間（1624～1644年）と伝えられています。神社の起源は、鹿角市大湯（旧南部領）に住んでいた定六というマタギの伝説に由来します。定六は、先祖の功績によって領主から「天下御免の又鬼（マタギ）免状」を授けられており、愛犬のシロと一緒に狩猟をしていました。ある日、定六とシロはカモシカを追って三戸（青森県三戸郡）まで足を踏み入れ、三戸城近くで発砲した罪で役人に捕らえられてしまいます。定六は、免状を家に忘れてきたため、事情を説明するも聞き入れてもらえず、シロに免状を持ってきてくれるよう頼みます。シロは雪の山河を越えて家に駆け戻り、免状を持って三戸に戻りました。しかし、時はすでに遅く、定六は処刑された後でした。その後、所払いを受けた定六の妻とシロは秋田領の葛原に身を寄せましたが、いつからかシロの姿が見えなくなり、ある日村人が近くの丘で死骸を見つけました。以降、武士が馬でその場所を通ると突然馬が暴れだし、落馬して大けがをすることが繰り返されました。葛原の人々は定六を殺した武士に対するシロの怨念だと恐れて供養し、シロの霊を祀るために老犬神社を建立しました。

• 創建：江戸時代初期の寛永年間（1624～1644年）
• 起源：定六とシロの伝説
• 定六：鹿角市大湯（旧南部領）に住んでいたマタギ
• シロ：定六の愛犬
• 免状：定六が領主から授けられた「天下御免の又鬼（マタギ）免状」
• 処刑：定六は、三戸城近くで発砲した罪で役人に捕らえられ、処刑された
• 所払い：定六の妻とシロは、所払いを受け、秋田領の葛原に身を寄せた
• 死骸：シロの死骸は、近くの丘で村人によって発見された
• 怨念：武士が馬でシロの死骸の場所を通ると、馬が暴れだし、落馬して大けがをすることが繰り返された
• 供養：葛原の人々は、定六を殺した武士に対するシロの怨念だと恐れて供養した
• 建立：葛原の人々は、シロの霊を祀るために老犬神社を建立した

訪問者のためのヒントと注意点

老犬神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 神社は山の中にあるため、歩きやすい服装と靴で訪れることをおすすめします。
• 神社には駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣の駐車場に車を停めて徒歩で向かうようにしましょう。
• 神社は、例大祭（4月17日）や犬の日（11月1日）などのイベント時に混雑します。混雑を避けたい場合は、平日の午前中がおすすめです。
• 神社には、犬を連れて参拝することができます。ただし、リードを着用するなど、他の参拝者の迷惑にならないように注意しましょう。

駐車場情報

老犬神社には、専用の駐車場はありません。近隣の駐車場に車を停めて徒歩で向かうようにしましょう。神社の近くには、以下の駐車場があります。

• 葛原公民館駐車場（無料）
• 葛原小学校駐車場（無料）
• 葛原郵便局駐車場（無料）

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