祇園信仰の伝統が息づく、会津田島の夏祭り
基本情報
会津田島祇園祭は、福島県南会津町田島地区で毎年7月22日、23日、24日の3日間開催される田出宇賀神社と熊野神社の祭礼です。
- 住所: 福島県南会津郡南会津町田島字宮本甲629
- 電話番号: 0241-68-2111(南会津町観光物産協会)
- アクセス: 会津田島駅から車で約10分(国道121号~町道)
- 例祭日: 2024年7月22日(月)~24日(水)
例祭の主なイベントと催し物
会津田島祇園祭の主なイベントには、大屋台運行、子供歌舞伎、七行器行列、神輿渡御、太々御神楽などがあります。
大屋台運行
4台の大屋台が町内を巡行します。大屋台にはたくさんの子供たちを乗せ、運行は夜まで続きます。日が落ちる頃には祭りの熱気で大屋台の運行もヒートアップ、隣り合う屋台があわやぶつかるという喧嘩屋台も見どころです。
子供歌舞伎
大屋台は時間ごとに芸場とよばれる家の前で停まり、そこで子供歌舞伎が上演されます。各演目は夕方と夜に別の大屋台で上演され、2日間ですべての大屋台上で上演されます。
七行器行列
神に降臨してもらう為の供物として7つの行器に御神酒、赤飯、鯖を入れ神社までおよそ100名の行列で神社に向かいます。この行列に加わる数十人の花嫁姿の女性が列を成す光景は「日本一の花嫁行列」と呼ばれ、多くの見物客が訪れます。
神輿渡御
七行器行列で供物を奉納したことにより、神様は神輿に乗り移り、町内の人々の病気や祟りを祓ってくれます。神輿は田出宇賀神社の神と熊野神社の神を乗せたものの2台があり、神輿は神様の休憩場所である御旅所に立ち寄りながら町中を廻ります。
太々御神楽
太々御神楽は江戸時代に福島県郡山市の安積国造神社(あさかくにつこ)より伝承したと言われており、会津田島祇園祭では田出宇賀神社・熊野神社の神楽殿で24日の午後に奉納されます。
ご利益と神様
会津田島祇園祭は、疫病や悪気退散・五穀豊穣を祈る神事です。神様は、牛頭天王・スサノオノミコトと熊野大神・素戔嗚尊です。牛頭天王は、疫病を鎮める神様として知られており、熊野大神は、五穀豊穣の神様として知られています。
- 疫病退散
- 五穀豊穣
由緒と歴史
会津田島祇園祭の起源は、鎌倉時代の文治年間(1185年~1189年)にまで遡ります。この地の領主になった長沼宗政が祇園信仰を重んじ、田出宇賀神社で祇園祭の儀礼を執り行ったのが始まりと言われています。江戸時代の慶長8年(1603年)には、京都八坂神社の祇園祭に準じた祭式を定め、現在の会津田島祇園祭に至ります。
- 鎌倉時代の文治年間(1185年~1189年)に起源
- 江戸時代の慶長8年(1603年)に現在の祭式を定める
訪問者のためのヒントと注意点
会津田島祇園祭を訪れる際には、以下の点にご注意ください。
- 会津田島祇園祭は、7月22日~24日の3日間開催されます。
- 大屋台運行や神輿渡御は、狭い路地を巡行します。見物する際は、通行の妨げにならないようにご注意ください。
- 七行器行列は、100名以上の行列が神社まで続きます。行列の邪魔にならないようにご注意ください。
- 会津田島祇園祭は、多くの人で賑わいます。貴重品などの管理には十分ご注意ください。
駐車場情報
会津田島祇園祭の期間中は、臨時駐車場が設置されます。臨時駐車場の場所は、南会津町観光物産協会のホームページでご確認ください。
- 臨時駐車場あり
- 場所は南会津町観光物産協会のホームページでご確認ください
近年流行っている出店・屋台
屋台の種類 | 説明 |
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たこ焼き | 日本の祭りの定番。外はカリッと、中はトロッとした食感が特徴 |
じゃがバター | 熱々のジャガイモにバターをたっぷりと溶かしたシンプルながら人気のスナック |
ベビーカステラ | 小さなカステラは、子供から大人まで楽しめる甘くてふわふわのお菓子 |
鮎の塩焼き | 新鮮な鮎を丸ごと塩で焼いた、香ばしさが特徴の日本の夏の味覚 |
シャーピン | モチモチの皮で具材を包んだ、外国の影響を受けたユニークなグルメ |
お好み焼き | 具材を選べることが多く、自分好みの味を楽しめる日本の鉄板焼き料理 |
わたあめ | 子供たちに大人気の、綿のようにふわふわした甘いスナック |
チョコバナナ | バナナをチョコレートでコーティングした、見た目も楽しいデザート |
串焼き | さまざまな種類の食材が串に刺されて焼かれる、手軽に楽しめるスナック |
焼きそば | 炒めた麺に特製のソースを絡めた、日本のファストフード |