福島市加茂神社の例祭で稲束を担いで走る稲引神事

基本情報

• 住所：福島県福島市南沢又字玄場町70
• 電話番号：024-559-1020
• アクセス：泉駅出口2から徒歩約19分
• 例祭日：5月4日

例祭の主なイベントと催し物

加茂神社の例祭は、5月4日に開催される福島市を代表する伝統行事です。例祭では、五穀豊穣や氏子崇敬者の無病息災・繁栄を祈願する様々な神事が執り行われます。

流鏑馬式

例祭のクライマックスを飾る神事が、流鏑馬式です。流鏑馬式は、平安時代の貴族の遊びであった流鏑馬を神事として取り入れたもので、全国的にも珍しい神事です。流鏑馬式では、3頭の馬が加茂中部地区内の街道を3往復し、その後加茂神社に帰参します。馬上の射手は、疾走する馬上から的に矢を射かけ、その勇壮な姿は多くの観客を魅了します。

神幸式

神幸式は、御神輿を神輿渡御する神事です。神輿渡御は、加茂神社から氏子地域を巡行し、五穀豊穣や氏子崇敬者の無病息災・繁栄を祈願します。神輿渡御には多くの氏子や崇敬者が参加し、沿道は多くの見物客で賑わいます。

牛乗式

牛乗式は、全国的にも珍しい神事で、五穀豊穣を祈願する重要な儀式です。牛乗式では、黒毛和牛に甲宵姿の王鼻と言われる「田の神」が乗って登場し、加茂地区の若連中は田の神にこの地に留まり豊作をもたらしていただくために順路を引き回し、社殿の前で牛を座らせます。

ご利益と神様

加茂神社のご利益は、五穀豊穣、氏子崇敬者の無病息災・繁栄、厄除け、開運招福などです。御祭神は、賀茂建角身命、玉依姫命、賀茂別雷命の3柱の神様です。賀茂建角身命は、農耕の神様として知られており、玉依姫命は、縁結びの神様として知られています。賀茂別雷命は、雷の神様として知られており、厄除けの神様としても信仰されています。

由緒と歴史

加茂神社の創建は、平安時代の治暦2年（1066年）と伝えられています。京都の賀茂御祖神社（下鴨神社）の神領・倉垣庄の総社として鎮祭されたのが始まりです。その後、鎌倉時代には、鎌倉幕府の御家人であった加茂氏が社殿を造営し、加茂神社を氏神として崇敬しました。江戸時代には、福島藩主であった松平氏が加茂神社を保護し、社殿を修復しました。

訪問者のためのヒントと注意点

加茂神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭期間中は、多くの参拝客で混雑します。時間に余裕を持って参拝しましょう。
• 加茂神社には、無料の駐車場があります。ただし、例祭期間中は混雑するため、公共交通機関を利用することをおすすめします。
• 加茂神社は、神聖な場所です。参拝の際には、敬虔な態度を心がけましょう。

駐車場情報

加茂神社には、無料の駐車場があります。駐車場は、加茂神社の西側にあります。駐車場の収容台数は、約50台です。例祭期間中は、混雑するため、公共交通機関を利用することをおすすめします。

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