奥飛騨の春を告げる、村上天皇を祀る神社の例大祭

基本情報

奥飛騨温泉郷の総鎮守社であり、村上天皇を主祭神として祀る神社です。

• 住所: 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷村上1461
• 電話番号: 0578-89-2614（奥飛騨温泉郷観光協会）
• アクセス: 濃飛バス平湯・新穂高線「村上」バス停下車徒歩3分
• 例祭日: 5月10日（毎年）

例祭の主なイベントと催し物

村上神社の例祭は、毎年5月10日に行われる奥飛騨温泉郷の春の訪れを告げるお祭りです。例大祭と播隆祭が同時に行われ、神事の後には伝統芸能の「へんべとり」と「鶏芸」が奉納されます。

神事

例祭の中心となる神事は、午前12時から行われます。神職が祝詞を奏上し、玉串を奉奠して五穀豊穣や家内安全を祈願します。

へんべとり

へんべとりは、平安時代に村上天皇がこの地で旅の疲れを癒された際、蛇の大群が出て困り果てている里人たちを見て、蛇群退散のため八百万神に祈願の舞を奉納したのが由来と伝えられています。獅子が毒蛇と対峙し、様子を伺いながら徐々に距離を詰め、最終的に獅子が毒蛇をくわえて激しく振り回しながら退治します。

鶏芸

鶏芸は、シャガマと呼ばれるシャモ（雄鶏）の尾羽で作られた冠を被り、鉦や太鼓に合わせて輪状で踊る伝統芸能です。勇壮で華麗な舞が披露されます。

ご利益と神様

村上神社のご利益は、五穀豊穣、家内安全、厄除け、開運招福などです。主祭神である村上天皇は、平安時代の第62代天皇で、学問や文化を奨励した名君として知られています。

• 五穀豊穣
• 家内安全
• 厄除け
• 開運招福

由緒と歴史

村上神社の創建は、平安時代初期の806年と伝えられています。開祖は、槍ヶ岳と笠ヶ岳に仏像を安置して開山した播隆上人です。播隆上人は、村上天皇の勅命を受けてこの地に赴き、村上天皇の冥福を祈って村上神社を創建しました。

• 創建：平安時代初期の806年
• 開祖：播隆上人
• 村上天皇の勅命を受けて創建

訪問者のためのヒントと注意点

村上神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭期間中は、多くの参拝客で賑わいます。時間に余裕を持って参拝しましょう。
• 村上神社は、山間部に位置しています。冬期間は積雪や路面凍結にご注意ください。
• 村上神社には、駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、周辺の有料駐車場をご利用ください。

駐車場情報

村上神社には、専用の駐車場はありません。周辺には、有料駐車場がいくつかあります。

• 村上駐車場（徒歩5分）
• 新穂高温泉駐車場（徒歩10分）
• 平湯温泉駐車場（徒歩15分）

近年流行っている出店・屋台