千本搗 餅つき 景品付き利生の銭入り餅まき
基本情報
毎年1月2日・3日に行われる「千本餅つき」は、大阪府貝塚市の無形民俗文化財に指定されています。
この行事は、天平年間に水間寺が開創された際、本尊の観世音菩薩像出現を祝って行基と16童子が餅を搗き供養したことに始まります。
地元の若者が曲搗きを行い、利生の銭入り餅まきも行われます。
- 開催日: (令和6年) 2024年1月2日・(令和6年) 2024年1月3日
- 開催時間: 午前10時~午後3時(餅つき)、午後2時~(銭入り餅まき)
- 住所: 大阪府貝塚市水間638
- 主催者・運営: 水間寺(みずまでら)
- 主催者・運営の電話番号: 072-446-1355
- 最寄り駅: 水間鉄道水間線 水間観音駅から徒歩10分
千本餅つきの行事
千本餅つきの行事は、初詣と重なり多くの露店が並び、にぎわいを見せます。
この行事は、水間寺の伝統行事で、行基菩薩が十六童子と共に餅をついた厄除け餅の始まりで、以来現在まで伝えられています。
行事では、若中と呼ばれる地域の若者たちが、特徴的な歌と掛け声に合わせて餅をつきます。
- 行事の起源: 行基菩薩と十六童子による厄除け餅の始まり
- 参加者: 水間寺の「若中」(地域の若者たち)
- 特徴: 威勢の良い掛け声とともに餅を搗く
水間寺について
水間寺の開創は、天平年間(729年~749年)にさかのぼります。
聖武天皇の勅命を受けた僧行基が、十六童子の導きにより、観音菩薩像を授けられた伝説があります。
本行事は、水間寺の寺座に属する若中によって執り行われ、村全体で継承される貴重な伝統行事です。
- 十六童子: 開創伝説に登場する16人の子どもの姿をした神さま
- 若中: 寺座に属する若い男性、座入りした者のうち60歳までの者
- 座中: 水間寺の寺座の構成員
- 緋だすき: 行事で着用される火のような深紅色のたすき
- ご詠歌: 霊場巡礼者が歌う仏の徳をたたえた歌