那智の扇祭り 火の舞と扇神輿
基本情報
那智の扇祭りは、熊野那智大社で毎年7月14日に行われる例大祭です。重さ50kg以上の大きな松明の炎が参道いっぱいに乱舞する勇壮な火祭りとして知られています。
- 住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
- 電話番号:0735-52-2131
- アクセス:JR紀伊勝浦駅からタクシーで約20分
- 例祭日:7月14日
例祭の主なイベントと催し物
那智の扇祭りの主なイベントは、以下の通りです。
大和舞・那智田楽
11時から奉納される大和舞は、稚児による舞で、11時30分から奉納される那智田楽は、室町時代に京都から伝わったとされる伝統芸能です。笛、腰太鼓、編木による演奏に合わせて、11人の舞人が舞います。
扇神輿渡御祭
13時30分から行われる扇神輿渡御祭では、12体の扇神輿が本殿前から出発し、滝前の参道まで渡御します。扇神輿は、幅1メートル、長さ6メートル程の細長い框に赤緞子を張り、金地に朱の日の丸を描いた扇を組み合わせたもので、9ヶ所に計32本、白銅鏡8面、それに「光」「蝶の髭」「縁松」「桧扇の花」などを飾りつけ、その姿は「那智の大滝」を表すといわれます。
扇立神事
13時50分から行われる扇立神事では、扇神輿を扇を開くように順次立て起こし飾ります。扇神輿は、扇を立てた状態で滝前の参道に安置され、14時20分から行われる御滝本大前の儀では、神饌を供え祈念する恒例儀式が行われます。
御火行事
14時から滝前の参道で行われる御火行事では、12本の大きな松明に点火し、その炎で扇神輿を清めます。松明の炎は、参道いっぱいに乱舞し、勇壮な火祭りのクライマックスを演出します。
ご利益と神様
那智の扇祭りのご利益は、五穀豊穣、家内安全、厄除け、開運招福などです。また、扇神輿に祀られている12柱の神々は、熊野十二所権現と呼ばれ、縁結び、子宝、商売繁盛、学業成就など、さまざまなご利益があるとされています。
- 五穀豊穣
- 家内安全
- 厄除け
- 開運招福
- 縁結び
- 子宝
- 商売繁盛
- 学業成就
由緒と歴史
那智の扇祭りの起源は、神武天皇東征の折りに、那智の滝を大己貴命(大国主命)の御霊代として祀ったことに始まるとされています。その後、仁徳天皇の頃に、那智山中腹に社殿を造営し、神々をお遷しになられました。那智の扇祭りは、この御遷宮、御鎮座をしのぶ神事であり、神霊を振い起し、万物の生成発展を祈る神事です。
- 神武天皇東征の折りに起源
- 仁徳天皇の頃に社殿を造営
- 御遷宮、御鎮座をしのぶ神事
- 神霊を振い起し、万物の生成発展を祈る神事
訪問者のためのヒントと注意点
那智の扇祭りを楽しむためのヒントと注意点をいくつかご紹介します。
- 扇神輿渡御祭や御火行事など、見どころの多いお祭りなので、時間に余裕を持って参加しましょう。
- 那智の扇祭りは、毎年7月14日に行われますが、混雑が予想されるため、公共交通機関を利用するか、早めに行って駐車場を確保しましょう。
- 那智の扇祭りは、火を使うお祭りなので、小さなお子様連れの方は十分に注意しましょう。
- 那智の扇祭りは、熊野那智大社の例大祭なので、参拝の際にはマナーを守りましょう。
駐車場情報
那智の扇祭り期間中は、熊野那智大社の周辺に臨時駐車場が設置されます。駐車料金は無料ですが、台数に限りがあるため、早めに行くことをおすすめします。
- 臨時駐車場あり
- 駐車料金無料
- 台数に限りあり
近年流行っている出店・屋台
屋台の種類 | 説明 |
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たこ焼き | 日本の祭りの定番。外はカリッと、中はトロッとした食感が特徴 |
じゃがバター | 熱々のジャガイモにバターをたっぷりと溶かしたシンプルながら人気のスナック |
ベビーカステラ | 小さなカステラは、子供から大人まで楽しめる甘くてふわふわのお菓子 |
鮎の塩焼き | 新鮮な鮎を丸ごと塩で焼いた、香ばしさが特徴の日本の夏の味覚 |
シャーピン | モチモチの皮で具材を包んだ、外国の影響を受けたユニークなグルメ |
お好み焼き | 具材を選べることが多く、自分好みの味を楽しめる日本の鉄板焼き料理 |
わたあめ | 子供たちに大人気の、綿のようにふわふわした甘いスナック |
チョコバナナ | バナナをチョコレートでコーティングした、見た目も楽しいデザート |
串焼き | さまざまな種類の食材が串に刺されて焼かれる、手軽に楽しめるスナック |
焼きそば | 炒めた麺に特製のソースを絡めた、日本のファストフード |