埼玉県 武蔵一宮 氷川神社 大湯祭
概要
大湯祭は氷川神社で行われる、歴史ある神事です。11月末から始まり、12月11日に終わるこの期間、神職は神社に参籠します。
大湯祭は、もともと簸王子社の祭祀であり、古い記録によると至徳二年(1385年)に始まったとされています。
神事は米、酒、百味膳、菱餅、海老、長芋、串付の大鮒などでお供え物をします。
- 期間: (令和5年) 2023年11月30日(木)から2023年12月11日(月)
- 祈祷時間: 0時~1時、9時~23時頃
- 特別紙朱印: 初穂料500円
前斎・本祭・後祭
神事は前斎と呼ばれる期間と本祭で構成されています。
前斎は11月30日から12月9日まで行われ、神職が神社に参籠し潔斎を行います。
本祭は12月10日にあり、多くのお供え物が用意されます。
- 前斎期間: 11月30日(木)から12月9日(土)
- 本祭: 12月10日(日)
- 後祭: 12月11日(月)
十日市(とおかまち)
通常は12月10日に十日市(熊手市)が開催されます。
熊手や神具、飲食の露店が境内を賑わせます。
- 出店数: 千軒以上
- 熊手の売り買いも行われる
特別な授与と祈祷
神社では福熊手の授与、特別祈祷、熊手のお祓いなどが行われます。
また、境内の宗像神社では特別な福神札や富久財布なども授与されます。
- 福熊手の初穂料: 小1500円、大3000円
- 福神札や富久財布も授与
開催情報
開催期間は2022年12月10日(土)。
開催地は氷川神社、住所は埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407。
公共交通ではJR大宮駅東口から徒歩15分となっており、駐車場はありません。
- TEL: 048-641-0137 (氷川神社)
- 料金: 無料
- アクセス: 公共交通ではJR大宮駅東口から徒歩15分
武蔵一宮 氷川神社について
由緒
氷川神社は約二千年以上の歴史を持ち、孝昭天皇の時代に創立されたとされています。景行天皇、成務天皇、聖武天皇、醍醐天皇の各時代に神威が輝き、格式を高めました。鎌倉・足利・北条・徳川氏による社殿の再建や造営も行われました。
明治天皇の御親祭
明治元年に明治天皇が氷川神社を武蔵国の鎮守勅祭の社と定め、親祭を行いました。その後、大正6年、昭和42年、平成29年にもそれぞれ大祭が執り行われました。
社名の由来
氷川神社の社名は、出雲の斐伊川にちなむ説と、鎮座地「高鼻」の湧水地に由来する説があります。全国には約280社の分祀が存在します。
御祭神 須佐之男命、稲田姫命の神話 八岐大蛇退治
須佐之男命が大蛇を退治し、天照大御神に剣を奉納し、稲田姫命と共に暮らした神話が伝わっています。
御祭神 大己貴命の神話 稲羽の白兎
大己貴命が八上比売に求婚する途中、赤裸にされた兎を助け、八上比売との結婚が実現した神話があります。
御神徳
- 家内安全
- 商売繁昌
- 交通安全
- 縁結
- 安産
- 災難除
- 心願成就
年ごとの例祭で国家安泰や皇室の弥栄、氏子崇敬者の繁栄を祈願しています。