犬上神社で犬の舌の形をした餅が供えられる例祭

基本情報

犬上神社は、滋賀県犬上郡多賀町富之尾1585に鎮座する神社です。祭神は稲依別王命で、安産にご利益があるとされています。

• 住所: 滋賀県犬上郡多賀町富之尾1585
• 電話番号: なし
• アクセス: JR琵琶湖線「河瀬」駅からバスで30分、大瀧神社下車、徒歩5分
• 例祭日: 11月最初の戌の日

例祭の主なイベントと催し物

犬上神社の例祭は、毎年11月最初の戌の日に行われます。例祭では、犬の舌の形をした餅が供えられるのが特徴です。この餅は、犬上神社の祭神である稲依別王命が、愛犬の小石丸の首を誤って切ってしまったことを悔やみ、その霊を慰めるために供えられたものと伝えられています。

餅まき

例祭のクライマックスは、犬の舌の形をした餅をまく餅まきです。餅まきには、多くの人が参加し、餅をキャッチしようと手を伸ばします。餅をキャッチできれば、1年間の無病息災や子宝に恵まれると言われています。

• 内容: 犬の舌の形をした餅をまく
• 特色: 餅をキャッチできれば、1年間の無病息災や子宝に恵まれる

犬の供養

例祭では、犬の供養も行われます。犬の供養では、犬の霊を慰めるために、お経が唱えられます。また、犬の飼い主は、愛犬の写真や位牌を供えて、愛犬の冥福を祈ります。

• 内容: 犬の霊を慰めるために、お経を唱える
• 特色: 犬の飼い主は、愛犬の写真や位牌を供えて、愛犬の冥福を祈る

犬のコンテスト

例祭では、犬のコンテストも行われます。犬のコンテストでは、犬の飼い主が、愛犬の自慢のポイントを披露します。コンテストでは、犬の可愛さや賢さ、芸達者さが審査されます。

• 内容: 犬の飼い主が、愛犬の自慢のポイントを披露する
• 特色: 犬の可愛さや賢さ、芸達者さが審査される

ご利益と神様

犬上神社のご利益は、安産、子宝、犬の健康です。祭神である稲依別王命は、日本武尊の第一王子で、犬上君の始祖とされています。稲依別王命は、愛犬の小石丸と共に大蛇を退治したという伝説があり、犬との縁が深い神様として知られています。

• 安産
• 子宝
• 犬の健康

由緒と歴史

犬上神社の創建は、平安時代初期と伝えられています。犬上川の流域に大蛇が住み着き、人々に災いをなしていました。これを見た日本武尊の皇子「稲依別王命」は、大蛇を退治するため一緒に暮らす愛犬「小石丸」と共に犬上川に分け入りました。しかし、大蛇はなかなか姿を現しません。山中を小石丸と共に歩き続けるうちに、稲依別王命は疲れ果てて川のあぜに立つ巨木の傍らで眠りに落ちてしまいました。しばらくすると小石丸が激しく吠え始めました。稲依別王命は小石丸の声に目を覚ましますが、疲れていたので小石丸をなだめ、また眠りにつこうとしました。しかし、小石丸は吠えるのをやめません。眠りを妨げられた稲依別王命は怒り、刀で小石丸の首をはねてしまいました。すると、はねられた小石丸の首は梢に向かって飛び上がり、何者かと戦う気配がしたかと思うと、大蛇の首に咬みついたまま川に落ちて行きました。小石丸の活躍により大蛇を退治した稲依別王命ですが、小石丸の首をはねたことを大いに悔やみ、そして悲しみ、この地に犬胴塚を造り小石丸を弔いました。この塚に植えられた松が犬胴松です。犬上郡、犬上川、犬上の地名は犬咬み（いぬかみ）から発したもの、犬の首が川に落ち川の上の方へ流れ進んだ、という説があります。

訪問者のためのヒントと注意点

犬上神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭は、毎年11月最初の戌の日に行われます。
• 例祭では、犬の舌の形をした餅が供えられます。
• 犬上神社には、犬の供養塔があります。
• 犬上神社の境内には、犬胴松があります。
• 犬上神社の近くには、大瀧神社があります。

駐車場情報

犬上神社には、無料の駐車場があります。駐車場は、神社の隣にあります。

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