蹴り奴行列で春を告げる、元伊勢

基本情報

• 住所：滋賀県米原市宇賀野835-2
• 電話番号：0749-52-1894
• アクセス：JR琵琶湖線「坂田駅」下車 徒歩1分
• 例祭日：4月29日

例祭の主なイベントと催し物

坂田神明宮の例祭は、毎年4月29日に行われる春祭りです。享保18年（1733年）に彦根藩主・井伊直惟が当社を度々修造し、参詣したときの大名行列を模倣したものと伝えられています。例祭では、総勢16人による奴振りや、神輿渡御、奉納芸能などが行われます。

奴振り

奴振りは、例祭のメインイベントです。総勢16人の行列が、たて箱、大馬毛、小馬毛、立傘、薙刀などを手に、勇壮な舞を披露します。奴振りの起源は、江戸時代に彦根藩主が当社に参詣した際に、先払いを務めた「奴」が、その行列を模倣して始めたものと伝えられています。

• 内容：総勢16人による勇壮な舞
• 特色：江戸時代の彦根藩主の行列を模したもの

神輿渡御

神輿渡御は、例祭のクライマックスを飾る神事です。氏子たちが担ぐ神輿が、神社の境内から氏子地域を巡行します。神輿渡御は、五穀豊穣や無病息災を祈願するもので、沿道には多くの参拝客が詰めかけます。

• 内容：氏子たちが担ぐ神輿が氏子地域を巡行
• 特色：五穀豊穣や無病息災を祈願する神事

奉納芸能

例祭では、神楽や獅子舞などの奉納芸能も行われます。奉納芸能は、神々に感謝の気持ちを捧げ、五穀豊穣や無病息災を祈願するものです。氏子たちによる伝統芸能の披露は、例祭の華やかな雰囲気を盛り上げます。

• 内容：神楽や獅子舞などの奉納芸能
• 特色：神々に感謝の気持ちを捧げ、五穀豊穣や無病息災を祈願する神事

ご利益と神様

坂田神明宮のご利益は、五穀豊穣、無病息災、厄除け、開運招福などです。祭神である天照皇大神（アマテラスオオミカミ）は、太陽神であり、生命力上昇や子孫繁栄のご利益があります。また、豊受毘売命（トヨウケビメ）は、食物・穀物の神であり、農業、漁業、開運、厄除けのご利益があります。

• 五穀豊穣
• 無病息災
• 厄除け
• 開運招福
• 生命力上昇
• 子孫繁栄
• 農業
• 漁業

由緒と歴史

坂田神明宮の創建は、垂仁天皇の時代と伝えられています。垂仁天皇は、天照皇大神を甲賀市にある「甲可日雲宮」から坂田宮へ奉遷し、旧坂田郡の人々は豪族坂田公とともに迎え入れ祀りました。その後、天照皇大神は伊勢国へ奉遷され、現在の伊勢神宮に至ります。坂田神明宮は、天照皇大神が2年間祀られていた地に建てられた神社であり、元伊勢と呼ばれています。

• 創建：垂仁天皇の時代
• 祭神：天照皇大神、豊受毘売命
• 元伊勢と呼ばれる

訪問者のためのヒントと注意点

坂田神明宮を訪れる際には、以下の点に注意してください。

• 例祭は4月29日に行われます。
• 例祭では、奴振りや神輿渡御などの神事が行われます。
• 駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
• 境内は線路で分断されていますので、踏切を渡る際には注意してください。

駐車場情報

坂田神明宮には、専用の駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。

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