佐久の秋を彩る、700キロのお舟様

基本情報

佐久市安原区に鎮座する英多神社は、延喜式内社における佐久式内３社の一つとして伝えられています。９月下旬にはお舟まつりが毎年行われています。古くから上州（群馬県）との峠道にあり、建武年間（１３３４～３８）と文明年間（１４６９～８７）に兵火で焼けています。また、武田信玄が太刀を奉納しています。

• 住所：長野県佐久市安原1669
• 電話番号：0267-62-3285
• アクセス：佐久ICから6km 15分、佐久平（スマート）ICから5km 10分、JR小海線 岩村田駅下車 タクシー20分
• 例祭日：9月下旬

例祭の主なイベントと催し物

英多神社の例祭は、9月下旬に行われる「お舟祭り」です。このお舟祭りは、五穀豊穣を祈願する伝統的な祭りで、700kgにもなる神輿「お舟様」を担いで市内を巡行します。お舟様は、氏子によって担がれ、お旅所と呼ばれる3つの場所を巡った後、里宮まで戻ってきます。お舟様が里宮に戻ると、お神輿を担いだ氏子たちは、お舟様を壊しながら里宮まで戻ります。これは、お舟様に宿った神霊を五穀に宿らせるために行われる儀式です。また、お舟祭りの期間中は、神楽や獅子舞などの伝統芸能の奉納も行われます。

お舟様の巡行

お舟様の巡行は、例祭のメインイベントです。700kgにもなるお舟様を、氏子たちが交代で担いで市内を巡行します。お舟様の巡行は、五穀豊穣を祈願する神事であり、沿道には多くの見物客が詰めかけます。

• 内容：700kgのお舟様を氏子が担いで市内を巡行
• 特色：五穀豊穣を祈願する神事

神楽や獅子舞の奉納

お舟祭りの期間中は、神楽や獅子舞などの伝統芸能の奉納も行われます。神楽は、神々に奉納される舞踊で、獅子舞は、悪魔を祓うとされる舞踊です。神楽や獅子舞の奉納は、お舟祭りを盛り上げる重要なイベントです。

• 内容：神楽や獅子舞などの伝統芸能の奉納
• 特色：お舟祭りを盛り上げる重要なイベント

ご利益と神様

英多神社のご利益は、五穀豊穣、厄除け、開運招福です。また、縁結びや子宝にもご利益があると言われています。英多神社に祀られている神様は、建御名方命（たけみなかたのみこと）です。建御名方命は、水の神であり、農業の神としても知られています。

• 五穀豊穣
• 厄除け
• 開運招福
• 縁結び
• 子宝

由緒と歴史

英多神社の創建は、不詳ですが、平安時代の延喜式内社に記載されていることから、1000年以上前に創建されたと推定されています。英多神社は、古くから上州（群馬県）との峠道にあり、兵火に遭ったこともありますが、その都度再建されてきました。また、武田信玄が太刀を奉納したという記録も残っています。

• 平安時代の延喜式内社に記載
• 兵火に遭い、その都度再建
• 武田信玄が太刀を奉納

訪問者のためのヒントと注意点

英多神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭期間中は、大変混雑しますので、時間に余裕を持って参拝してください。
• お舟様の巡行は、9月下旬に行われます。お舟様の巡行を見学したい方は、事前に日程を確認してください。
• 英多神社には、駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣のコインパーキングを利用してください。

駐車場情報

英多神社には、駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣のコインパーキングを利用してください。

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