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西尾のバカちょうちん!2025年三河一色大提灯まつり

08月

西尾のバカちょうちん!2025年三河一色大提灯まつり

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イベントの概要

愛知県西尾市一色町にある三河一色諏訪神社で、毎年8月に行われる「三河一色大提灯まつり」。2025年も、圧巻のスケールで繰り広げられるこの伝統行事は、見逃せません!

その起源は永禄年間(1558~1569年)にまで遡り、長野県の諏訪大社から御分霊を勧請したことに始まります。当時、海魔の被害に苦しんだ村人たちは、魔鎮の剣を神前に供え、大かがり火を焚いて祈願したところ、海魔は退散。このかがり火が、のちに大提灯へと姿を変え、現在まで続く伝統行事へと発展しました。

約100年間続いたかがり火の伝統は、寛文年間(1661~1672年)頃に提灯へと移行。その後、江戸時代中期には竹ざおが丸太柱に、提灯も大型化し、屋根形の覆いが付けられるなど、時代とともに進化を遂げてきました。現在の大提灯は、高さ約5.91m~10m、直径約3.64m~5.60mにも及ぶ巨大なもの。最大で長さ約1.2m、重さ約80kgもの大ろうそくを使用するその迫力には、圧倒されること間違いなしです。

まつりの見どころは、なんといっても20m近い大柱を立てる「柱立て」、そして氏子たちによる「屋根形覆揚げ」と「大提灯揚げ」です。昭和49年までは人力で行われていた柱立ては、現在では機械化されていますが、その壮大な作業は必見です。そして、午後7時に行われる「献燈祭(火入れ式)」では、境内は人々であふれかえり、まつりのピークを迎えます。ろうそくの火は土曜日の夜のみ焚かれ、翌日の午後5時「あげ神楽」を合図に降納され、お祭りは幕を閉じます。

大提灯を支える地下の仕組み「地輪」や、神が降りる目印とされる大のぼり、そして明治の中ごろには「一色のバカちょうちん、一度見ぬもバカ、二度見るもバカ」とまで言われた、その巨大な提灯のスケール感も、このまつりの魅力です。当日には、諏訪神社の鳥居をくぐった左手に案内所が設けられ、ガイドも実施されますので、ぜひお気軽にお尋ねください。

2025年の三河一色大提灯まつりは、8月23日(土)・24日(日)に開催予定です。(雨天順延) 西尾市へのアクセスは、名鉄西尾駅または碧南駅から名鉄東部交通バス、もしくはふれんどバスをご利用ください。 忘れられない夏の思い出を、西尾で作りませんか?

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基本情報

  • 開催日: 2025年8月23日(土)、24日(日)
  • 開催時間:
    • 8月23日(土): 柱立て、大提灯揚げなど終日開催。献燈祭(火入れ式)は午後7時頃。
    • 8月24日(日): 例祭、神楽奉納、提灯降納など終日開催。

    ※具体的な時間は神社の公式ホームページ等でご確認ください。

  • 住所・開催場所: 愛知県西尾市一色町一色宮添129番地 三河一色諏訪神社
  • アクセス:
    • 名鉄西尾駅から名鉄東部交通バス「一色大宝橋」下車徒歩5分
    • 名鉄碧南駅・吉良吉田駅からふれんどバス「大宝橋」下車徒歩5分
    • 詳しい時刻表・料金表は、名鉄東部交通のホームページ、西尾市のホームページをご確認ください。
  • 雨天時の開催: 雨天順延。詳細は三河一色諏訪神社公式ホームページ・インスタグラムでご確認ください。
  • 公式ホームページ: www.katch.ne.jp/~suwa-jinja/

主なイベント

三河一色大提灯まつりは、巨大な提灯と伝統的な神事が織りなす、迫力満点の夏の祭典です。約100年続いたかがり火から始まったこの祭りは、現在では全長6~10メートルにも及ぶ巨大な提灯が夜空を彩り、多くの見物客を魅了しています。 2日間を通して様々なイベントが開催され、夏の夜を熱狂と感動で満たします。

柱立て

まつりの始まりを告げる重要な儀式です。高さ約20メートルにも及ぶ大柱を、各組3本ずつ立てる作業は、かつては人力で行われていた壮大な光景でした。現在では機械化されていますが、その迫力と伝統の重みを感じさせる、見応えのあるイベントです。 大提灯と屋根を支えるこの大柱の建立は、まつりの成功を祈念する重要な工程であり、多くの氏子たちが参加して行われます。

屋根形覆揚げ

大柱が立てられた後、大提灯と大柱を覆う屋根形の骨組みを組み上げ、障子をはめ込みます。その後、氏子たち数十名による人力(かつてはカグラサンを使用)で、巨大な屋根形覆を引き上げる作業が行われます。合図の拍子木の音とともに、氏子たちの息の合った動きは、まさに圧巻の一言。伝統と技が融合した、見事な光景を目の当たりにすることができます。

大提灯揚げ

まつりのクライマックスと言えるのが、この大提灯揚げです。各組2張ずつ、カグラサン(万力)を使って、巨大な大提灯をゆっくりと引き上げます。午前8時頃から始まり、午前11時頃には全12張の大提灯が掲揚され、夜空に浮かび上がるその姿は、まさに圧巻。 その大きさと美しさは、見る者を圧倒し、忘れられない感動を与えてくれます。

神楽

午後3時と8時の2回、三河一色諏訪神社の神楽殿で奉納される神楽は、小学3年生から6年生の女子児童6名によって奉納されます。神子(巫女)たちが奏でる神楽の舞は、神聖な雰囲気を醸し出し、まつりに厳かな彩りを添えます。 伝統を守り続ける神楽の舞は、このまつりの重要な文化的要素の一つです。

献燈祭(火入れ式)

午後7時より行われる献燈祭(火入れ式)は、まつりのハイライトです。各組の代表がお祓いを受け、御神火を大ろうそくにうつし、大提灯の下で献灯されます。 午後8時頃には全ての提灯にろうそくが灯され、境内は幻想的な雰囲気に包まれます。 この瞬間、境内は人々で溢れかえり、まつりのピークを迎えます。 ろうそくの灯りが夜空に浮かび上がる大提灯を照らし出し、忘れられない光景を作り出します。

その他

  • 大のぼりの掲揚:神が降りてくる目印とされる大のぼりは、現在老朽化のため修繕検討中。
  • 案内所:諏訪神社鳥居左手に設置。三河一色大提灯ガイドの会によるガイドや、地元小学生による案内も。

アクセス方法

三河一色諏訪神社へのアクセスは、公共交通機関が便利です。

  • 名鉄西尾駅から: 名鉄東部交通バス「一色大宝橋」行きに乗車し、「一色大宝橋」バス停下車後、徒歩約5分。
  • 名鉄碧南駅・吉良吉田駅から: ふれんどバス「大宝橋」行きに乗車し、「大宝橋」バス停下車後、徒歩約5分。
  • 時刻表・料金表: 名鉄東部交通のホームページ、西尾市のホームページをご確認ください。

駐車場情報

神社周辺の駐車場情報については、公式ホームページ等でご確認ください。

その他の情報

夏のイベントですので、熱中症対策は必須です。水分補給をこまめに行い、帽子や日焼け止めクリームなどを忘れずにお持ちください。また、歩きやすい靴を履いていくことをお勧めします。 夜間は気温が下がる可能性もありますので、羽織るものがあると安心です。 小さなお子さん連れの方は、お子さんの安全にも十分配慮してご参加ください。

公式情報

三河一色諏訪神社公式ホームページ: www.katch.ne.jp/~suwa-jinja/