粟津神社山王祭2025:勇壮な神輿と華麗な花渡り!
イベントの概要
滋賀県大津市粟津神社の例祭、「山王祭」が2025年度も開催されます! 日吉大社で最も重要な祭事として知られる山王祭は、4月12日(土)から14日(月)にかけて、様々な神事が行われます。最大のハイライトは、3月上旬に奥宮に上げられた神輿が、松明の火を頼りに急坂を下る「午の神事」。大山咋神と妃神・鴨玉依姫神の結婚を再現する勇壮な儀式は、見る者を圧倒します。翌13日(日)には、甲冑を着た子どもたちが花を供える華やかな「花渡り式」が、生源寺から宵宮場まで行われます。そして、13日(日)夜には、神輿が激しく揺さぶられる「宵宮落とし神事」で、大山咋神と鴨玉依姫神による出産、御子神誕生の儀式が再現されます。 最終日14日(月)の例祭では、7基の山王神輿の前で厳粛な神事が執り行われ、天台宗総本山比叡山延暦寺より天台座主が参拝されます。さらに、14日(月)午後には、7基の神輿が神社を出て町内を巡り、琵琶湖上を渡御する「神輿渡御」が行われ、壮大な歴史絵巻が繰り広げられます。 山王祭は、動画やパンフレットでも紹介されており、協賛者一覧も公開されています。 古くからの伝統と神々の神秘を感じられる山王祭に、ぜひご参加ください!(※当日は近辺で車輌通行規制が行われます。必ず公共交通機関でお越し下さい。)
基本情報
- 開催日:2025年4月12日(土)~14日(月)
- 開催時間:
- 午の神事:4月12日(土)18:30~(読み上げ式:生源寺にて)、20:30~(奥宮出発)、21:00~(神輿が麓に到着)、21:20~(神事:東本宮にて)
- 花渡り式:4月13日(日)13:00~(生源寺~宵宮場まで)
- 宵宮落とし神事:4月13日(日)18:30~(読み上げ式:生源寺にて)、19:00~(神輿振り:宵宮場)、20:30~(儀式:委員長祭文)、21:00~(西本宮に到着)
- 例祭:4月14日(月)10:00~(西本宮)
- 神輿渡御:4月14日(月)14:30~(西本宮から琵琶湖上)
- 住所・開催場所:滋賀県大津市粟津神社(各神事の開催場所は上記時間欄に記載)
主なイベント
粟津神社山王祭は、古くから伝わる伝統的な神事で、勇壮な神輿渡御や華麗な儀式、そして地域住民の深い信仰が感じられる、見どころ満載の祭です。 4日間に渡り行われる様々な神事を通して、神々と人々の繋がり、そして地域の歴史と文化を体感できます。
午の神事
山王祭のクライマックスともいえる神事。3月上旬に奥宮に上げられた神輿に神様がお遷りになり、山麓の東本宮へお渡り頂く神事です。大山咋神と妃神・鴨玉依姫神の結婚を再現する儀式とも、見合いを済まされたご夫婦の神様の結婚式を再現するとも言われています。暗闇の中、松明の火を頼りに急坂を下る神輿と、駕輿丁(担ぎ手)の勇壮な姿は、見る者を魅了します。駕輿丁の命懸けの担ぎ方は、まさに圧巻です。
- 日時:2025年4月12日(土)18:30~(読み上げ式:生源寺にて)、20:30~(奥宮出発)、21:00~(神輿が麓に到着)、21:20~(神事:東本宮にて)
- 場所:生源寺、奥宮、東本宮
- 見どころ:松明の火による幻想的な雰囲気、急坂を下る神輿の勇壮さ、駕輿丁の迫力ある担ぎ方
花渡り式
山王祭の中でも最も華やかな神事。甲冑を着た5歳前後の子どもたちが、出産を迎える神様にお祝いのお花を供えます。満開の桜並木の中を歩く、可愛らしい子どもたちの姿は、春の訪れを祝うにふさわしい、優雅で心温まる光景です。
- 日時:2025年4月13日(日)13:00~
- 場所:生源寺~宵宮場まで
- 見どころ:甲冑姿の子どもたち、満開の桜並木、優雅で心温まる雰囲気
宵宮落とし神事
大山咋神・鴨玉依姫神による出産、御子神誕生の儀式ともいわれる、勇壮な神事。宵宮場と呼ばれる場所に4基の神輿が並べられ、生源寺にて読み上げ式を済ませた駕輿丁が到着すると、一斉に神輿を揺さぶります。坂本町に響き渡る大きな音は、神様の陣痛を表すとも言われています。4基揃った神輿振りの迫力、そして1メートル以上ある高さから地面に落とされる神輿(御子神誕生の瞬間とされる)は、見逃せないハイライトです。その後、鼠社まで到着を競い、西本宮拝殿へと進みます。
- 日時:2025年4月13日(日)18:30~(読み上げ式:生源寺にて)、19:00~(神輿振り:宵宮場)、20:30~(儀式:委員長祭文)、21:00~(西本宮に到着)
- 場所:生源寺、宵宮場、西本宮
- 見どころ:神輿の激しい揺さぶり、神輿が落とされる瞬間、鼠社までの競走
例祭
日吉大社で最も大切なお祭り。7基の山王神輿の前で厳粛な神事が執り行われます。天台宗総本山比叡山延暦寺より天台座主が参拝され、御神前に五色の奉幣、般若心経の読経が奉納されます。日吉大社と延暦寺の長きに渡る深い縁を感じられる、文化的にも貴重な神事です。
- 日時:2025年4月14日(月)10:00~
- 場所:西本宮
- 見どころ:厳粛な神事、天台座主の参拝、五色の奉幣と読経
神輿渡御
大己貴神が大和の国・大神神社から琵琶湖を渡って比叡山の麓・坂本まで来られた神話を再現する神事。7基の神輿が神社を出て町内を巡り、琵琶湖上へと進みます。琵琶湖上では、粟津御供(あわづのごくと)と呼ばれるお供え物が膳所の5つの神社によりお供えされます。壮大な7基の神輿が琵琶湖を渡る様子は、歴史絵巻のように華やかです。
- 日時:2025年4月14日(月)14:30~
- 場所:西本宮、琵琶湖
- 見どころ:琵琶湖を渡る7基の神輿、粟津御供
アクセス方法
粟津神社へのアクセスは、公共交通機関が便利です。最寄りの駅からのルートをご案内します。
- 電車:JR湖西線「膳所駅」から徒歩約20分
- バス:大津市交通局バスをご利用ください。最寄りのバス停からの徒歩時間については、大津市交通局のウェブサイト等でご確認ください。
車でお越しの際は、近隣に駐車場が少ないため、公共交通機関のご利用を強くお勧めします。当日は近辺で車輌通行規制が行われます。
その他の情報
山王祭への参加にあたって、いくつかご留意いただきたい点があります。
- 服装:動きやすい服装でお越しください。神事によっては、地面に座る場面もありますので、スカートなどではなく、ズボンがおすすめです。
- 持ち物:飲み物、タオルなどをご持参ください。特に午の神事などは夜間に行われますので、防寒対策も必要です。
- 天候:天候に左右されるイベントです。雨天決行の場合もありますが、雨具の持参をおすすめします。最新の情報は、粟津神社または関係機関の発表をご確認ください。
- 交通規制:当日は近辺で車輌通行規制が行われます。必ず公共交通機関でお越しください。