花の窟神社例大祭2025:神と自然が繋がる神秘の祭典!
イベントの概要
三重県熊野市にある花の窟神社では、毎年2月2日(春)と10月2日(秋)に例大祭が開催されます。その中心となるのが、県指定無形民俗文化財にも登録されている「お綱かけ神事」です。高さ45メートルの巨岩を御神体とする花の窟神社では、氏子たちが約170メートルもの大綱を、巨岩の頂上から境内の御神木へと渡す神事が行われます。大綱には、三神を表す三流の幡(みながれのはた)や色とりどりの花々が飾り付けられ、神聖な雰囲気を醸し出します。秋季大祭では、さらに神聖な白石を乗せた花車を引く「お白洲引き」や道中踊りも催され、賑やかで華やかな祭典となります。 神と自然、そして人々が一体となるこの神事は、古来より五穀豊穣を祈願する伝統行事として受け継がれており、見る者を圧倒するスケールと神秘的な雰囲気は必見です。2025年も、多くの参拝者で賑わいを見せることでしょう。 神事への参加や見学は一般にも開放されており、神聖な雰囲気の中で、古の伝統に触れる貴重な体験ができます。 春の例大祭では、寒椿が、秋の例大祭ではケイトウや菊など、季節の花々が大綱を彩ります。 お綱かけ神事以外にも、餅まきなど、様々な催し物が予定されています。 アクセスはJR熊野市駅からバスで約2分、「花の窟」バス停下車です。無料駐車場も完備されています。ただし、イベント当日は混雑が予想されますので、公共交通機関の利用が推奨されます。 詳細なスケジュールや最新情報は、花の窟神社公式ウェブサイトをご確認ください。
基本情報
- 開催日:春:毎年2月2日、秋:毎年10月2日
- 開催時間:春と秋の例大祭ともに、お綱かけ神事の開始時刻は午前10時頃ですが、準備作業などは午前8時頃から始まります。終了時刻は正午頃です。詳細なタイムスケジュールは、当年の公式発表をご確認ください。
- 住所・開催場所:三重県熊野市有馬町 花の窟神社
- 電話番号:0597-89-0100(熊野市観光協会)
- 公式URL:https://hananoiwaya.com/hananoiwaya/iwaya_index.
- アクセス:
- 公共交通機関:JR熊野市駅から新宮駅行きバスで約2分、「花の窟」バス停下車
- 車:熊野市中心部・国道42号線沿い。駐車場あり
- 利用料金:無料
主なイベント
花の窟神社例大祭のハイライトは、なんといっても「お綱かけ神事」です。古来より伝わるこの神事は、神と自然、そして人々が一体となる神秘的な儀式であり、春の種まきと秋の収穫を祈願する重要な行事です。 約170メートルもの大綱を、高さ45メートルの巨岩の頂上から境内の御神木へと渡す様子は、圧巻の一言。 さらに、秋季大祭では、神聖な白石を乗せた花車を引く「お白洲引き」や、地域独特の道中踊りが行われ、祭りの賑やかさを一層盛り上げます。 これらの神事を通して、日本の伝統文化と、自然への畏敬の念を深く感じることができるでしょう。
お綱かけ神事
お綱かけ神事は、花の窟神社例大祭の核心をなす神事です。氏子たちが中心となり、地域で育てられたもち米の稲藁を約800束使用して、7本の縄を束ね、約170メートルもの大綱を製作します。 神事当日には、7人の氏子(上り子)が、巨岩の頂上まで登り、大綱の一端を巨岩に固定します。 その後、参列者も参加して、大綱のもう一方の端を数百メートル離れた七里御浜の海岸まで運び、境内に戻って支柱に固定します。 大綱には、太陽神、月神、地上界の神の三神を表す三流の幡(みながれのはた)や、季節の花々が飾り付けられ、神聖な雰囲気を醸し出します。 この神事を通して、神と人、そして自然が一体となる、特別な体験をすることができます。 「7」という数字は、この神事において重要な意味を持ち、7本の縄は7つの自然神を表し、7人の上り子が御神体の頂上に登ります。 お綱に触れることで、神様と繋がるという信仰もあります。
- 内容:約170メートルの綱を巨岩の頂上から境内の御神木に渡す神事
- 時期:春(2月2日)、秋(10月2日)の例大祭
- 見どころ:大綱の製作、上り子による巨岩への綱の固定、参列者による綱の運搬、三流の幡と花々の装飾
お白洲引き(秋季大祭のみ)
秋季大祭において行われる「お白洲引き」は、神聖な白石を乗せた花車を氏子たちが引く神事です。 花車は美しく装飾され、地域独特の雰囲気を醸し出します。 この神事は、豊作や地域の繁栄を祈願する意味合いを持っています。 花車のパレードは、地域住民や観光客にとって、華やかで楽しい見どころとなります。
- 内容:神聖な白石を乗せた花車を引く神事
- 時期:秋季大祭(10月2日)のみ
- 見どころ:美しく装飾された花車、地域住民による花車の運搬
道中踊り(秋季大祭のみ)
秋季大祭では、「お白洲引き」と合わせて、地域独特の道中踊りが行われます。 地元の踊り手たちが、伝統的な衣装を身につけ、力強く、そして優雅な踊りを披露します。 この踊りは、神事の賑やかさを演出するだけでなく、地域の伝統文化を伝える重要な役割も担っています。 音楽と踊りの調和は、見る者の心を魅了します。
- 内容:地域独特の伝統的な踊りの奉納
- 時期:秋季大祭(10月2日)のみ
- 見どころ:伝統衣装、力強く優雅な踊り、音楽との調和
価格・チケット情報
花の窟神社例大祭への参加は無料です。チケットの購入は必要ありません。
アクセス方法
花の窟神社へのアクセス方法は以下の通りです。
- 公共交通機関:JR熊野市駅から新宮駅行きバスで約2分、「花の窟」バス停下車。
- 車:熊野市中心部・国道42号線沿い。
駐車場情報
- 花の窟神社に駐車場があります。
その他の情報
イベント参加にあたっての注意事項です。
- 服装:動きやすい服装でお越しください。神聖な場所ですので、露出の多い服装は避けた方が良いでしょう。
- 持ち物:飲み物、タオルなど、各自必要なものをご持参ください。日差しが強い場合もありますので、帽子や日焼け止めもご用意ください。
- 天候:天候に左右されるイベントです。雨天決行の場合もありますが、事前に公式ウェブサイトで最新情報をご確認ください。雨具の持参も検討しましょう。
公式情報
花の窟神社に関する公式情報は下記をご確認ください。
- 公式ウェブサイト:https://hananoiwaya.com/hananoiwaya/iwaya_index.
- 問い合わせ先:0597-89-0100(熊野市観光協会)