富山 新治神社 たいまつ祭り 2025|勇壮な秋の火祭り体験
イベントの概要
2025年10月26日・27日に、富山県黒部市の新治神社で「たいまつ祭り」が開催されます。約400本の松明に火が灯され、燃え盛るたいまつの中を神輿が「オタッチョー」の勇ましい掛け声とともに駆け抜ける、迫力満点の秋の祭礼です。この祭りは1454年、暴風の夜に遭難しかけた漁師が一筋のご神火を頼りに難を逃れた故事に由来し、ご神徳に感謝し安全祈願として伝承されています。境内一帯がたいまつの炎で照らされる幻想的な雰囲気は見逃せません。アクセスは、あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩約20分、車なら北陸自動車道黒部ICから約8km。無料の駐車場は黒部市コミュニティセンターをご利用ください。ぜひ勇壮な火祭りの歴史と迫力を体感してください。
基本情報
- 開催日: 2025年10月26日(土)・27日(日)
- 開催時間: 午後10時から深夜0時まで(たいまつ祭りの主な行事時間)
- 住所・開催場所: 富山県黒部市生地宮川町 新治神社
- アクセス: あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩約20分、北陸自動車道黒部ICから車で約15分
- 駐車場: 黒部市コミュニティセンター駐車場(無料)利用可能
- 問い合わせ先: 黒部市コミュニティセンター TEL 0765-57-1011
- 備考: 荒天時は順延となる場合があります。開催情報の最新確認を推奨。
主なイベント
新治神社「たいまつ祭り」は、毎年10月26日・27日に開催される秋季大祭で、約400本の松明(たいまつ)に火を灯し、豪快かつ勇壮な儀式が繰り広げられます。祭りのクライマックスは深夜に行われる神輿による火渡りで、多くの参拝者が神輿が火の中を駆け抜ける勇ましい様子に魅了されます。新治神社のご神徳に感謝し、漁師たちの安全と豊漁を祈願する伝統ある行事で、地域住民だけでなく観光客もその迫力を体験できます。
たいまつ点火と火祭りの巡行
祭りの初めには、午後8時頃から新治神社の鳥居前で約400本の松明に点火され、神聖な炎が境内を照らします。灯されたたいまつは町内を巡行し、恵比寿様と大黒様が載った屋形、そして各町内のミニ屋形がそれに続きます。笛や太鼓の祭囃子が鳴り響く中、炎の道を神輿と共に勇壮かつ華やかなパレードが繰り広げられます。このたいまつの火は、ご神火とされ、神社のご神徳を象徴しています。
神輿の火渡りと厄払い
祭りの最大の見どころは、夜10時から深夜0時過ぎにかけて行われる神輿の火渡りです。厄年の若者たちが「オタッチョー」の掛け声と共に神輿を担ぎ、燃え盛るたいまつの中を一気に駆け抜けます。この神輿の火渡りは、火の中を通ることで厄払いと安全祈願をする古くからの伝統行事で、地域の人々にとって重要な願掛けの儀式となっています。観客もその力強い光景と熱気に感動を覚えます。
祭りの由来と歴史
たいまつ祭りは、享徳3年(1454年)のある晩、突然の暴風に遭遇し遭難しかけた漁師が新治神社方向に見えた一筋の霊火に導かれて無事生還したことに始まります。その霊火を神聖視し、感謝と安全祈願のために松明を燃やす祭礼として今に伝わっています。歴史的には新治神社が天智天皇の代に創建され、古くから地域の安全を守る神社として信仰されてきたことも相まって、祭りは伝統と地域の誇りを感じさせるものです。
- 約400本の松明に火を灯すたいまつ点火
- 恵比寿・大黒の屋形と町内のミニ屋形の巡行
- 笛や太鼓の祭囃子に包まれた勇壮な巡行
- 夜深くに厄年の若者が担ぐ神輿の火渡り
- 祭りの由来は1454年の海難事故からのご神火伝説
- 地元住民と観光客が一体となる伝統的な安全祈願祭
アクセス方法
新治神社「たいまつ祭り」の会場へは公共交通機関および車でのアクセスが可能です。あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩約20分と便利な距離にあり、公共交通を利用して訪れることができます。車の場合は北陸自動車道黒部ICから約15分の場所にありますので、周辺道路の混雑を考慮しつつ移動計画を立てると良いでしょう。周辺は歴史ある町並みも楽しめますので、散策しながら向かうのもおすすめです。
- あいの風とやま鉄道生地駅から徒歩約20分
- 北陸自動車道黒部ICから車で約15分
駐車場情報
- 黒部市コミュニティセンター駐車場(無料)を利用可能
- 付近の公共施設にも約700台分の駐車場があり、混雑時はこちらも利用可能
その他の情報
たいまつ祭りは夜間の開催で約400本もの松明に火が灯されるため、肌寒いこともあります。参加される際は暖かい服装でお越しください。また、祭りの火の粉が舞う場面もあるため、火の取り扱いや安全面に十分注意してください。屋外でのイベントなので荒天の場合は順延の可能性があります。最新の開催情報は事前に確認することをおすすめします。