山科義士まつり 2025年版―赤穂義士が彩る年末の京都行列
イベントの概要
京都の年末の風物詩として親しまれている「山科義士まつり」が、2025年12月14日(日)に開催されます。討ち入り装束に身を包んだ地域住民による義士隊四十七士の行列が毘沙門堂から大石神社まで練り歩き、赤穂義士の歴史を今に伝えます。行列の途中には東部文化会館にて、「刃傷松の廊下」や「連判状改め」「討ち入り」といった歴史的なシーンを再現した迫力あるパフォーマンスが披露され、幼稚園児や女性陣による大石音頭や元禄花見踊りも華を添えます。行列の沿道では勇ましい「エイ、エイ、オー」の勝どきが響き、観覧者に感動を与えます。また、当日撮影された写真を対象に「山科義士まつり写真コンクール」が開催され、入賞作品は地域内各所で展示されるほか、来年度のポスターやチラシにも使用されます。歴史的背景としては、赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助が江戸から山科に隠棲した史実に因むもので、地域住民と企業、行政が一体となって地域コミュニティの結束と活性化を目指し1974年より続けられている伝統行事です。身近な歴史と地域の絆を実感できる魅力あふれる祭りとなっています。
基本情報
- 開催日: 2025年12月14日(日)
- 開催時間: 午前10時から午後3時まで
- 場所: 毘沙門堂から岩屋寺を経て大石神社まで(京都府京都市山科区内)
- 住所(出発地): 京都市山科区安朱稲荷山町18(毘沙門堂)
- アクセス(出発地): JR・地下鉄東西線・京阪大津線 山科駅下車 徒歩約20分
- アクセス(到着地): 大石神社バス停下車 徒歩約3分(京都醍醐寺ラインほか路線バス)
- 主催: 山科義士まつり実行委員会、山科区自治連合会、山科区地域女性連合会、(一社)山科経済同友会
- 共催: おこしやす〝やましな〞協議会
- 後援: 京都新聞、(公社)京都市観光協会
- 協力: 東映京都撮影所、東部文化会館、京阪電気鉄道(株)、山科警察署、山科消防署、山科区役所
- 問い合わせ先: 山科義士まつり実行委員会(山科区役所地域力推進室まちづくり推進担当) TEL: 075-592-3088
- 公式サイト: http://www.gishimatsuri.com/index.
主なイベント
山科義士まつりの主なイベントは、赤穂義士四十七士を模した区民の皆様による義士行列と歴史的なパフォーマンスの披露にあります。討ち入り装束に身を固めた義士隊の行列は、毘沙門堂から大石神社まで約5kmを練り歩き、途中でさまざまな催しが繰り広げられます。沿道では市民や観客が応援の声を送り、義士たちの勇壮な勝どきが響き渡ります。また、東部文化会館では「刃傷松の廊下」「切腹」「連判状改め」「討ち入り」など赤穂事件の重要な場面が再現され、義士行列の魅力をより深く体感できる仕掛けとなっています。祭りの魅力は歴史への敬意を払うだけでなく、地域の連帯感を育む点にもあります。
義士行列
義士行列は山科義士まつりのハイライトで、討ち入りをイメージした装束を身にまとった四十七士が毘沙門堂を出発して大石神社まで行進します。出発式は10時に毘沙門堂本堂前で行われ、全員が揃っての出陣の儀式の後、沿道の市民や観客の前で力強い「エイ、エイ、オー」という勝どきをあげながら堂々と行進します。途中、子ども義士隊と合流したり、休憩先の東部文化会館での演劇パフォーマンスに向けて準備を行ったりと、見どころが豊富です。午後には大石神社に到着し、祭りの締めくくりとして全参加者での記念撮影が行われます。
- 毘沙門堂での出発式(10時)
- 毘沙門堂通および外環状線での沿道応援
- 子ども義士隊との合流(ラクトB棟付近)
- 東部文化会館への進行と休憩
- 大石神社での到着式と記念撮影(14:30~15:00)
東部文化会館での歴史劇パフォーマンス
東部文化会館では、東映太秦映画村の協力を得て、忠臣蔵で有名な赤穂義士討ち入りにまつわる芝居が行われます。主な演目には「刃傷松の廊下」「切腹」「連判状改め」「討ち入り」などがあり、迫力ある演技で赤穂義士の歴史と心意気を再現します。また、幼稚園児による子ども義士隊の演技や女性陣の「大石音頭」「元禄花見踊り」も披露され、祭りを華やかに彩ります。パフォーマンスの間は観客も歴史の深みを体感しつつ、地域の伝統文化を楽しむことができます。
- 芝居の演目:刃傷松の廊下、切腹、連判状改め、討ち入り
- 子ども義士隊による演技
- 女性による大石音頭および元禄花見踊りの披露
- パフォーマンス時間:午前11時45分から午後12時30分頃まで
山科義士まつり写真コンクール
祭り当日に撮影された写真を対象にした「山科義士まつり写真コンクール」も開催され、参加者の勇壮な姿や沿道の熱気あふれる場面を捉えた作品を募集しています。入賞作品には義士まつり実行委員会会長賞や山科区長賞、大石神社賞、京都新聞賞など多くの賞が用意されており、入賞作品は地域内の複数会場で巡回展示されるほか、祭りの広報素材としても活用されます。撮影は禁止されている場所(東部文化会館のホール内)を除き、誰でも参加可能です。地域の魅力を写真で発信し、さらに祭りを盛り上げる重要な役割を果たしています。
- 応募期間:2024年12月15日~2025年1月10日
- 応募条件:祭り当日の写真(東部文化会館ホール内は撮影禁止)
- 入賞作品は地域内巡回展示およびポスターやチラシに使用
- 賞:実行委員会会長賞、山科区長賞、大石神社賞、京都新聞賞ほか
価格・チケット情報
山科義士まつりは地域の伝統行事として開催されており、参加費用や入場チケットは一切不要で無料で楽しめます。どなたでも自由に沿道から行列やパフォーマンスを鑑賞でき、地域コミュニティの連帯を深める目的で開催されています。写真コンクールへの参加や特定の催しに関しても参加費はありませんので、気軽に足を運んでいただけます。
アクセス方法
山科義士まつりの出発地は毘沙門堂で、到着地は大石神社です。アクセスには公共交通機関の利用が便利で、山科駅から徒歩やバスでのアクセスが可能です。特に京都の主要駅や各地からの路線バスを利用することで、便利に会場まで移動できます。
- 毘沙門堂へは、JR・地下鉄東西線・京阪大津線の山科駅下車後、徒歩約20分
- 大石神社へは、大石神社バス停下車徒歩約3分。京都醍醐寺ラインほか複数の路線バスが停車するため各方面からアクセス可能
駐車場情報
- 山科義士まつりの公式な駐車場情報は提供されていません。公共交通機関の利用が推奨されています。
- 山科駅周辺には一般の有料駐車場がありますが、当日は混雑が予想されるため早めの利用が望ましいです。
その他の情報
当日は12月の寒い時期に開催されるため、防寒対策として暖かい服装での参加がおすすめです。小雨決行のため、雨具の準備もご検討ください。会場周辺は歩行距離も長く、沿道観覧となるため履き慣れた歩きやすい靴が望ましいでしょう。また、東部文化会館のホール内は撮影禁止となっているのでご注意ください。
公式情報
- 公式サイト: http://www.gishimatsuri.com/index.
- 問い合わせ先: 山科義士まつり実行委員会(山科区役所地域力推進室まちづくり推進担当) 電話:075-592-3088



