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朝倉市おしろい祭り 2025 – 新米の粉で占う伝統の奇祭

12月

朝倉市おしろい祭り 2025 – 新米の粉で占う伝統の奇祭

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イベントの概要

おしろい祭りは、福岡県朝倉市の大山祇神社で約300年続く奇祭で、その年に収穫した新米の粉を水で溶かし顔に塗る独特な伝統行事です。この祭りでは、顔に塗られたおしろいの付き具合で来年の豊作を占い、五穀豊穣と氏子の繁栄を神に祈願します。祭りは午後2時から宮座が始まり、神主のお払いと祝詞の奏上を経て、午後3時からおしろい塗りが行われます。また、顔に塗ったおしろいは帰宅まで洗い落とさず、火事防止や無病息災の願いが込められ、牛馬の飼料に混ぜて使用される風習もあります。自然豊かな山の中腹に位置する大山祇神社は、普段は静かな場所ですが、祭り当日は多くの人で賑わいます。問い合わせは道の駅「原鶴」インフォメーションセンター(電話:0946-62-0730)へ。見学者には日本でも珍しいこの伝統的な風習を体験できる貴重な機会です。

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基本情報

  • 開催日: 2025年12月2日(火)
  • 開催時間: お祭り 14時~、おしろいぬり 15時~
  • 場所: 大山祇神社
  • 住所: 福岡県朝倉市杷木大山527番
  • 交通アクセス: 久大本線「筑後大石駅」からタクシーで約15分
  • 駐車場: なし
  • 問い合わせ先: 道の駅「原鶴」インフォメーションセンター 電話番号 0946-62-0730

主なイベント

おしろい祭りは福岡県朝倉市にある大山祇神社で開催される、全国でも類を見ない伝統的な奇祭です。収穫したばかりの新米の粉を水で溶いて作った「おしろい」を顔に塗り、その付き具合によって翌年の豊作を占う独特の風習が行われます。祭りは昼下がりの午後2時から始まり、宮司によるお払いと祝詞の奏上、氏子全員での膳の儀式を経た後に、おしろいを顔に塗る儀式が行われます。参加者は顔に塗ったおしろいを帰宅まで落とさず、火に入れてはいけないという神聖なルールがあり、無病息災と繁栄を願う重要な意味が込められています。

宮座の開始と祝詞奏上

祭りの始まりは午後2時頃に宮座が始まります。宮司によるお祓いが丁寧に行われ、神聖な祝詞が奏上されます。これは氏子たちの繁栄と、新穀の豊作を神様に感謝し祈願する儀式であり、祭りの厳かな雰囲気を作り上げます。氏子全員が拝殿に集い、宮座の膳につきながらこの神聖な時間を共有します。

おしろい塗りの儀式

午後3時から始まるおしろい塗りは祭りの最大の見どころです。新米(初穂)を粉に挽き、水で溶いて作られたおしろいを大きな鉢に用意し、座元の方々が宮司の顔から順に氏子の顔へと塗り広げていきます。この風習は、来年の五穀豊穣を占う大切な儀式であり、顔に塗られたおしろいが乾く具合で豊作や無病息災が占われます。おしろいは帰宅まで落とすことが厳禁となっており、特に火に入れると火事になるという言い伝えがあり、神聖さを維持しています。

伝統的な五穀豊穣祈願

この祭りは単なる祝い事ではなく、農作物の豊作と氏子の繁栄を祈願する深い宗教的背景を持ちます。おしろい祭りが行われる大山祇神社は山の中腹、自然に囲まれた静かな場所にあり、日常とは異なる神秘的な空間で行われます。祭りを通じて地域の人々は結束を深め、次の年の実り豊かな農業を願う大切な機会となっています。

  • 祭り開始: 午後2時頃 宮司のお払いと祝詞奏上
  • 膳の儀式: 氏子全員が拝殿で宮座の膳につく
  • おしろい塗り: 午後3時から始まり、宮司から氏子へ順に顔におしろいを塗る
  • おしろいの扱い: 帰宅まで洗い落とさず、火に入れてはいけない伝統的なルール
  • 祈願内容: 五穀豊穣と無病息災、氏子の繁栄など

価格・チケット情報

おしろい祭りは入場無料の伝統行事であり、参加に際して特別なチケットや参加費用は必要ありません。地域の氏子や見物客は自由に祭りの雰囲気を楽しむことができます。祭りの運営に関する詳しい問い合わせは、道の駅「原鶴」インフォメーションセンターにて受け付けていますので、事前に確認されることをおすすめします。

アクセス方法

おしろい祭りの会場である大山祇神社へは、公共交通機関及び車どちらでもアクセスが可能です。最寄りの鉄道駅からはタクシーが便利で、福岡県朝倉市の自然豊かな山の中腹に位置しています。祭り当日は多くの見物客が訪れるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

  • 電車:JR久大本線「筑後大石駅」からタクシーで約15分
  • 車:福岡県朝倉市杷木大山の大山祇神社を目指してください

駐車場情報

  • 大山祇神社周辺に公式駐車場はありません
  • 公共交通機関の利用が推奨されています
  • 近隣の駐車場利用や道の駅「原鶴」付近の駐車施設の利用を検討ください

その他の情報

祭りは12月の寒い時期に開催されるため、暖かい服装でお越しになることをおすすめします。顔に塗るおしろいは新米の粉と水で作られており、顔を洗ったり落としたりしてはいけないため、汚れてもよい服装やタオルの用意があると安心です。また、山の中腹にある会場のため、足元の安全にも十分ご注意ください。急な天候の変化も予想されるため、防寒・雨具などの準備もお忘れなく安全に配慮して参加してください。