笠間の奇祭 悪態まつり 2025年|無病息災を願う天狗の悪態祭り
イベントの概要
悪態まつりは、茨城県笠間市で毎年旧暦11月14日に開催される日本の奇祭のひとつです。この祭りは、愛宕神社の総代らによって催行され、白装束で13人の天狗に扮した参拝者が16ヶ所の祠を巡りながらお供え物を捧げます。参拝者同士は「ばかやろう!」などの罵声を浴びせ合い、そのお供え物を奪い合うという珍しい光景が繰り広げられます。お供え物を持ち帰ることで「無病息災」「家内安全」「五穀豊穣」のご利益があるとされ、多くの人々が一斉に奪い合う様子は祭りの最大の見どころです。江戸時代中期に始まったこの祭りは、領主が住民の不満を聞き出すためや疫病退散を願う「悪退祭り」としての説もあり、長い歴史を持つ伝統的な祭礼です。2025年の開催日は12月21日、13時30分より飯綱神社での祈祷、15時30分から愛宕神社での餅・菓子まきが行われ、参加者は独特の雰囲気と熱気に包まれた現場で縁起を担ぎます。現地へはJR常磐線岩間駅から車で約10分、車では北関東自動車道友部ICから約13分の好アクセス。無料駐車場も複数整備されており、初めての方でも安心して参加できます。悪態まつりは通常の日常生活で許されない悪口を言い合うことで心の鬱憤を晴らし、新たな一年を清々しい気持ちで迎えるための珍しい祭礼として、観光客や地元の人々に親しまれています。
基本情報
- 開催日: 2025年12月21日(日)
- 開催時間: 13:30 飯綱神社にてご祈祷開始、13:50 神社出発、15:30 愛宕神社にて餅・菓子まき
- 開催場所: 愛宕神社・飯綱神社
- 住所: 茨城県笠間市泉102
主なイベント
悪態まつりは、江戸時代から続く独特な風習を持ち、天狗に扮した13人が16か所の祠を巡りお供え物を捧げる神事を中心に展開します。参拝者同士がお互いに悪態をつきながら供え物を奪い合うというユニークな光景が特徴で、無病息災や家内安全、五穀豊穣を願う祈りと娯楽が融合した祭りとなっています。参加者は神聖な儀式を楽しみつつ、日頃の鬱憤を晴らす場を得ることができます。
祈祷と巡拝礼
祭りの始まりは午後1時30分に飯綱神社での御祈祷です。神職による正式な祈祷の後、13人の天狗姿の総代たちが16ヶ所の祠を巡拝し、お供え物を供えながら無言で回ります。この巡拝礼は約1時間半にわたり、参拝者も同行しながら神々に敬意を表し、祈願を行います。
お供え物の争奪戦
巡拝の間、参拝者同士が「ばかやろう!」などの悪態をつき合いながら、お供え物を奪い合うのが祭りのハイライトです。このお供え物は主に小さなお餅や5円玉、焼き物の皿といったものですが、ご利益を授かる重要な神聖品とされています。争奪戦は会場の雰囲気を一気に盛り上げ、参加者の熱気が境内に満ちます。
餅・菓子まき
祭りの締めくくりは愛宕神社で行われる餅・菓子まきです。参拝者が集い、神聖な気配の中でお餅やお菓子が撒かれ、地域の親しい交流の場となります。これは、新たな無病息災と幸福を分かち合う意味が込められており、多くの人が笑顔での参加を楽しみます。
- 13:30 飯綱神社での御祈祷
- 13:50 神社出発、16ヶ所の祠を巡拝
- 参拝者同士のお供え物争奪戦
- 15:30 愛宕神社で餅・菓子まき
アクセス方法
悪態まつりの会場は茨城県笠間市泉地区の愛宕神社および飯綱神社で開催されます。公共交通機関を利用する場合は、JR常磐線の岩間駅から車で約10分ほどの距離にあります。車でのアクセスも便利で、北関東自動車道の友部ICから約13分、笠間西ICから約22分、常磐自動車道の岩間ICから約13分です。初めての参加でも問題なくアクセスできる好立地となっています。
- JR常磐線岩間駅より車で約10分(約4km)
- 北関東自動車道友部ICより車で約13分(約9km)
- 北関東自動車道笠間西ICより車で約22分(約33km)
- 常磐自動車道岩間ICより車で約13分(約8km)
駐車場情報
- 乗越峠 無料駐車場(あたご天狗の森)
- あたご天狗の森駐車場
- あたご天狗の森東駐車場
- 愛宕神社参拝者専用駐車場



