2025年 富山・有礒正八幡宮 ふいご祭り – 火と鋳物の安全祈願祭典
イベントの概要
2025年11月8日、高岡市の有礒正八幡宮にて「ふいご祭り」が開催されます。この祭りは、鋳物業や鍛冶屋といった火を扱う職業の関係者が、鞴（ふいご）や炉、ボイラーの安全を祈願し、事業の繁栄や職場の安泰を願う伝統的な例祭です。祭典では、昔ながらの火起こしや鋳造の儀式が執り行われ、小学生も参加する体験イベントが行われます。祭典終了後には、参拝者にミカンと餅が無料配布され、地域の人々との交流も深まります。歴史ある神社の境内で繰り広げられるこの祭りは、高岡銅器や鋳物文化に根ざした貴重な行事として地元のみならず多くの訪問者に親しまれています。
基本情報
- 開催日: 2025年11月8日
- 開催時間: 午前10時開始
- 住所・開催場所等: 富山県高岡市横田町3丁目1-1 有礒正八幡宮境内
- 電話番号（参考）: 0766-20-1301（高岡市観光交流課）
- アクセス: あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩約15分、能越自動車道高岡ICから車で約10分
主なイベント
有礒正八幡宮の「ふいご祭り」は、火を扱う鋳物業や鍛冶屋の安全祈願と事業繁栄を願う伝統的な祭典で、毎年11月8日に開催されます。祭りの最大の見どころは、鋳造式の実演であり、鋳物師たちが炎の中で青銅を溶かし、特注の鋳型に流し込む様子が神社境内で行われます。また、昔ながらの火起こしの技術を披露し、地域の子どもたちも体験参加するなど、世代を超えた交流の場となっています。祭りの最後にはミカンと餅の無料配布があり、多くの参拝者が訪れ賑わいをみせます。
鋳造式
ふいご祭りの中心行事である鋳造式では、神聖な炉で1500℃の高温に熱された青銅が溶かされます。鋳物師が緑色の炎を放つ中、溶けた金属を型に流し込む過程が披露され、その技術と迫力は見応えがあります。鋳造の実演は神事としてだけでなく、伝統工芸としての価値も高く、多くの観客を魅了します。
火起こしの伝統技術
祭典の冒頭では、昔ながらの方法による火起こしの儀式が行われます。この儀式は、火の神聖さと火を扱う仕事の安全を祈念する意味があります。参加者は火の扱いに慎重さと尊敬を持って臨み、伝統の重みを感じることができます。
体験イベントと無料配布
ふいご祭りでは地域の小学生約30人が参加し、鋳物の技術を体験します。体験を通じて若い世代にも伝統文化の理解と継承が促されます。祭りの終盤には、参拝者に対してミカン5個と餅１個が無料で配られる大盤振る舞いがあり、地域の人々との触れ合いの時間ともなります。
- 小学生の参加による鋳造体験
- 祭り終了後のミカンと餅の無料配布
- 伝統と地域交流を深めるイベントの構成
アクセス方法
有礒正八幡宮へは、公共交通機関や車でのアクセスが便利です。あいの風とやま鉄道の高岡駅から徒歩で約15分の距離にあり、アクセスが良好です。車を利用する場合は、能越自動車道の高岡インターチェンジからおよそ10分と、県内外からも訪れやすい立地となっています。歴史ある神社へ気軽に足を運ぶことができ、地域の伝統文化を身近に感じられます。
- 公共交通機関：あいの風とやま鉄道 高岡駅から徒歩約15分
- 車：能越自動車道 高岡ICから車で約10分
駐車場情報
- 有礒正八幡宮裏手の駐車場は混雑が予想されるため、満車の場合は金屋町の観光駐車場の利用が推奨されています。
- 金屋町観光駐車場からは徒歩で神社にアクセス可能です。
