2026年 涅槃会〜お釈迦様の命日を偲ぶ伝統行事の魅力〜
イベントの概要
涅槃会(ねはんえ)は、お釈迦様が入滅(亡くなられた)日を偲ぶ日本全国の仏教寺院で行われる重要な法会です。2026年の涅槃会は新暦の2月15日に開催され、多くの寺院で涅槃図の御開帳や法要が営まれます。特に大阪や奈良などの地域では五色団子を撒く「団子撒き」という伝統行事が行われ、健康や厄除けを願う多くの参加者で賑わいます。また、聖徳太子にちなみ子どもの成長を祈る「二歳まいり」も開催される寺院もあり、地域の人々が家族で訪れる慣わしとなっています。さらに、涅槃会後には五色団子を乾燥させた「涅槃だんごのお守り」を作り一年間持ち歩く風習も受け継がれ、安全と健康を願う行事として親しまれています。奈良の唐招提寺や法隆寺、鈴鹿市の龍光寺など、歴史ある寺院での涅槃会行事も見どころです。仏教の教えと日本の伝統が融合する涅槃会は、仏様を偲ぶだけでなく、現代の私たちにとっても心の安らぎと祈りの時間をもたらす大切なイベントです。
基本情報
- 開催日: 2026年2月15日(日) ※新暦での開催日
- 開催時間: 寺院により異なるが、主に午前中から午後にかけて法要や各種行事が実施される
- 住所・開催場所等:
- 大阪・四天王寺(大阪市天王寺区四天王寺1-11-18)
- 奈良・唐招提寺(奈良市五条町13-46)礼堂内での涅槃図開帳および法要
- 奈良・法隆寺(奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1)大講堂にて法要と涅槃図掲示
- 石川・医王寺(石川県加賀市山中温泉薬師町リ1-1)3月15日に五色団子撒きと法要
- 三重・龍光寺(三重県鈴鹿市神戸2丁目20-8)3月前の土日前後の3日間に涅槃会及び大涅槃図開帳
- 京都・知恩院(京都市東山区林下町400)御影堂で法要と大涅槃図の掲示
- お問い合わせ例:
- 四天王寺: 06-6771-0066
- 唐招提寺: 0742-33-7900
- 法隆寺: 0745-75-2555
- 医王寺: 0761-78-1230
- 龍光寺: 059-382-1189
- 知恩院: 075-531-2111
主なイベント
2026年の涅槃会は、お釈迦様の入滅を偲ぶ重要な仏教行事として、全国の寺院で多彩な伝統行事が行われます。特に大阪や奈良、石川、三重などの地域では、法要や涅槃図の御開帳に加え、五色団子の「だんご撒き」や子どもの成長を願う「二歳まいり」など、地域独自の催しが見どころとなっています。これらのイベントは参拝者にとって仏教の教えに触れる貴重な機会であり、健康祈願や厄除けなどの願いも込められています。
涅槃図の御開帳と法要
涅槃図とは、お釈迦様が入滅された様子を描いた仏画であり、涅槃会の際に寺院で御開帳されます。この涅槃図の前で行われる法要は、お釈迦様の遺徳を偲び、参拝者が仏教の教えを深く感じられる神聖な時間です。例えば大阪の四天王寺や奈良の唐招提寺、法隆寺では毎年この涅槃図が特別に掲げられ、多くの人々が訪れます。法要では読経や献花などが執り行われ、厳かな雰囲気の中で修行が進められます。
だんご撒き
涅槃会の伝統的なイベントの一つが「だんご撒き」です。これはお釈迦様の遺骨(仏舎利)が五色に輝いていたという伝説に由来し、青・赤・黄・白・黒の五色団子を撒く儀式です。特に大阪や石川県山中温泉・医王寺では、団子撒きを通じて一年間の健康と厄除けを祈願します。家庭でも五色団子をお仏壇に供える風習があり、地域の春彼岸と重なる時期に行われることも多いです。
- 五色団子は青(緑)、赤、黄、白、黒の五色で作られ、それぞれが仏教の神聖な意味を持つ。
- だんご撒きは健康祈願や厄除けの象徴的な行事として広く親しまれている。
- 医王寺では、2026年3月15日に本堂内で団子撒きが行われる予定。
二歳まいり
大阪の四天王寺で行われる「二歳まいり」は、幼少期から聡明であったとされる聖徳太子にあやかり、子どもの健やかな成長と知恵を願う祈祷行事です。かつては二歳の子どもが対象でしたが、現在では年齢に関係なく多くの子どもたちが参加しています。祈祷料は3,000円から、特別祈祷は5,000円からとなり、家族連れに人気の行事です。
- 開催場所は四天王寺金堂。
- 由来は聖徳太子が2歳の時に初めて「南無仏」と唱えたことにちなむ。
- 子どもの健康と成長を願う伝統的な祈祷として受け継がれている。
涅槃だんごのお守りの作成
涅槃会で供えられた五色の団子を乾燥させて小さな布袋に入れた「涅槃だんごのお守り」も重要な伝統行事です。これは一年間持ち歩き、健康や安全を祈願するものです。お守りはランドセルやカバンにつけることが一般的で、一年後の涅槃会で新たに作り替え、古いものは感謝を込めてお焚き上げします。近年は寺院が配布する可愛らしいデザインのお守りも登場し、より親しまれています。
価格・チケット情報
涅槃会の参拝や法要に参加する際の料金は寺院によって異なりますが、唐招提寺をはじめとする主要な寺院では拝観料や特別拝観料が設定されています。例えば唐招提寺では大人1,000円、高中生400円、小学生200円に加え、礼堂特別拝観料として200円が必要です。また、四天王寺の献花式では1本1,000円の献花料があります。これらは行事の運営や維持のために使われ、多くの参拝者により支えられています。
- 唐招提寺:拝観料 大人1,000円、高中生400円、小学生200円、礼堂特別拝観料200円
- 四天王寺:献花料 1本1,000円(法要当日)
- 医王寺の涅槃会は特に入場料の記載なし
アクセス方法
主要な涅槃会開催寺院へのアクセスは公共交通機関が便利で、多くの場合最寄り駅からバスまたは徒歩での移動となります。奈良の唐招提寺へはJR奈良駅から奈良交通バスで約17分、四天王寺へは大阪市内の各路線からアクセスしやすく、法隆寺へは大和路線の法隆寺駅から徒歩20分ほどです。鈴鹿市の龍光寺や石川県の医王寺も最寄り駅やバス停から徒歩圏内で到着可能です。旅行計画の際は、公式サイトや交通案内も併せて確認するとよいでしょう。
- 唐招提寺:JR奈良駅から奈良交通バス「唐招提寺」停留所下車すぐ
- 四天王寺:大阪市内各路線から徒歩圏内
- 法隆寺:大和路線「法隆寺駅」から徒歩約20分、奈良交通バス「法隆寺参道」下車
- 医王寺:加賀温泉駅から加賀周遊バス、北鉄バスで各バス停から徒歩数百メートル
- 龍光寺:近鉄鈴鹿市駅から徒歩約10分
駐車場情報
- 唐招提寺、四天王寺、法隆寺などの主要寺院にはそれぞれ参拝者向け駐車場が用意されているが、行事時は混雑が予想されるため公共交通機関の利用が推奨される。
- 医王寺周辺は温泉地で駐車場が整備されているものの、台数には限りがあるため早めの来訪が望ましい。
- 龍光寺周辺にも駐車場はあるが、イベント時は混雑する可能性が高いため公共交通機関を推奨。
その他の情報
涅槃会は仏教の厳かな法要が中心となる行事のため、服装は清潔感のある落ち着いた装いが望まれます。また、寒い季節に行われることが多いため暖かい服装で参加しましょう。だんご撒きや献花などに参加される場合は動きやすい格好もおすすめです。雨天の場合の開催状況や変更点については各寺院の公式案内を事前に確認してください。


