平安絵巻さながら、千年の時を超えた神幸行列

基本情報

春日若宮社は、京都府木津川市加茂町北鴨村に鎮座する神社です。平安時代末期の保延2年（1136年）に、関白藤原忠通が五穀豊穣を祈願して創建しました。以来、毎年12月15日から18日まで例祭が行われています。

• 住所：京都府木津川市加茂町北鴨村44
• 電話番号：0774-76-3131
• アクセス：JR加茂駅から徒歩約15分
• 例祭日：12月15日～12月18日

例祭の主なイベントと催し物

春日若宮社の例祭は、12月15日から18日まで行われる盛大な祭りです。例祭期間中は、さまざまな神事や芸能が奉納されます。

遷幸の儀

例祭のクライマックスは、17日に行われる遷幸の儀です。この神事は、神輿を本殿から里宮まで遷すもので、平安時代の神幸行列を彷彿とさせる荘厳な儀式です。神輿は、氏子総代や神職によって担がれ、里宮まで練り歩きます。

暁祭

遷幸の儀の後、里宮で暁祭が行われます。暁祭は、神輿を本殿に還す神事で、夜通し行われます。暁祭では、神楽や舞楽などの芸能が奉納され、参拝者は夜を徹して神事を楽しみます。

お渡り式

17日には、お渡り式が行われます。お渡り式は、神輿を里宮から本殿まで還す神事で、氏子総代や神職によって担がれた神輿が、里宮から本殿まで練り歩きます。お渡り式では、沿道に多くの見物客が詰めかけ、神輿の勇壮な姿に歓声を上げます。

神事芸能

例祭期間中は、本殿や里宮でさまざまな神事芸能が奉納されます。神事芸能には、神楽、舞楽、田楽、猿楽などがあり、いずれも日本の伝統芸能を代表するものです。神事芸能は、神々に奉納されるだけでなく、参拝者を楽しませる役割も果たしています。

ご利益と神様

春日若宮社のご利益は、五穀豊穣、厄除け、開運招福などです。祭神は、天児屋根命（あめのこやねのみこと）と比咩大神（ひめおおかみ）です。天児屋根命は、天孫降臨の際に邇邇芸命（ににぎのみこと）を先導した神様で、縁結びや厄除けのご利益があるとされています。比咩大神は、天児屋根命の妻神で、安産や子育てのご利益があるとされています。

• 五穀豊穣
• 厄除け
• 開運招福
• 縁結び
• 安産
• 子育て

由緒と歴史

春日若宮社は、平安時代末期の保延2年（1136年）に、関白藤原忠通が五穀豊穣を祈願して創建しました。当初は、春日大社の摂社として祀られていましたが、後に独立した神社となりました。春日若宮社は、鎌倉時代には、源頼朝や北条氏などの武将から崇敬を受け、室町時代には、足利将軍家から社領を寄進されました。江戸時代には、徳川将軍家からも崇敬を受け、社殿の修復や神宝の寄進が行われました。

• 平安時代末期（保延2年/1136年）に藤原忠通が創建
• 鎌倉時代には源頼朝や北条氏などの武将から崇敬を受ける
• 室町時代には足利将軍家から社領を寄進される
• 江戸時代には徳川将軍家からも崇敬を受ける

訪問者のためのヒントと注意点

春日若宮社を訪れる際には、以下の点に注意してください。

• 例祭期間中は、多くの参拝客で混雑します。時間に余裕を持って参拝しましょう。
• 春日若宮社は、山の上にあるため、歩きやすい靴で参拝しましょう。
• 春日若宮社には、駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣の有料駐車場を利用しましょう。
• 春日若宮社は、神聖な場所です。参拝の際には、礼儀正しく振る舞いましょう。

駐車場情報

春日若宮社には、専用の駐車場はありません。近隣には、有料駐車場がいくつかあります。

• 木津川市営駐車場（徒歩5分）
• 春日若宮社前駐車場（徒歩3分）
• 木津川市観光駐車場（徒歩10分）

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