鳥海山信仰の拠点、チョウクライロ舞が奉納される古峯神社の例祭

基本情報

金峰神社は、秋田県にかほ市象潟町小滝字奈曽沢に鎮座する神社です。鳥海山信仰の拠点として知られ、例祭では国の重要無形民俗文化財に指定されている「小滝のチョウクライロ舞」が奉納されます。

• 住所：秋田県にかほ市象潟町小滝字奈曽沢
• 電話番号：0184-43-2346
• アクセス：JR羽越本線象潟駅から徒歩約49分
• 例祭日：5月の最終土曜日

例祭の主なイベントと催し物

金峰神社の例祭は、5月の最終土曜日に開催され、国の重要無形民俗文化財に指定されている「小滝のチョウクライロ舞」が奉納されるのが最大の見どころです。この舞は、慈覚大師が鳥海山の手長足長という悪鬼を退治した際に八講祭を行い、神恩に感謝する舞楽として奉じたと伝えられています。現在では、毎年5月の最終土曜日の神社例祭日にこの土舞台で、「小滝のチョウクライロ舞」が行われており、同舞は、平成16年2月6日に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

小滝のチョウクライロ舞

小滝のチョウクライロ舞は、長さ約15mの土舞台で奉納される舞楽です。舞手は、陵王と納曽利の2人で、それぞれが面を着けて舞います。陵王は、鳥海山の大権現を、納曽利は、蔵王権現を象徴しています。舞は、前半と後半の2部に分かれており、前半は、陵王と納曽利がそれぞれ単独で舞う「単舞」、後半は、2人が一緒に舞う「合舞」です。合舞では、2人が互いに扇を交わしたり、組み合ったりしながら舞う様子が見どころです。

• 内容：国の重要無形民俗文化財に指定されている舞楽
• 特色：陵王と納曽利の2人が面を着けて舞う
• 見どころ：前半の単舞と後半の合舞

露店

例祭当日は、神社周辺に露店が立ち並び、賑わいをみせます。露店では、地元の特産品や名物グルメなどが販売されており、多くの人で賑わいます。

• 内容：神社周辺に立ち並ぶ露店
• 特色：地元の特産品や名物グルメが販売される
• 見どころ：露店の賑わい

ご利益と神様

金峰神社のご利益は、五穀豊穣、家内安全、厄除け、開運招福などです。また、鳥海山信仰の拠点として、山岳信仰のご利益もあるとされています。祀られている神様は、蔵王権現と鳥海山大権現です。蔵王権現は、役小角（えんのおづぬ）が勧請したと伝えられており、鳥海山大権現は、鳥海山の神様として崇められています。

• 五穀豊穣
• 家内安全
• 厄除け
• 開運招福
• 山岳信仰

由緒と歴史

金峰神社の創建は、天武9年（680年）と伝えられています。蔵王権現と鳥海山大権現を祀る神社として、鳥海山信仰の拠点として栄えてきました。平安時代には、慈覚大師が鳥海山に登拝した際に、金峰神社に参拝したと伝えられています。鎌倉時代には、修験道の影響を受けて、金峰神社の周辺に宿坊が立ち並び、多くの修験者が修行に訪れるようになりました。江戸時代には、金峰神社は、羽州街道の宿場町として栄え、多くの旅人が参拝に訪れました。

• 創建：天武9年（680年）
• 鳥海山信仰の拠点
• 慈覚大師の参拝
• 修験道の影響
• 羽州街道の宿場町

訪問者のためのヒントと注意点

金峰神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭は、5月の最終土曜日に行われます。
• 例祭当日は、神社周辺に露店が立ち並び、多くの人で賑わいます。
• 駐車場は、神社の近くに無料駐車場があります。
• 神社周辺には、飲食店や土産物店が立ち並んでいます。
• 金峰神社は、山の中にあるため、夏場は虫よけ対策が必要です。

駐車場情報

金峰神社の近くには、無料駐車場があります。駐車場は、神社の西側にある「金峰神社駐車場」と、神社の東側にある「小滝駐車場」の2ヶ所です。金峰神社駐車場は、収容台数が多く、大型バスも駐車可能です。小滝駐車場は、収容台数が少ないですが、神社に近いため、徒歩での移動が楽です。

• 金峰神社駐車場：収容台数：約50台、大型バス可
• 小滝駐車場：収容台数：約20台

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