生駒の火祭り 神火が駆け下りる
基本情報
往馬大社は、奈良県生駒市壱分町に鎮座する神社です。生駒谷十七郷の氏神として崇敬を集めており、奈良県の天然記念物に指定されている鎮守の杜に囲まれています。
- 住所:〒630-0222 奈良県生駒市壱分町1527-1
- 電話番号:0743-77-8001
- アクセス:近鉄生駒線一分駅から徒歩7分
- 例祭日:10月体育の日前日
例祭の主なイベントと催し物
往馬大社の例祭は、毎年10月体育の日前日に行われる秋祭りです。神前から〈火を取り出す〉ことがこの祭りの最大の特色で、一般に「火祭り」と呼ばれています。
宵宮祭
例祭前日の宵宮祭では、氏子たちが神輿を担いで練り歩き、境内で神楽が奉納されます。
例大祭
例大祭当日には、朝から神事が行われ、午後3時頃から神輿渡御が行われます。神輿は、生駒谷を上下(現在は南北と改称)に分かれてそれぞれ4人ずつのベンズリ(弁随)という役が先導し、勢いよく担ぎ込まれます。
火取り行事
例大祭のクライマックスは、午後7時頃から行われる火取り行事です。これは、神火を点した火松明を肩に担いだ2人の「火取り」が、石段を駆け下りるというもので、どちらが早く降りるかを競います。火取り行事は、往馬大社の例祭を代表する神事で、毎年多くの見物客が訪れます。
- 内容:神火を点した火松明を肩に担いで石段を駆け下りる神事
- 特色:どちらが早く降りるかを競う
- 見どころ:火の粉が舞う幻想的な光景
ご利益と神様
往馬大社のご利益は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、厄除けなどです。祭神は、往馬坐伊古麻都比古神社二座で、イコマツヒコとイコマツヒメという男女一対の神様です。イコマツヒコは、火を燧(きり)出す木の神とされ、イコマツヒメは、食物の神とされています。
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 家内安全
- 厄除け
由緒と歴史
往馬大社の創建年代は不詳ですが、奈良時代の正倉院文書に既に登場しています。『延喜式』神明帳には「往馬坐伊古麻都比古神社二座」として大社として扱われています。鎌倉時代には、神功皇后を中心とした八幡信仰へと信仰対象を拡大させ、生駒八幡宮となります。江戸時代には、先の男女一対の神はまったく姿を隠し、牛頭天王と八王子になりますが、明治以降、この二神が再び見いだされ、今日のように中央に遷されました。
- 奈良時代の正倉院文書に既に登場
- 『延喜式』神明帳に「往馬坐伊古麻都比古神社二座」として大社として扱われる
- 鎌倉時代には、神功皇后を中心とした八幡信仰へと信仰対象を拡大
- 江戸時代には、先の男女一対の神はまったく姿を隠し、牛頭天王と八王子になる
- 明治以降、この二神が再び見いだされ、今日のように中央に遷される
訪問者のためのヒントと注意点
往馬大社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。
- 例祭の火取り行事は、毎年10月体育の日前日に行われます。この行事は非常に人気があるため、早めにお越しください。
- 往馬大社は、生駒山の麓に位置しています。公共交通機関を利用する場合は、近鉄生駒線一分駅から徒歩7分です。
- 往馬大社には、無料の駐車場があります。ただし、例祭期間中は混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をお勧めします。
- 往馬大社は、奈良県の天然記念物に指定されている鎮守の杜に囲まれています。この杜の中には、樹齢数百年の大木が生い茂っています。ぜひ、この自然の美しさにもご注目ください。
駐車場情報
往馬大社には、無料の駐車場があります。駐車場は、社殿の東側にあります。例祭期間中は混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をお勧めします。
- 無料
- 社殿の東側
- 例祭期間中は混雑が予想されるため、公共交通機関のご利用をお勧めします
近年流行っている出店・屋台
屋台の種類 | 説明 |
---|---|
たこ焼き | 日本の祭りの定番。外はカリッと、中はトロッとした食感が特徴 |
じゃがバター | 熱々のジャガイモにバターをたっぷりと溶かしたシンプルながら人気のスナック |
ベビーカステラ | 小さなカステラは、子供から大人まで楽しめる甘くてふわふわのお菓子 |
鮎の塩焼き | 新鮮な鮎を丸ごと塩で焼いた、香ばしさが特徴の日本の夏の味覚 |
シャーピン | モチモチの皮で具材を包んだ、外国の影響を受けたユニークなグルメ |
お好み焼き | 具材を選べることが多く、自分好みの味を楽しめる日本の鉄板焼き料理 |
わたあめ | 子供たちに大人気の、綿のようにふわふわした甘いスナック |
チョコバナナ | バナナをチョコレートでコーティングした、見た目も楽しいデザート |
串焼き | さまざまな種類の食材が串に刺されて焼かれる、手軽に楽しめるスナック |
焼きそば | 炒めた麺に特製のソースを絡めた、日本のファストフード |