大善寺玉垂宮の鬼夜(だいぜんじたまたれぐうのおによ)
基本情報
「大善寺玉垂宮の鬼夜(だいぜんじたまたれぐうのおによ)」は、福岡県久留米市にある大善寺玉垂宮で、毎年1月7日の夜に行われる伝統行事です。
この行事は、日本一の大松明6本が燃え盛り、数百人の裸の氏子若衆がカリマタで支えながら境内を廻るという熱気溢れる祭りで、
家内安全、災難消除、開運招福を祈願するために参加される方で賑わいます。
出店も多く立ち並び、玉垂宮の活気は普段とは全然違います。
1600年以上の歴史を持ち、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
- 開催日:(令和6年)2024年1月7日(日)
- 開催時間:午後1時から夜の11時すぎまで
- 住所:〒830-0073 福岡県久留米市大善寺町宮本1463‐1
アクセス情報
大善寺玉垂宮へのアクセス方法は複数あります。
- JR荒木駅からタクシーで5〜6分
- 西鉄大善寺駅から西口から徒歩5分
- 駐車場:神苑(玉垂公園)約150台、大善寺小学校 約100台
鬼夜の概要
鬼夜は、大晦日の夜から正月七日までの鬼会(オニエ)という行事の中で、最後に行われるものです。
この行事では、神官が斎戒沐浴し、燧石でとった御神火(鬼火)を護り、天下泰平、五穀豊穣、家内安全、災難消除を祈願します。
その結願の行事が七日の追儺祭(ついなんさい)・鬼夜です。
鬼夜の流れ
鬼夜の流れは以下の通りです。
- 午後一時:鬼面尊神渡御
- 午後四時:鬼面尊神還御
- 午後七時すぎ:若衆の境内参集
- 午後八時すぎ:汐井汲み神事(汐井口開け)
- 午後九時:タイマワシの勢揃い
- 午後九時半:六本の大松明に点火
- 午後十時ごろ:一番松明は鬼堂の東側で火取りを行い、汐井場で火を消す
この祭りは、力強さと伝統の深さを感じさせるもので、毎年多くの人々がこの壮観な光景を見物するために訪れます。