岐阜日吉神社例大祭:2025年、神輿が疾走する!
イベントの概要
岐阜県安八郡神戸町にある日吉神社では、2025年4月26日(土)・27日(日)に、例大祭「神戸山王まつり」が開催されます。平安時代のはじめ、最澄(伝教大師)が創建したと伝えられる由緒あるこの祭りは、県重要無形民俗文化財に指定されています。最大の見どころは、伝統的な神輿の渡御。深夜の松明の光に照らされながら神社から「お旅所」へ渡御する「朝渡御」(火まつり)は圧巻です。 かつては昼渡御も行われていましたが、現在は行われていません。27日午後には「王飯」の供奉や「力紙」の神事の後、「還御」が行われ、神輿がお旅所から神社へ戻ります。 神輿は、牛尾宮、樹下宮、大宮、二宮、宇佐宮、客人宮、三宮の七基。それぞれが独特の装飾と歴史を持ち、貞享4年(1687年)に制作されたものも含まれます。氏子たちが担ぎ手となり、勇壮な姿で町を練り歩きます。 神輿の担ぎ手は走りながら交代する独特の技術も必見です。 試楽祭は4月26日午後から行われ、青年と子どもたちによる中神輿の渡御が行われます。 「力紙」と呼ばれる御幣を奪い合う勇壮な神事も見逃せません。 令和5年度は4年ぶりに例年通りの規模で開催され、多くの参拝者で賑わいました。 2025年度の神戸山王まつりも、伝統と活気に満ちた、忘れられない体験となるでしょう。 養老鉄道広神戸駅から徒歩5分とアクセスも良好です。
基本情報
- 開催日: 2025年4月26日(土)・27日(日)
- 開催時間:
- 試楽祭: 4月26日(土) 午後1時~(中神輿渡御、善学院法印社参、石原伝兵衛社参、祭主試楽参り)
- 本楽祭:
- 朝渡御(神輿渡御:神社よりお旅所): 4月27日(日) 午前0時(祭主到着後)
- 還御(神輿渡御:お旅所より神社): 4月27日(日) 午後4時30分(祭主・石原伝兵衛到着後)
- 住所・開催場所等: 岐阜県安八郡神戸町神戸 日吉新宮周辺
- アクセス: 養老鉄道広神戸駅より徒歩5分
主なイベント
神戸山王まつりは、深夜の松明の光に照らされた神輿の渡御が最大の見どころである、勇壮で豪快な祭りです。 3回行われる神輿の渡御、試楽祭での子供神輿、そして力紙を奪い合う勇ましい神事など、見どころ満載です。 300年以上続く伝統を受け継ぎ、地域住民の熱意と信仰が凝縮された、忘れられない体験となるでしょう。
神輿渡御
神戸山王まつりの核心となるのが、3回行われる神輿の渡御です。 日吉新宮に祀られる七基の神輿(牛尾宮、樹下宮、大宮、二宮、宇佐宮、客人宮、三宮)が、次々と担ぎ出され、町を練り歩きます。 特に、深夜0時に行われる「朝渡御」は、幾千本の松明の明かりに照らされた神輿が疾走する、圧巻の光景です。 これは「火まつり」とも呼ばれ、まつりのハイライトと言えるでしょう。 かつては昼渡御も行われていましたが、現在は行われていません。 午後にはお旅所から神社への「還御」が行われます。 各神輿は、貞享4年(1687年)に制作されたものなど歴史的な価値も高く、それぞれの氏子たちが代々受け継いできた伝統的な担ぎ方や技術も必見です。神輿の大きさや装飾も神輿ごとに異なり、細部まで見比べてみるのも楽しみの一つです。
- 朝渡御(火まつり):深夜0時、神社からお旅所へ。松明の光に照らされた神輿の渡御は圧巻。
- 昼渡御:現在は行われていません。
- 還御:午後4時30分、お旅所から神社へ。
- 神輿の種類:牛尾宮、樹下宮、大宮、二宮、宇佐宮、客人宮、三宮の七基。それぞれに歴史と特徴があります。
試楽祭
本楽祭の前日、4月26日(土)午後に行われる試楽祭では、青年と子どもたちによって中神輿が担がれます。 お旅所に7基の中神輿が集結し、日吉新宮に社参した後、町内を巡行します。 本楽祭本番への予行演習として、活気あふれる雰囲気を味わうことができます。 子供たちの元気な姿と、地域住民の協調性を感じられる、温かいイベントです。
- 内容:青年と子どもたちによる中神輿の渡御と日吉新宮への社参。
- 時間:4月26日(土)午後。
力紙
本楽祭の還御の際に、22本の串と紅白の紙で作った御幣(力紙)を若者たちが競って奪い合う、勇壮果敢な神事です。 先発の牛尾宮の神輿に力紙を投げつける様子は、祭りのクライマックスを飾る、見応えのあるイベントです。 この神事は、若者たちの力強さと、地域社会の結束を象徴しています。
- 内容:還御の際に若者たちが力紙を奪い合う神事。
- 時間:4月27日(日)午後。
アクセス方法
日吉神社は岐阜県安八郡神戸町神戸に位置し、養老鉄道広神戸駅から徒歩5分とアクセス良好です。電車をご利用の方は、養老鉄道広神戸駅を目指してください。駅からは神社まで徒歩圏内ですので、迷う心配も少ないでしょう。 お車でお越しの際は、周辺の駐車場をご利用ください(駐車場情報は下記参照)。 公共交通機関を利用する場合、養老鉄道は本数が少ないため、事前に時刻表をご確認の上、余裕を持ったスケジュールでお越しください。
- 電車:養老鉄道広神戸駅下車、徒歩5分
- 車:周辺の駐車場をご利用ください。
駐車場情報
神社周辺には、いくつかの駐車場があると思われますが、具体的な情報は見つかりませんでした。 お車でお越しの際は、事前に神戸町の公式ホームページなどで駐車場情報をご確認ください。 また、祭典期間中は混雑が予想されますので、公共交通機関の利用もご検討ください。
その他の情報
神戸山王まつりは、深夜の渡御など、夜間に行われるイベントもあります。 歩きやすい靴でお越しください。 また、天候によっては、雨具や防寒着が必要となる場合があります。 特に深夜の「朝渡御」は、気温が低くなる可能性がありますので、暖かい服装でお越しになることをお勧めします。 飲み物や軽食など、必要なものは各自でご用意ください。 安全面には十分に配慮し、マナーを守ってイベントをお楽しみください。