鬼神社・鬼沢のハダカ参り 2026|弘前の厳寒伝統行事
イベントの概要
青森県弘前市鬼沢地区に位置する鬼神社では、2026年も例年通り旧正月に「鬼沢のハダカ参り」が開催される予定です。この行事は約400年前の江戸時代から続く伝統的な裸参りで、2002年に弘前市の無形民俗文化財に指定されました。厳寒の中、男衆がふんどし一つの姿で冷水の入った大樽に繰り返し身を沈める「水垢離(みずごり)の儀」を行い、身心を清めて一年の無病息災や五穀豊穣を願います。参列者は、大樽から上がると神社境内の焚き火で温まり、冷水と焚き火を交互に繰り返す様子は壮観で、毎年多くの見物客が訪れます。例年開催時期は1月下旬から2月上旬で、2026年もこの時期に実施が予想されています。熱気溢れる祭りの雰囲気と伝統が息づく鬼神社例祭は、冬の津軽地方における重要な文化行事の一つです。
基本情報
- 開催日: 2026年1月下旬から2月上旬(過去の開催パターンによる予測)
- 開催時間: 明確な時間は公開されていませんが、水垢離の儀は午前中に執り行われることが多いです
- 場所: 鬼神社
- 住所: 青森県弘前市鬼沢
- 最寄駅: 板柳駅(車で11分)
- 主催・運営: 弘前市役所 文化財課
- 問い合わせ先: 0172-82-1642(弘前市文化財課)
主なイベント
鬼神社で行われる「鬼沢のハダカ参り」は、弘前市の冬の伝統行事として多くの注目を集めています。寒さ厳しい弘前の冬に、男衆がふんどし一丁で冷水に身を沈め、清めの儀式を繰り返す「水垢離(みずごり)の儀」が中心イベントです。古くからの伝統を守りつつ五穀豊穣や家内安全を祈願するこの祭りは、地元の人々の精神文化の重要な一端を担い、多くの見物客を惹きつけています。
水垢離(みずごり)の儀
「水垢離の儀」は、男衆が冷水の入った大きな樽に繰り返し入浴し、身心を清める神聖な儀式です。これは神仏へ願いを届ける前に、穢れを払い去るための伝統的な行為とされています。参加者は樽から上がると焚き火の前で暖をとり、再び冷水に入るという行為を複数回繰り返し、その様子は厳寒の中にも熱気があふれています。見る者に感動を与え、祭りのハイライトとして毎年多くの人が集まります。
- 男衆はふんどし姿で冷水に身を沈める
- 冷水の樽と境内の焚き火で交互に身を温める
- 身心を清めて穢れを祓い、神に祈願を捧げる
裸参りとトシナ奉納
儀式の後、参加者たちは「裸参り」としてトシナ(鳥居に飾る大しめ縄)や供物を持って、地域の社や祠を巡りながら豊作祈願を行います。冷水で身を清めたあとの裸参りは、地元の勇壮な姿を象徴し、地域の伝統を守り継ぐ重要な場面です。
- トシナは住民が手作りし旧正月元旦に奉納
- 参加者は供物やトシナを持ち地区内を練り歩く
- 「サイギサイギ」と唱えながら祈願し豊作を願う
アクセス方法
鬼神社へは青森県弘前市鬼沢地区に位置しており、公共交通機関および車でのアクセスが可能です。最寄り駅はJR五能線の板柳駅で、そこから車で約11分ほどかかります。板柳駅からはタクシーなどの利用が便利です。公共交通機関によるアクセスは多少不便なため、訪問の際は車でのアクセスが推奨されます。
- 最寄駅:JR五能線 板柳駅(車で約11分)
- 車でのアクセス:青森県弘前市鬼沢地区にある鬼神社
駐車場情報
- 鬼神社周辺に駐車場が設けられているため、車で訪れる場合でも安心して駐車可能です。
- 例祭期間中は混雑が予想されるため、早めの来訪がおすすめです。
- 駐車場の具体的な台数や場所については、事前に弘前市役所文化財課へ問い合わせて確認すると良いでしょう。



