羽田神社の例祭で、400年続く伝統神事「お山掛け」

基本情報

羽田神社は、宮城県気仙沼市赤岩上羽田に鎮座する神社です。倉稲魂命、月読命、大己貴（大名持）命を主祭神として祀っています。

• 住所：宮城県気仙沼市赤岩上羽田243
• 電話番号：0226-23-5549
• アクセス：九条線羽田バス停から徒歩9分、九条線羽田下バス停から徒歩17分
• 例祭日：9月29日

例祭の主なイベントと催し物

羽田神社の例祭では、様々なイベントや催し物が開催されます。その中でも特に注目すべきなのが、以下の通りです。

神輿渡御祭

例祭のクライマックスを飾る神輿渡御祭は、氏子や地域住民が担ぐ神輿が町内を巡行する盛大な祭りです。威勢の良い掛け声とともに練り歩く神輿の姿は圧巻で、多くの人々で賑わいます。

お山掛け

羽田神社の例祭で最もユニークな神事が「お山掛け」です。これは、数え年7歳の児童の健やかな成長と無病息災を祈願する伝統行事であり、江戸時代から約400年間も続く歴史ある神事です。氏子入りする通過儀礼の一環として、児童たちは羽田山山頂を含む2.1キロメートルの険しい山道を1時間以上かけて歩き、神社周辺を一巡します。

露店

例祭期間中は、神社周辺に露店が立ち並び、屋台グルメや縁日的なゲームを楽しむことができます。地元の特産品や名物料理を味わったり、射的やヨーヨー釣りなどの遊びに興じたりと、老若男女問わず楽しめる催し物が盛りだくさんです。

ご利益と神様

羽田神社のご利益は、五穀豊穣、疫病退散、厄除け、開運招福、家内安全などです。主祭神である倉稲魂命は、五穀豊穣の神として知られており、月読命は大己貴（大名持）命とともに、厄除けや開運招福の神として信仰されています。

• 五穀豊穣
• 疫病退散
• 厄除け
• 開運招福
• 家内安全

由緒と歴史

羽田神社の創建は、奈良時代の養老5年（西暦721年）と伝えられています。行基菩薩が、五穀豊穣と疫病退散を祈願して創建したとされています。その後、大同元年（西暦806年）には田村将軍利成卿によって再建されたと伝えられています。中世には、豊後守尾形三郎惟義によって再興され、以降廃れることなく現在に至っています。

• 創建：奈良時代の養老5年（西暦721年）
• 開祖：行基菩薩
• 再建：大同元年（西暦806年）
• 再興：中世、豊後守尾形三郎惟義

訪問者のためのヒントと注意点

羽田神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 羽田神社は山の中腹に鎮座しているため、歩きやすい服装と靴で訪れることをおすすめします。
• 例祭期間中は、多くの参拝客で賑わいます。混雑を避けるためにも、早めの参拝がおすすめです。
• 羽田神社には駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣のコインパーキングを利用してください。

駐車場情報

羽田神社には専用の駐車場はありません。近隣のコインパーキングを利用するか、公共交通機関を利用してください。

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