佐賀市祇園神社の勇壮な山曳行事

基本情報

佐賀市祇園神社は、佐賀県佐賀市に鎮座する神社です。素盞嗚尊を祀り、祇園信仰に基づいて京都の八坂神社から勧請されたと伝えられています。例祭は7月の第4日曜日で、勇壮な山曳行事「団扇祇園」が行われます。

• 住所：佐賀県佐賀市松尾3594
• 電話番号：0952-72-7115
• アクセス：JR長崎本線佐賀駅からバスで約20分、「祇園神社前」下車すぐ
• 例祭日：7月の第4日曜日

例祭の主なイベントと催し物

佐賀市祇園神社の例祭は、7月の第4日曜日に開催され、勇壮な山曳行事「団扇祇園」が行われます。この行事は、鎌倉時代に始まったとされ、3台の山（山鉾・山笠）が下町から中町を経て、上町の祇園社前広場まで曳かれ、再びもとの場所まで引き戻されます。

団扇祇園

団扇祇園は、佐賀市祇園神社の例祭で行われる山曳行事です。鎌倉時代に始まったとされ、3台の山（山鉾・山笠）が下町から中町を経て、上町の祇園社前広場まで曳かれ、再びもとの場所まで引き戻されます。山にはそれぞれ7～8名の武士が乗り込み、夫役によって駆り出された農民たちが曳きます。上河原には山桟敷ができ、藩の重臣出席のもとに能も興行されました。

• 内容：3台の山（山鉾・山笠）を曳く勇壮な行事
• 歴史：鎌倉時代に始まったとされる伝統行事
• 見どころ：武士が乗り込み、農民たちが曳く勇壮な姿

花芝祇園

花芝祇園は、厄除開運を祈念する祇園神社の例祭です。2月の第3日曜日に開催され、境内に花芝が敷き詰められます。参拝者は花芝の上を歩き、厄除けを祈願します。

• 内容：厄除開運を祈念する祇園神社の例祭
• 時期：2月の第3日曜日
• 見どころ：境内に花芝が敷き詰められる様子

柿祇園

柿祇園は、五穀豊穣、万事円満を祈念する祇園神社の例祭です。9月の第3日曜日に開催され、境内に柿が供えられます。参拝者は柿をいただき、五穀豊穣と万事円満を祈願します。

• 内容：五穀豊穣、万事円満を祈念する祇園神社の例祭
• 時期：9月の第3日曜日
• 見どころ：境内に柿が供えられる様子

ご利益と神様

祇園神社のご利益は、疫病除け、厄除け、開運、商売繁盛などです。祀られている神様は、素盞嗚尊（すさのおのみこと）です。素盞嗚尊は、日本の神話に登場する神様で、ヤマタノオロチを退治した英雄として知られています。

• ご利益：疫病除け、厄除け、開運、商売繁盛など
• 祀られている神様：素盞嗚尊（すさのおのみこと）

由緒と歴史

祇園神社の創建は、鎌倉時代の正和5年（1316年）と伝えられています。京都の八坂神社から勧請されたとされ、当初は「清祠」と呼ばれていました。その後、鎌倉幕府の命により千葉胤貞が下向し、山城国祇園社（八坂神社）の御分霊を勧請して「祇園社」と改称しました。戦国時代には、千葉氏が衰退し、祇園川にそって城下町が栄えましたが、天文15年（1546年）に焼失しました。その後、龍造寺隆信が社地・社領を寄進し、天正18年（1590年）に鍋島信昌（直茂）が本殿を再建しました。

• 創建：鎌倉時代の正和5年（1316年）
• 勧請元：京都の八坂神社
• 戦国時代：千葉氏が衰退し、祇園川にそって城下町が栄える
• 天文15年（1546年）：焼失
• 天正18年（1590年）：鍋島信昌（直茂）が本殿を再建

訪問者のためのヒントと注意点

祇園神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭である7月の第4日曜日は、大変混雑します。時間に余裕を持って参拝しましょう。
• 境内は段差が多いため、歩きやすい靴で参拝しましょう。
• 祇園神社には駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣のコインパーキングを利用しましょう。

駐車場情報

祇園神社には駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣のコインパーキングを利用しましょう。近隣のコインパーキングは以下の通りです。

• 祇園神社前駐車場（徒歩1分）
• 祇園川駐車場（徒歩3分）
• 松尾駐車場（徒歩5分）

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