2025年 江戸崎祇園祭:400年続く伝統!神輿と山車の華麗なる競演!
イベントの概要
茨城県稲敷市江戸崎で開催される江戸崎祇園祭は、約400年もの歴史を誇る伝統的な夏祭りです。例年7月下旬の金・土・日曜日の3日間行われ、神輿と山車の巡行、迫力満点の「ぶん回し」、幻想的なお焚き上げなど、見どころ満載です。2025年度も、地域住民の熱意と伝統が織りなす、忘れられない夏の思い出を創造する祭りが期待されます。
第1日目(お迎え神輿):当番町が神輿を御仮屋から八坂神社へ運び、神官による祝詞奏上、御神酒奉盃の儀が行われます。その後、神輿は鹿島神社にも参拝し、お仮屋に戻るとお焚き上げの儀が行われます。注連縄を腰に巻いた若衆や信者による神輿の周りを7回回る儀式も見どころです。お焚き上げの灰は豊作や家内安全を祈願するために持ち帰られます。
第2日目(宵祇園):神輿は御仮屋に飾られ、山車の巡行がメインとなります。各町内がそれぞれの地元を曳き回し、夕方には戸張の中央十字路に集まり、「ぶん回し」と呼ばれる、山車の頭部分を勢いよく回す珍しいパフォーマンスを披露します。その後、各町内の世話人による申し合わせと「叩き別れ」で幕を閉じます。
第3日目(本祇園):「お田植祭」に始まり、神輿の遷御が行われます。神官のお祓いを受けた神馬(近年は省略)が先導し、当番町の若衆による仮装行列がお田植祭を彩ります。その後、獅子舞の先導で神輿は鹿島神社へ、そして八坂神社へと巡行します。鹿島神社と八坂神社では、御神体の納め奉り、御神酒奉盃の儀が行われ、3日間の祭りは盛況のうちに幕を閉じます。
江戸崎祇園祭は、神輿、山車、お囃子、踊り、お焚き上げなど、様々な要素が融合した、伝統と活気が溢れる祭りです。2025年度の開催日程は、7月下旬の金・土・日曜日の予定です。詳細はえどさき笑遊館(029(892)2117)にお問い合わせください。
基本情報
- 開催日: 2025年7月下旬の金・土・日曜日 (具体的な日付はえどさき笑遊館へお問い合わせください)
- 開催時間: 各日とも早朝から夜遅くまで(各行事によって異なります。詳細はえどさき笑遊館へお問い合わせください)
- 住所・開催場所: 茨城県稲敷市江戸崎(江戸崎地区一帯)
- アクセス: 車の場合、首都圏中央連絡自動車道「稲敷」ICから約10分。電車の場合は、JR常磐線「土浦駅」からJRバス(江戸崎行き)に乗車、「江戸崎」バス停下車後徒歩。
- 駐車場: あり(台数に限りがある場合あり。詳細はえどさき笑遊館へお問い合わせください。例:稲敷市江戸崎児童クラブ横駐車場など)
- 問い合わせ先: えどさき笑遊館 電話: 029(892)2117
主なイベント
江戸崎祇園祭は、神輿の巡行、山車の運行、そして独特の「ぶん回し」など、盛りだくさんのイベントが3日間にわたって繰り広げられます。伝統的な神事と、現代的なエンターテイメントが融合した、活気に満ちたお祭りです。 400年以上の歴史を持つこの祭りは、地域住民の強い結束と、伝統文化への深い愛情が感じられる、まさに「江戸崎」の魂が凝縮されたイベントです。
神輿の巡行
祭りのハイライトの一つである神輿の巡行は、第1日目と第3日に行われます。当番町が中心となり、神輿を御仮屋から八坂神社、鹿島神社へと丁寧に運びます。神官による祝詞奏上や御神酒奉盃の儀など、厳粛な神事が執り行われ、神輿の渡御は地域住民の信仰の深さを象徴しています。特に、お仮屋への帰還時には、燃え盛る炎の周り7回回るお焚き上げの儀と、注連縄を腰に巻いた若者たちの神輿と御神滝の周りを7回往復する勇壮な姿は、江戸崎祇園祭ならではの光景です。神と火と水の深い関わりを感じさせる、珍しい祭りでもあります。
山車の巡行と「ぶん回し」
第2日目と第3日目は、山車の巡行が祭りを彩ります。江戸崎祇園祭の山車は、上部が回転する全国的にも珍しい構造が特徴です。日中は各町内を曳き回し、夕方になると戸張の中央十字路に集結し、「ぶん回し」と呼ばれる、お囃子に合わせて山車の頭部分を勢いよく回すパフォーマンスを披露します。このダイナミックな「ぶん回し」は、多くの見物客を魅了する、江戸崎祇園祭の象徴的なイベントです。各町内が順番に「ぶん回し」を行い、最後に全町内が一斉に演奏する「叩き別れ」で、山車の競演は幕を閉じます。
お田植祭
第3日目の神輿の遷御に先立って行われるお田植祭は、当番町の若衆による仮装行列で稲苗を八坂神社に奉納する儀式です。(近年は省略される場合もあります)豊作を祈願するこの神事は、江戸崎祇園祭の伝統を象徴する行事の一つです。
獅子舞
神輿の巡行では、獅子舞が先導役を務めることもあります。翌年の当番町が獅子舞を担当し、神輿の安全を祈願しながら、祭りの雰囲気を盛り上げます。
その他
- 踊りのパレード:各団体による「稲敷たから音頭」や「あんば」の踊りなどが披露されます。
- 子供神輿の巡行:子供たちも祭りに参加し、地域全体の活気を感じさせます。
これらのイベント以外にも、各町内独自の催しなど、様々な魅力が詰まった江戸崎祇園祭。ぜひ、現地でその熱気と伝統を体感してください。
アクセス方法
江戸崎祇園祭は茨城県稲敷市江戸崎地区で開催されます。アクセス方法は主に車と公共交通機関の2種類があります。
- 車の場合:首都圏中央連絡自動車道「稲敷」ICから約10分です。会場周辺にはいくつか駐車場がありますが、台数に限りがある場合もありますので、お早めにお越しいただくことをお勧めします。
- 公共交通機関の場合:JR常磐線「土浦駅」からJRバス(江戸崎行き)に乗車し、「江戸崎」バス停で下車します。バス停から会場までは徒歩でアクセス可能です。ただし、本数が少ないため、事前に時刻表をご確認ください。
駐車場情報
- 会場周辺にいくつか駐車場がありますが、台数に限りがある可能性があります。事前に情報を確認するか、公共交通機関の利用を検討することをお勧めします。
- 例として、稲敷市江戸崎児童クラブ横駐車場などが利用できる可能性があります。ただし、利用状況は毎年変わる可能性がありますので、最新の情報はえどさき笑遊館へお問い合わせください。
その他の情報
江戸崎祇園祭は屋外で開催されるため、天候に左右されます。熱中症対策として、帽子、飲み物、日焼け止めなどを準備しておきましょう。また、歩きやすい靴を履いて参加することをお勧めします。小さなお子様と参加される場合は、迷子防止策も忘れずに行ってください。神輿や山車の運行ルートは混雑が予想されますので、時間に余裕を持って行動しましょう。