野沢温泉 道祖神祭り 2026 – 炎と伝統が織りなす冬の火祭り
イベントの概要
野沢温泉の道祖神祭りは、日本三大火祭りの一つに数えられる、冬の一大伝統行事です。2026年1月15日に長野県野沢温泉村の馬場の原で開催されます。祭りは13日に御神木が山から運ばれ、社殿の組み立てが15日の昼までかけて行われます。夕方19時頃から火打ち石で採火した火をつけた松明が運ばれ、20時頃から躍動感あふれる火祭りがスタートします。火をつけようとする側と守ろうとする厄年の男たちとの火の攻防戦は、火の粉が飛び散り迫力満点で、祭りは22時半頃、炎が社殿を包み燃え上がるクライマックスを迎えます。昔から村を結ぶ人々の絆と伝統が息づくこの祭りは、国の重要無形民俗文化財に指定されており、例年約6,000人の見物客が訪れる冬の風物詩です。宿泊者限定で観覧が可能で、火祭りの火の熱気とともに村の歴史と文化を体感できる貴重な機会となっています。
基本情報
- 開催日: 2026年1月15日(木)
- 開催時間: 19時00分~22時00分頃
- 場所: 長野県下高井郡野沢温泉村 馬場の原
- 観覧条件: 村内の宿泊者のみ(希望者に入場券発行)
- お問い合わせ: 野沢温泉観光案内所 info@nozawakanko.jp
- アクセス: 北陸新幹線「飯山駅」から直通バス約25分「野沢温泉」下車、徒歩約5分
- 来場者数: 約6,000人(例年)
主なイベント
野沢温泉の道祖神祭りは、江戸時代後期から続く歴史ある火祭りで、日本三大火祭りの一つに数えられています。村の一年で最も重要な行事の一つであり、地域住民が一丸となって伝統文化を守り継いでいます。祭りでは、山から運ばれた巨大な御神木を用いた社殿が組み立てられ、火をめぐる勇壮な攻防戦が繰り広げられます。祭りの熱気と炎の迫力は訪れる人々を魅了し、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
御神木の運搬と社殿の組み立て
祭りの準備は1月13日に始まり、村の山から高さ20メートルにも及ぶブナの御神木が引き出されます。この御神木は、厄年の男子たちによって馬場の原まで運ばれます。運搬途中には日影ゲレンデで「ヤング厄年」と「厄年兄さん」に分かれた引っ張り合いが行われ、地域の男性たちの結束と力比べの場となります。14日の昼頃から社殿の建設が始まり、15日の昼までかけて完成させます。
火の攻防戦と松明行列
1月15日の夜19時頃、火打ち石で採火された火が松明につけられ、勇壮な松明行列として会場に運ばれます。20時頃に花火が打ち上げられて祭りの火ぶたが切られます。火をつけようとする村人たちと、守ろうとする厄年の男たちの間で火の攻防戦が繰り広げられ、火の粉が飛び散る中、迫力ある戦いが22時半頃まで続きます。その後、社殿に火が灯され、炎が空高く燃え上がって祭りは最高潮に達します。この一連の流れが祭りのクライマックスであり、見物客を魅了します。
振る舞い酒と地域の絆
祭りの特徴として、多くの振る舞い酒が提供されます。熱気溢れる火祭りの場において、お酒が振る舞われることで村人たちの交流が一層深まり、祭りの一体感を生み出しています。参加者や見物客も一緒になって盛り上がる様子が伝統的な地域文化の息づかいを感じさせ、多くの人々の心に残る体験となっています。
- 1月13日:御神木の山からの運搬と引っ張り競争
- 1月14日~15日昼:社殿の組み立て作業
- 1月15日19時頃:火打ち石で採火した火をつけた松明の行列
- 1月15日20時頃:花火打ち上げと火祭り開始
- 1月15日20時~22時30分頃:火の攻防戦と社殿への点火
- 振る舞い酒の提供による参加者同士の交流
価格・チケット情報
野沢温泉道祖神祭りの観覧は、村内の宿泊者のみが対象となっており、希望者に対して入場券が発行されます。この限定的なチケット方式により、混雑の緩和と安全な観覧環境の確保が図られています。観覧チケットの取得は宿泊施設を通じて行うことが一般的で、現地での直接販売やオンライン販売の情報は公開されていません。例年、多くの観覧希望者があり、券の確保はお早めの手配が推奨されます。参加費用としては、観覧券の購入に関して特別な料金設定はなく、宿泊費に含まれる形となる場合が多いです。
アクセス方法
野沢温泉道祖神祭りの会場である馬場の原へは、公共交通機関および車でのアクセスが可能です。最寄りの主要交通機関は北陸新幹線の飯山駅で、そこから直通のバスが運行されています。バスで約25分の乗車後、野沢温泉駅で下車し、会場までは徒歩約5分となります。公共交通機関を利用することで、冬季の路面状況や駐車場の混雑を避けて安全に訪れることができます。
- 鉄道: 北陸新幹線「飯山駅」利用
- バス: 飯山駅から直通バスで約25分「野沢温泉」下車
- 徒歩: 野沢温泉バスターミナルより会場まで約5分
駐車場情報
- 野沢温泉村内に複数の駐車場が整備されていますが、大変混雑が予想されるため可能な限り公共交通機関の利用が推奨されています。
- 駐車場の詳細や利用可能時間については、野沢温泉観光局などの公式案内を事前に確認してください。
その他の情報
道祖神祭りは冬季の寒さ厳しい時期に行われるため、防寒対策は十分に行うことが重要です。特に夜間の観覧は冷え込みが激しいため、重ね着や防風・防水性の高い衣服、暖かい手袋や帽子の着用をおすすめします。また、雪や氷による足元の滑りやすさにも注意が必要です。安全のため歩きやすい靴を用意し、混雑する会場では周囲の状況に注意して行動してください。祭りの火の粉が飛び散ることもあるため、火の粉が服に付着しても問題ない服装が望ましいです。



