蟹江の川面を彩る、400年の歴史を持つ川祭り

基本情報

• 住所: 愛知県海部郡蟹江町大字須成字門屋敷上1363
• 電話番号: 0567-58-1360 (蟹江町観光協会)
• アクセス: JR「蟹江」駅より徒歩約15分
• 例祭日: 毎年8月第1土曜日と翌日曜日

例祭の主なイベントと催し物

冨吉建速神社と八劔社の例祭は、毎年8月第1土曜日と翌日曜日に行われる「須成祭」です。須成祭は、約400年の歴史を持つ川祭りで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

宵祭

宵祭は、例祭前日の土曜日に行われます。提灯をともした巻藁船が飾橋を出発し、船は祭囃子を奏でながら天王橋まで川を上ります。途中、御葭橋では、須成祭のときだけ祭船を通過させるために橋が上がります。

朝祭

朝祭は、例祭当日の日曜日に行われます。巻藁船から模様替えをした車楽船が蟹江川に浮かびます。大屋台に高砂人形が安置され、梅花・桜花が飾られた祭船が稚児を乗せて、宵祭同様、飾橋を出発し、祭囃子を奏でながら天王橋まで川を上ります。天王橋に着くと、役者衆らは船から降り、神社拝殿で天王囃子を奏します。

神葭流し

神葭流しは、例祭の翌日の月曜日に行われます。葭刈で刈り取られた葭を、神様が降臨する御神葭様として祀り、朝祭の翌日の明け方には、ケガレを託して川へ流します。

• 宵祭：提灯をともした巻藁船が川を上る
• 朝祭：車楽船が川を上り、天王橋で天王囃子を奏する
• 神葭流し：葭を川に流してケガレを祓う

ご利益と神様

冨吉建速神社のご利益は、五穀豊穣、厄除け、家内安全、商売繁盛などです。祭神は、素戔嗚尊（すさのおのみこと）と熱田五神（天照大神など五柱の神）です。素戔嗚尊は、日本神話に登場する神様で、厄災を祓う神として知られています。熱田五神は、名古屋市にある熱田神宮に祀られている神様で、五穀豊穣や商売繁盛の神として知られています。

• 五穀豊穣
• 厄除け
• 家内安全
• 商売繁盛

由緒と歴史

冨吉建速神社の創建は、天平5年（733年）と伝えられています。僧侶の行基が、蟹江川を遡上中にこの地にたどり着き、素戔嗚尊を祀ったのが始まりとされています。その後、寿永元年（1182年）には木曽義仲が再建し、天文17年（1548年）には織田信長が社殿を修復しました。江戸時代には、蟹江藩の藩主が崇敬し、社殿の改修や寄進を行いました。

• 天平5年（733年）に僧侶の行基が創建
• 寿永元年（1182年）に木曽義仲が再建
• 天文17年（1548年）に織田信長が社殿を修復
• 江戸時代には蟹江藩の藩主が崇敬

訪問者のためのヒントと注意点

冨吉建速神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭期間中は、神社周辺が混雑します。公共交通機関のご利用をおすすめします。
• 神社内は禁煙です。
• 神社内での飲食は禁止されています。
• ペットの同伴は禁止されています。

駐車場情報

冨吉建速神社には、無料の駐車場があります。駐車場は、神社の南側にあります。駐車可能台数は、約50台です。

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