京都の秘儀「御蔭祭」神馬の神幸列

基本情報

御蔭神社は、京都市左京区上高野東山に鎮座する神社です。下鴨神社の摂社で、玉依比売命と賀茂建角身命の荒御魂を祀っています。

• 住所：京都市左京区上高野東山
• 電話番号：075-781-0010（下鴨神社）
• アクセス：叡山電鉄「出町柳駅」から徒歩約20分
• 例祭日：5月12日

例祭の主なイベントと催し物

御蔭神社の例祭は、5月12日に行われる「御蔭祭」です。このお祭りは、下鴨神社の葵祭に先立ち、賀茂別雷命の荒御魂を下鴨神社に迎える神事として行われます。

神馬の神幸列

御蔭祭のクライマックスは、神馬の神幸列です。神馬は、錦蓋（きんがい）の飾りや神鈴を付け、神職や怜人が騎乗します。供奉員により、御神宝（鉾、立、弓、楯など）が捧げ持たれます。

• 内容：神馬が下鴨神社まで渡御する神事
• 特色：優雅で華やかな行列

東游（あずまあそび）

神馬が下鴨神社に到着すると、本殿前で「東游（あずまあそび）」が奉納されます。東游は、平安時代の貴族の遊びを再現したもので、舞人たちが優雅な舞を披露します。

• 内容：平安時代の貴族の遊びを再現した舞
• 特色：優美で華麗な舞

御蔭講

例祭当日の夕方には、御蔭講が行われます。御蔭講は、御蔭神社の氏子や崇敬者による懇親会で、直会（なおらい）や神楽の奉納が行われます。

• 内容：氏子や崇敬者による懇親会
• 特色：直会や神楽の奉納

ご利益と神様

御蔭神社のご利益は、厄除け、開運、縁結び、安産、子孫繁栄などです。また、下鴨神社の摂社であることから、賀茂別雷命の荒御魂の加護を受けることができます。

• 厄除け
• 開運
• 縁結び
• 安産
• 子孫繁栄

由緒と歴史

御蔭神社の創建は、平安時代初期の818年（弘仁9年）と伝えられています。この地は、賀茂別雷命の荒御魂が降臨した場所とされ、古くから神聖な場所として崇められてきました。平安時代には、貴族や皇族が参拝するようになりました。

• 創建：平安時代初期の818年（弘仁9年）
• 祭神：玉依比売命、賀茂建角身命の荒御魂
• 由緒：賀茂別雷命の荒御魂が降臨した場所

訪問者のためのヒントと注意点

御蔭神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 例祭である5月12日は、大変混雑します。時間に余裕を持って参拝しましょう。
• 御蔭神社は、山の中にあります。歩きやすい服装と靴で参拝しましょう。
• 御蔭神社には、駐車場がありません。公共交通機関を利用するか、近隣の有料駐車場を利用しましょう。

駐車場情報

御蔭神社には、専用の駐車場はありません。近隣には、有料駐車場がいくつかあります。

• 京都市営左京第2駐車場（徒歩約10分）
• 京都市営左京第3駐車場（徒歩約15分）
• 民間駐車場（徒歩約5～10分）

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