花巻まつり　山車・神輿が街を練り歩く

基本情報

花巻市城内7-28に鎮座する神社で、創建年代は不詳です。正和2年（1313年）に再建され、天文5年（1536年）に鳥谷崎城主（稗貫氏の先祖）が城の鎮守としてあった三社を合併し、「鳥谷崎座三柱神社」と改称したと伝えられています。天正19年（1591年）に南部家の所領となり城名を花巻城と改称し、慶長年間（1600年頃）に城主・北松斎（南部信直の代官）が開戦にあたり本神社に祈願し、戦勝したので社殿を新たに造営したと言われています。明治時代に町内の三社を合祀し六祭神となり、社名を「鳥谷崎神社」と改称されました。

• 住所: 岩手県花巻市城内7-28
• 電話番号: 0198-23-2030
• アクセス: 花巻駅から車で5分、新花巻駅から車で12分、花巻ICから車で15分
• 例祭日: 9月17日

例祭の主なイベントと催し物

花巻まつりは、鳥谷崎神社の例祭として毎年9月17日に行われるお祭りです。山車や神輿の巡行、鹿踊や神楽などの伝統芸能の奉納、露店が立ち並ぶ屋台村など、さまざまな催し物が開催されます。

山車巡行

花巻まつりの最大の見どころは、山車巡行です。豪華絢爛な山車が町内を練り歩き、笛や太鼓のお囃子が響き渡ります。山車は、地元の企業や団体が制作したもので、それぞれに趣向を凝らした装飾が施されています。

神輿巡行

神輿巡行も、花巻まつりの重要なイベントです。氏子たちが担ぐ神輿が、町内を練り歩きます。神輿は、鳥谷崎神社の御神体を安置したもので、人々の厄災を祓い、五穀豊穣を祈願するものです。

鹿踊

鹿踊は、花巻地方に伝わる伝統芸能です。鹿の角を模した頭飾りをつけた踊り手が、笛や太鼓のお囃子に合わせて舞います。鹿踊は、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願する踊りです。

神楽

神楽は、神々に奉納される伝統芸能です。舞楽や雅楽などの要素を取り入れた舞踊で、笛や太鼓のお囃子に合わせて舞われます。神楽は、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願する芸能です。

屋台村

花巻まつりの期間中は、町内に屋台村が立ち並びます。屋台村では、地元のグルメや特産品を楽しむことができます。また、ステージでは、地元のアーティストによるライブやパフォーマンスが行われます。

ご利益と神様

鳥谷崎神社のご利益は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、厄除け、交通安全などです。また、縁結びや子宝にもご利益があるとされています。御祭神は、豊受姫大神、誉田別大神、豊玉姫大神、天照皇大神、須佐之男大神、大国主大神の六柱です。

• 五穀豊穣
• 商売繁盛
• 家内安全
• 厄除け
• 交通安全
• 縁結び
• 子宝

由緒と歴史

鳥谷崎神社の創建年代は不詳ですが、鎌倉時代末期の1313年（正和2年）に社殿が再建された記録があります。室町時代末期の1536年（天文5年）に当時の花巻城主・稗貫氏が城内に鎮座していた当社、稲荷神社、八幡神社（源義家が勧請）の三社を合祀し「鳥谷崎座三柱神社」に改称したと伝えられています。1591年（天正19年）に行われた奥州仕置により稗貫氏が改易となり、代わって当地は南部氏領となり、花巻城代に就任した北信愛（松斎）・秀愛親子が引き続き当社を崇敬し、社殿の造営や様々な奉納物が寄進されました。1600年（慶長5年）の関ヶ原の戦いの際には、伊達政宗が煽動し旧領主和賀忠親が発生させた一揆（岩崎一揆）により、花巻城も戦場となりましたが、当社は戦火を免れました。明治時代に町内の三社を合祀し六祭神となり、社名を「鳥谷崎神社」と改称されました。

• 1313年（正和2年）に社殿が再建
• 1536年（天文5年）に三社を合祀し「鳥谷崎座三柱神社」に改称
• 1591年（天正19年）に南部氏領となり、花巻城代が当社を崇敬
• 1600年（慶長5年）に関ヶ原の戦いで花巻城が戦場となるが、当社は戦火を免れる
• 明治時代に町内の三社を合祀し六祭神となり、社名を「鳥谷崎神社」と改称

訪問者のためのヒントと注意点

鳥谷崎神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。

• 神社の境内は禁煙です。
• 神社内での写真撮影は、許可を得てから行ってください。
• 神社の敷地内には、駐車場がありません。公共交通機関または徒歩でお越しください。
• 神社の周辺には、飲食店や土産物店が立ち並んでいます。花巻まつりの期間中は、特に混雑しますので、時間に余裕を持って行動してください。

駐車場情報

鳥谷崎神社の敷地内には、駐車場がありません。公共交通機関または徒歩でお越しください。周辺には、有料駐車場がいくつかあります。

• 花巻市営駐車場（徒歩5分）
• 花巻駅前駐車場（徒歩10分）
• 花巻中央駐車場（徒歩15分）

近年流行っている出店・屋台