野沢温泉の道祖神祭り
(読み方 「どうろくじん」「さいのかみ」「さえのかみ」)
基本情報
野沢温泉の道祖神祭りは、小正月に行われる伝統的な祭りで、全国的には「どんど焼き」とも呼ばれています。
この祭りは災厄を防ぐ道祖神を祀る行事であり、多くの観客を集める大規模な祭りです。
祭りの歴史は非常に古く、江戸時代後期にはすでに行われていたとされます。1993年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
- 開催日:(令和6年)2024年1月13日,14日,15日 19時~23時頃
- 開催時間:1月13日 午後1時~御神木里曳き
1月14日 昼過ぎ 社殿組み立て
1月15日 19時~23時頃(クライマックスの火付けは20時半以降) - 住所・開催場所:道祖神祭り会場 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷
歴史と意義
道祖神祭りは、災厄の進入を防ぐ道祖神を祀る民間信仰の祭りであり、子供の成長や子宝祈願なども行われます。この祭りは中部地方から関東地方を中心とした地域で行われ、特に長野県の北信地方では、火をめぐる攻防戦も伴う形で伝承されています。
- 重要無形民俗文化財に指定
- 災厄防止や子宝祈願の意味合いも
日程と流れ
祭りは毎年1月13日から15日まで行われ、主なイベントは以下の通りです。
- 1月13日:午後1時から「ご神木引き」
- 1月14日:深夜まで「社殿組み立て」
- 1月15日:昼過ぎ「社殿完成」、夜には「火もともらい」から「火祭りの攻防戦」が行われます。
火祭りの攻防戦
攻防戦は20時から始まり、一般村民が火を付けて社殿に攻撃します。防御は25歳の厄年が行い、社殿の上には42歳の厄年が上がっています。攻防戦は約1時間半続き、最終的には社殿に火が入れられます。
- 火もともらいの儀式
- たいまつ行列
- 攻防戦と社殿火入れ
その他の情報
燃え落ちた社殿は翌日まで燃え続け、翌朝には餅などを焼いて食べる人が多いです。この餅を食べると、1年間風邪を引かずに健康で暮らせると言われています。
- 翌日は餅を焼いて食べる風習がある
- 健康祈願の意味も