2025年やすらい祭:京の三奇祭、鬼が踊り花傘が舞う!
イベントの概要
2025年4月13日(日)、京都の今宮神社と川上大神宮社では、京の三奇祭のひとつ「やすらい祭」が開催されます。古くから伝わるこの祭りは、桜の散る頃に流行るとされる疫病を鎮めるために行われる「花鎮めの祭」として知られています。
今宮神社のやすらい祭では、赤い衣装をまとい、赤毛や黒毛の赤熊をつけた子鬼や大鬼たちが、鉦や太鼓を打ち鳴らし、ざんばら髪を振り乱して踊りつつ街々を練り歩きます。花で飾られた花傘を中心に、総勢90名ほどの行列が光念寺から今宮神社へと向かい、奉幣神事とやすらい踊りを奉納します。花傘の下に入ると、一年の厄を逃れることができると伝えられています。
一方、川上大神宮社のやすらい祭では、西賀茂の町内を鬼たちが賑やかに練り歩きます。11時頃には川上大神宮社で祭典が行われ、その後氏子地域を巡行し、總神社、そして今宮神社へと向かいます。今宮神社では、今宮神社のやすらい祭と同様にやすらい踊りを奉納します。このやすらい祭では、「やすらい花」と呼ばれる独特の踊りが特徴で、2022年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。
両神社のやすらい祭は、独特の雰囲気と伝統的な儀式、そして賑やかな鬼の行列が織りなす、忘れられない体験となるでしょう。春の京都を彩る、この貴重な機会にぜひご参加ください。
今宮神社やすらい祭:
- 開催日時:2025年4月13日(日)
- 場所:今宮神社 (京都府京都市北区紫野今宮町21)
- アクセス:市バス46「今宮神社前」下車すぐ
- お問い合わせ:今宮神社 TEL 075-491-0082
川上大神宮社やすらい祭:
- 開催日時:2025年4月13日(日) 11時頃~
- 場所:川上大神宮社
- アクセス:市バス9「西賀茂車庫前」
- お問い合わせ:川上大神宮社 TEL 075-491-6623
基本情報
- 開催日: 2025年4月13日(日)
- 開催時間:
- 今宮神社やすらい祭: 詳細な時間は今宮神社へお問い合わせください。(例年11時頃光念寺出発、14時頃今宮神社到着)
- 川上大神宮社やすらい祭: 11時頃祭典開始、11時半頃出発、13時半頃總神社到着、14時半頃今宮神社到着
- 住所・開催場所等:
- 今宮神社やすらい祭: 今宮神社 (京都府京都市北区紫野今宮町21) 、光念寺から今宮神社周辺
- 川上大神宮社やすらい祭: 川上大神宮社 (住所は公式サイト等でご確認ください) 、西賀茂周辺、總神社、今宮神社
- アクセス:
- 今宮神社やすらい祭: 市バス46「今宮神社前」下車すぐ
- 川上大神宮社やすらい祭: 市バス9「西賀茂車庫前」
- ホームページ:
- 今宮神社: http://www.imamiyajinja.org/event/#anc01 (イベント情報ページへのリンク)
- 川上大神宮社: 情報が見つかりませんでした。直接お問い合わせください。
- お問い合わせ先:
- 今宮神社: TEL 075-491-0082
- 川上大神宮社: TEL 075-491-6623
主なイベント
やすらい祭の最大の魅力は、なんといっても「やすらい踊り」を奉納する鬼たちの行列です。赤い衣装に身を包み、赤毛や黒毛の赤熊をつけた鬼たちが、鉦や太鼓の賑やかな囃子に合わせて、長い髪を振り乱し、躍動感あふれる踊りを披露します。この鬼たちの勇壮な姿は、古来より伝わる伝統と、春の訪れを祝う高揚感を同時に感じさせてくれます。さらに、花で美しく飾られた花傘は、疫病を鎮めるという祭りの目的を象徴し、見る者の心を魅了します。花傘の下をくぐると、一年間の厄災から逃れられるという言い伝えもあり、多くの参拝者が無病息災を祈願します。
やすらい踊り
やすらい踊りは、やすらい祭の中心となる重要な儀式です。鬼たちが奏でる太鼓や鉦の音色に合わせて、独特のステップと激しい動きで踊る姿は圧巻です。その踊りは、疫病神を追い払い、無病息災を祈願する神聖な儀式であり、同時に、春の喜びと活気を表現しているようにも見えます。 鬼たちの力強い踊り、そして花傘の鮮やかな色彩は、見る者に忘れられない感動を与えてくれるでしょう。踊りの様子は、古くからの伝統を守りながら、現代に受け継がれている貴重な文化遺産と言えるでしょう。
- 内容:鬼たちが太鼓や鉦に合わせて踊る、力強く躍動感あふれる伝統芸能
- 目的:疫病神を追い払い、無病息災を祈願する
- 特徴:赤い衣装、赤熊、長い髪を振り乱す独特のスタイル
奉幣神事
今宮神社と川上大神宮社では、やすらい踊りの奉納に先立ち、奉幣神事が執り行われます。神職が神々に幣帛(へいはく)を奉げ、祭りの安全と成功、そして地域住民の健康と繁栄を祈願する厳粛な儀式です。神聖な雰囲気の中で行われるこの神事は、やすらい祭の重要な一部であり、祭りの精神的な基盤をなしています。 神職の所作や神楽の奏でる音色は、古来より受け継がれてきた伝統の重みを感じさせ、参加者たちの心を深く揺さぶるでしょう。
- 内容:神職が神々に幣帛を奉げ、祈願を行う神道儀式
- 目的:祭りの安全と成功、地域住民の健康と繁栄を祈願する
- 雰囲気:厳粛で神聖な雰囲気
花傘
やすらい祭で重要な役割を果たすのが、花で美しく飾られた花傘です。この花傘は、疫病神を閉じ込めるための象徴的な存在であり、祭りのシンボルと言えるでしょう。鮮やかな色彩の花々で飾られた花傘は、春の訪れを告げる喜びと、疫病退散への願いを表現しています。 花傘の下をくぐると、一年間の厄災から逃れられるという言い伝えは、人々の信仰の深さを物語っています。花傘の美しさは、祭りの華やかさをさらに高め、参加者たちの心を魅了するでしょう。
- 内容:花で飾られた大きな傘。疫病神を閉じ込める象徴
- 目的:疫病退散の願いを込めたシンボル
- 言い伝え:花傘の下をくぐると、一年間の厄災から逃れられる
行列
今宮神社と川上大神宮社のやすらい祭では、鬼の行列が街を練り歩きます。今宮神社では光念寺から今宮神社まで、川上大神宮社では氏子地域を巡行した後、今宮神社へと向かいます。この行列は、祭りの賑やかさを象徴し、地域住民の結束と一体感を示しています。 行列に参加する人々の熱気と、沿道からの声援は、祭りの活気に満ちた雰囲気を作り出します。行列の規模やルートは、神社によって異なるため、それぞれの神社の情報を事前に確認することをお勧めします。
- 内容:鬼たちが中心となり、太鼓や鉦の音とともに街を練り歩く
- 目的:祭りの賑やかさを演出、地域住民の結束を示す
- 特徴:神社によって規模やルートが異なる
アクセス方法
やすらい祭は、今宮神社と川上大神宮社の2箇所で開催されます。それぞれの神社へのアクセス方法をご案内します。
- 今宮神社: 京都市営バス46系統「今宮神社前」バス停下車すぐ。 京都駅からバスを利用する場合は、206系統も利用可能です。 電車をご利用の場合は、最寄りの駅からの徒歩時間は、ご自身の状況に合わせて事前にご確認ください。
- 川上大神宮社: 京都市営バス9系統「西賀茂車庫前」バス停下車。 バス停からの徒歩時間は、ご自身の状況に合わせて事前にご確認ください。電車をご利用の場合は、最寄りの駅からの徒歩時間は、ご自身の状況に合わせて事前にご確認ください。
駐車場情報
今宮神社、川上大神宮社周辺の駐車場情報は、それぞれの神社の公式ウェブサイト、または周辺の駐車場検索サイトでご確認ください。祭典当日は大変混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用を強くお勧めします。
- 公共交通機関の利用を推奨します。
その他の情報
やすらい祭は、屋外で開催されるため、天候に左右されます。雨天決行ですが、雨具の準備をおすすめします。また、祭典会場は混雑が予想されますので、動きやすい服装で参加されることをお勧めします。小さなお子さん連れの方は、お子様の様子に気を配りながら、安全に配慮してご参加ください。 飲み物や軽食など、必要なものは各自でご用意ください。