2025年、龍神が舞い降りる!鶴ヶ島市白鬚神社の奇跡の雨乞い
イベントの概要
埼玉県鶴ヶ島市白鬚神社にて、2025年度も「脚折雨乞い」が開催されます!4年に一度、夏季オリンピックと同じ周期で開催されるこの伝統行事は、国選択無形民俗文化財にも指定されている由緒ある祭りです。 長さ36メートル、重さ約3トンにも及ぶ巨大な龍蛇(りゅうだ)が、麦わらと孟宗竹、荒縄で制作され、約300人の男衆によって白鬚神社から雷電池まで約2キロメートルも練り歩きます。
白鬚神社での修祓(しゅうばつ)と入魂の儀、そして龍神への御神水献水(けんすい)から始まる渡御の儀(とぎょのぎ)は、神聖な雰囲気に包まれます。 途中、善能寺での住職による祈願も執り行われ、人々の祈りが込められた龍蛇は、荘厳な姿で街を巡行します。
クライマックスは雷電池。龍蛇は池に投入され、「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲」と力強い掛け声が響き渡ります。 そして、龍神が解体される際に行われる、頭部の金色の宝珠を奪い合う豪快なシーンは、この祭りの最大の見どころです。
この迫力満点の雨乞い行列は、見る者を圧倒するだけでなく、古くから伝わる日本の伝統文化に触れる貴重な機会となります。2025年の夏、ぜひ鶴ヶ島市白鬚神社へお越しいただき、この壮大な祭りを体感してください。
基本情報
- 開催日: 令和10年夏(2028年8月上旬頃を予定。詳細は鶴ヶ島市役所ホームページ等でご確認ください)
- 開催時間: 令和6年(2024年)の開催実績では、12時30分~17時頃まで。(※次回開催時は変更の可能性があります。詳細は鶴ヶ島市役所ホームページ等でご確認ください)
- 住所・開催場所等:
- 渡御出発地:白鬚神社(埼玉県鶴ヶ島市脚折町6丁目10−20)
- 雨乞い会場:雷電池(埼玉県鶴ヶ島市脚折町五丁目22-1)
- アクセス:
- 車:関越道「鶴ヶ島インター」から約3分、圏央道「圏央鶴ヶ島インター」から約5分、国道407号「雷電池西」交差点から約1分。※白鬚神社・雷電池には一般用駐車場はありません。
- 電車:東武東上線「坂戸駅」から白鬚神社まで徒歩約25分、「若葉駅」から雷電池まで徒歩約15分
- バス:つるバス南北線「星和住宅前停留所」下車後、徒歩約5分(雷電池最寄り)。若葉駅西口、市役所などから利用可能。
- 問い合わせ先:鶴ヶ島市役所生涯学習スポーツ課 文化財担当 文化財整理室 〒350-2213 埼玉県鶴ヶ島市大字脚折1562-1 電話番号:049-285-2194 ファクス番号:049-272-3304
主なイベント
脚折雨乞いは、巨大な龍蛇(りゅうだ)を制作し、それを担いで練り歩く迫力満点の雨乞い行事です。江戸時代から続く伝統を受け継ぎ、4年に一度、オリンピックイヤーと同じ周期で開催される、国選択無形民俗文化財にも指定された貴重な祭りです。 白鬚神社から雷電池までの約2キロメートルの道のりを、約300人の男衆が力を合わせて担ぎ上げます。その壮大な行列と、クライマックスの雨乞いシーンは、見るものを圧倒するでしょう。
龍蛇の制作
脚折雨乞いの象徴である龍蛇は、長さ36メートル、重さ約3トンもの巨大なもので、開催の度に、麦わらと孟宗竹、そして荒縄を用いて新しく作られます。 地元の人々の協力のもと、何日もかけて丁寧に作られる龍蛇は、まさに職人技の結晶です。 その制作過程を見学するだけでも、この祭りの歴史と伝統を感じ取ることができるでしょう。 龍蛇の制作には、多くの時間と労力が費やされ、地域住民の強い結束と伝統への深い愛情が込められています。
渡御の儀(とぎょのぎ)
白鬚神社をスタート地点として、龍蛇は300人もの男衆によって担がれ、雷電池へと向かいます。 この渡御の儀は、祭りのハイライトと言えるでしょう。 沿道には多くの見物客が詰めかけ、熱気に包まれた壮大な行列は、まさに圧巻です。 龍蛇が進む道筋には、地域住民の祈りが込められています。 渡御の儀は、単なる行列ではなく、地域全体が一体となって伝統を継承していく様子を象徴する重要な儀式です。
- 白鬚神社での修祓(しゅうばつ)と入魂の儀、龍神への御神水献水(けんすい)から始まります。
- 善能寺での住職による祈願。
- 約2キロメートルに及ぶ、白鬚神社から雷電池までの道のりを練り歩きます。
雷電池での雨乞い
雷電池に到着した龍蛇は、池に投入されます。 担ぎ手たちは、龍神と共に池に入り、「雨降れたんじゃく、ここに懸かれ黒雲」と必死に雨を祈願します。 この瞬間、祭りはクライマックスを迎えます。 巨大な龍蛇が小さな池に沈む様子、そして担ぎ手たちの熱気あふれる姿は、忘れられない感動を与えてくれるでしょう。 その後、龍蛇は解体され、特に頭部の金色の宝珠は、若者たちが我先にと奪い合う、豪快な光景が見られます。
- 龍神池入りと雨乞いの儀式。
- 龍神解体と宝珠争奪。
アクセス方法
脚折雨乞いの会場である白鬚神社と雷電池へのアクセス方法は以下の通りです。公共交通機関と自家用車、両方をご利用いただけます。
- 電車の場合
- 東武東上線「坂戸駅」から白鬚神社まで徒歩約25分
- 東武東上線「若葉駅」から雷電池まで徒歩約15分
- バスの場合
- つるバス南北線「星和住宅前停留所」下車後、徒歩約5分(雷電池最寄り)。若葉駅西口、市役所などから利用可能です。
- 車の場合
- 関越道「鶴ヶ島インター」から約3分
- 圏央道「圏央鶴ヶ島インター」から約5分
- 国道407号「雷電池西」交差点から約1分
- ※白鬚神社・雷電池には一般用駐車場はありません。
駐車場情報
白鬚神社および雷電池には、一般用の駐車場がありません。お車でお越しの際は、周辺の駐車場をご利用ください。 具体的な駐車場の位置や料金につきましては、鶴ヶ島市役所ホームページ等でご確認ください。
その他の情報
脚折雨乞いは、屋外での開催となります。天候に左右される可能性がありますので、雨天の場合でも開催されることを前提に、雨具をご持参ください。また、長時間立ち見となる可能性がありますので、歩きやすい靴と帽子を着用することをお勧めします。水分補給も忘れずに行いましょう。 小さなお子様連れの場合は、ベビーカーの使用は難しい可能性がありますので、抱っこ紐などを活用することをご検討ください。