2025年 犬山祭：錦絵のような豪華絢爛！13輌の車山が織りなす春の祭典
イベントの概要
愛知県犬山市で開催される犬山祭は、寛永12年（1635年）に始まったと伝わる、針綱神社の例祭です。毎年4月の第1土曜日・日曜日に行われ、2025年は4月5日（土）と6日（日）に開催されます。江戸時代から続く伝統的な祭りとして、重要無形民俗文化財にも指定されており、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
祭りの最大の見どころは、13輌もの豪華な車山です。高さ3メートルにも及ぶ3層構造の車山は、それぞれ異なる精巧なからくり人形を搭載しており、笛や太鼓に合わせて華麗なからくりを披露します。昼間は満開の桜並木を背景に、夜は提灯の灯りが幻想的な夜桜の下を巡行する姿は、まさに錦絵のような美しさです。重さ3トンを超える車山をてこで持ち上げて方向転換する「どんでん」や「車切」といった迫力満点の曳き回しも見どころの一つです。子供連が着用する金襦袢も祭りに華を添えます。
車山以外にも、祭りの始まりから続く練り物の行列も魅力です。現在も3町内が伝統を受け継いでいます。これらの車山と練り物は、針綱神社（国宝犬山城の麓）に集結し、からくり人形を奉納します。神前奉納の他、試楽祭の午前と本楽祭の午後は城下町各所でもからくりが披露されます。
アクセスは名鉄犬山駅西口から徒歩約20分です。ただし、祭典開催日は多くの来場者が見込まれるため、公共交通機関の利用が強く推奨されます。駐車場は早朝より混雑し、周辺道路も交通規制が行われます。
犬山祭は、歴史と伝統、そして華麗な車山とからくり人形が織りなす、忘れられない体験となるでしょう。ぜひ、2025年の春の訪れを、犬山祭で祝ってみてください。
基本情報
- 開催日：2025年4月5日（土） 試楽祭、2025年4月6日（日） 本楽祭
- 開催時間：8:00～21:45
- 住所・開催場所：〒484-0082 愛知県犬山市犬山北古券65-1 針綱神社前ほか（メイン会場は犬山城前広場）
- アクセス：名鉄犬山線「犬山駅」西口より徒歩約20分。駐車場は早朝より混雑が予想されるため、公共交通機関の利用を推奨。
- お問い合わせ：0568-61-6000（犬山駅観光案内所）
主なイベント
犬山祭の主なイベントは、13輌の車山による巡行と、各車山に搭載されたからくり人形の奉納です。江戸時代から続く伝統的な祭りの様式は、昼間の華麗さ、そして夜間の幻想的な美しさで多くの観客を魅了します。 さらに、祭りの始まりから続く練り物の行列も、古き良き伝統を感じさせる重要なイベントです。
車山巡行
犬山祭の象徴である13輌の車山は、それぞれ異なる精巧なからくり人形を搭載し、昼夜を通して城下町を巡行します。昼間は、満開の桜並木を背景に、華やかな車山が威容を誇示します。各車山は順番に「からくり」を披露し、その精緻な動きと美しい装飾は見る者を圧倒します。夜には、365個もの提灯が灯され、幻想的な雰囲気の中を巡行する車山は、まるで錦絵のような美しさです。 車山をてこで持ち上げて方向転換する「どんでん」や「車切」は、力強い曳き回しと豪快な動きで、祭りの興奮を最高潮に高めます。
- 試楽祭（4月5日）：午前中は針綱神社への出発、昼間は各車山が順番にからくりを披露、夕刻からは提灯を点灯して巡行。
- 本楽祭（4月6日）：午前中は針綱神社への出発、昼間は順番にからくり人形と練り物を奉納、午後は外町と余坂町に分かれて巡行、夕刻からは提灯を点灯して巡行。
からくり人形奉納
各車山に搭載されたからくり人形は、犬山祭の重要な見どころです。江戸時代から伝わる伝統的な技術によって作られたこれらの精巧な人形は、様々な演目を披露します。昼間は、神社前で順番にからくりを奉納し、その巧みな動きと表現力に観客は魅了されます。夜間は、提灯の灯りに照らされながら、幻想的な雰囲気の中でからくりが披露されます。これらのからくりは、神への奉納だけでなく、人々を魅了し、祭りの賑やかさを演出する重要な役割を担っています。
- 試楽祭：11:50～13:50に針綱神社前（犬山城前広場）で順番にからくり披露（神前奉納）。午前中は城下町各所でも随時披露。
- 本楽祭：9:00～15:30に針綱神社前（犬山城前広場）で順番にからくり披露（神前奉納）。午後は城下町各所でも随時披露。
練り物行列
犬山祭は、車山が中心となっていますが、祭りの始まりから続く練り物（ねりもの）の行列も重要な伝統行事です。趣向を凝らした作り物や仮装をした行列は、祭りの賑やかさをさらに高めます。現在も3町内が、この伝統を受け継いでいます。練り物は、車山と共に城下町を巡行し、独特の雰囲気を醸し出します。 車山とは異なる魅力を持つ練り物行列は、犬山祭の歴史と文化を深く理解する上で欠かせない要素です。
アクセス方法
犬山祭の会場は、名鉄犬山線「犬山駅」西口から徒歩約20分の距離にあります。犬山城前広場がメイン会場となります。祭り開催日は多くの来場者が見込まれるため、公共交通機関のご利用を強く推奨いたします。
- 電車：名鉄名古屋駅から名鉄犬山線特急で約25分、「犬山駅」下車。
駐車場情報
犬山祭開催日は、多くの来場者により会場周辺の駐車場は早朝より満車となることが予想されます。周辺道路も広範囲に渡り、駐車場待ちの車両で渋滞が発生する可能性があります。数時間待っても駐車できない可能性もございますので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
- 会場周辺には駐車場がありますが、台数に限りがあり、早朝からの満車が見込まれます。
- 公共交通機関のご利用を強く推奨します。
その他の情報
犬山祭は、4月上旬の開催となるため、天候に注意が必要です。服装は歩きやすい靴と、天候に合わせた服装でお越しください。また、混雑が予想されますので、飲み物や軽食などを持参することをお勧めします。 会場周辺では、主催者許可のないラジコンヘリ、ドローン等の無線航空機の飛行は禁止されています。
- 歩きやすい靴を履いてきてください。
- 天候に合わせた服装でお越しください。
- 飲み物や軽食を持参することをお勧めします。
- ラジコンヘリ、ドローンの飛行は禁止されています。
