野木神社例大祭2025:提灯もみ!冬の夜を熱く彩る伝統行事
イベントの概要
栃木県下都賀郡野木町に鎮座する野木神社では、毎年12月3日、古くから伝わる伝統行事「提灯もみ祭り」が開催されます。2025年も例年通り、幻想的な冬の夜空の下、熱気あふれる祭りが繰り広げられます。この祭りは、建仁年間(1201~1204)から続く由緒あるもので、七つの氏子地域を野木神社の御神霊が巡行する「七郷巡り」が起源とされています。かつては裸の若者たちが高張り提灯をぶつけ合う激しい「裸もみ」が行われていましたが、現在は各町内の氏子たちが神社に集まり、参道に沿ってよしずで小屋を建て、甘酒や煮しめなどを楽しみながら、竹ざおの先端につけた提灯をぶつけ合う、独特の風習が受け継がれています。境内では神楽奉納祭も行われ、伝統芸能も堪能できます。 神楽奉納祭は17時~、神楽開始は18時~、提灯もみは19時~と、夜を通して祭りの熱気が高まります。 大イチョウが県の名木百選に選ばれている野木神社の境内は、春には二輪草やフクロウも見られる自然豊かな場所です。 冬の夜を熱く彩る提灯の光と、伝統芸能、そして温かい人情に触れられる、忘れられない体験となるでしょう。 アクセスはJR宇都宮線野木駅西口からタクシーで約10分、または東北自動車道加須IC・佐野藤岡ICから約40分です。入場無料です。
基本情報
- 開催日:2025年12月3日(水)<毎年同日開催>
- 開催時間:
- 神楽奉納祭:17:00~
- 神楽開始:18:00~
- 提灯もみ開始:19:00~
- 住所・開催場所:〒329-0114 栃木県下都賀郡野木町野木2404 野木神社境内
- 問い合わせ先:野木神社社務所 TEL 0280-55-0208
- 利用事前予約:なし
- 料金:無料
- アクセス:
- 電車・バス:JR宇都宮線野木駅(西口)からタクシーで約10分
- 車:東北自動車道加須ICから約40分、東北自動車道佐野藤岡ICから約40分
主なイベント
野木神社例大祭のメインイベントは、なんといっても「提灯もみ祭り」です。 古くからの伝統を受け継ぎ、現代に息づくこの祭りは、冬の夜を幻想的に彩るだけでなく、地域住民の強い結束と、神への深い信仰を感じさせる、独特の雰囲気に満ち溢れています。 神楽奉納や提灯もみを通して、参加者たちは一体感を味わい、忘れられない体験をすることができます。
提灯もみ
祭りのクライマックスを飾る「提灯もみ」は、竹ざおの先端につけた提灯に火をともし、互いにぶつけ合う、迫力満点のイベントです。 かつては「裸もみ」と呼ばれ、村境で激しくもみ合うことで、御神霊を早く自分の村に招こうとした若者たちの熱気が感じられます。 現在では、各町内の氏子たちが参道に沿ってよしずで小屋を建て、その中で甘酒や煮しめなどを楽しみながら、提灯をぶつけ合います。 提灯の明かりと、ぶつかり合う音、そして熱気は、冬の夜空に独特の活気を与え、参加者だけでなく、見物客をも魅了します。 この独特の風習は、長い歴史の中で受け継がれてきた、野木町ならではの伝統文化と言えるでしょう。
- 内容:竹ざおの先端につけた提灯を互いにぶつけ合う
- 見どころ:幻想的な明かりと、ぶつかり合う音の迫力
- 雰囲気:熱気と一体感に満ちた、独特の祭りの雰囲気
神楽奉納祭
提灯もみと並んで、例大祭を彩る重要なイベントが神楽奉納祭です。 神楽殿では、神楽師による伝統的な神楽が奉納され、神々への崇敬の念と、地域の平和を祈念する厳かな儀式となります。 神楽の舞は、古来より伝わる神聖な舞で、その優雅な動きと、神楽師の真剣な表情は、見る者の心を深く揺さぶります。 神楽奉納祭は、提灯もみの賑やかさとはまた異なる、静寂の中に神聖さを感じさせる、特別な時間です。
- 内容:伝統的な神楽の奉納
- 見どころ:優雅な舞と、神楽師の真剣な表情
- 雰囲気:厳かで神聖な雰囲気
価格・チケット情報
野木神社例大祭への参加は無料です。チケットの購入は必要ありません。
アクセス方法
野木神社へのアクセス方法は以下の通りです。
- 電車・バス:JR宇都宮線野木駅(西口)からタクシーで約10分
- 車:東北自動車道加須ICから約40分、東北自動車道佐野藤岡ICから約40分
駐車場情報
野木神社境内に駐車場があるかどうかは、事前に野木神社社務所(TEL 0280-55-0208)へお問い合わせください。
その他の情報
冬の夜間の開催となりますので、防寒対策を万全に行ってください。暖かい服装、帽子、手袋、マフラーなどを着用することをお勧めします。また、足元も滑りにくい靴を履いていくと安心です。 飲み物や軽食などを持参すると良いでしょう。 天候によっては、イベントの内容が変更または中止になる可能性がありますので、事前に野木神社社務所へお問い合わせください。