秋祭りで町中が賑わう、海の幸と歴史のまち

基本情報

鞆の浦秋祭り（渡守神社例祭）は、鞆の浦の氏神である渡守神社の例祭です。鞆の浦の町並みと調和した勇壮なチョウサイが特徴で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

鞆の浦秋祭り（渡守神社例祭）の主なイベントは、勇壮なチョウサイです。チョウサイとは、山車（だし）のことですが、鞆の浦のチョウサイは、豪華な装飾布団を3枚重ねたもので、その台上に太鼓を置くので「布団太鼓」とも呼ばれています。町ごとに違った意匠が見られるのも特徴です。

チョウサイの巡行は、例祭のクライマックスです。太鼓の音と共に引き手も乱舞し、祭りが最高潮に達する瞬間です。沿道には多くの見物客が詰めかけ、チョウサイの勇壮な姿に酔いしれます。

例祭期間中は、鞆の浦の町中に屋台村が立ち並びます。地元の特産品やグルメが楽しめるほか、縁日的なゲームやアトラクションも出店します。

例祭の最終日には、神輿の渡御が行われます。神輿は、渡守神社から町内を巡行し、最後に神社に戻ります。沿道では、多くの人々が神輿を担ぎ、お祭りムードが最高潮に達します。

鞆の浦秋祭り（渡守神社例祭）のご利益は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、厄除けなどです。祭神である大綿津見命は、海の神として知られており、海上安全や大漁祈願にもご利益があるとされています。

鞆の浦秋祭りの起源は、平安時代末期にさかのぼります。源平合戦の際に、平清盛が鞆の浦に滞在した際、海上安全を祈願して大綿津見命を祀ったのが始まりとされています。その後、鞆の浦の町の発展とともに、秋祭りは盛大に行われるようになりました。

鞆の浦秋祭りを楽しむためのヒントと注意点を紹介します。

鞆の浦秋祭りの期間中は、鞆の浦の町中に臨時駐車場が設置されます。しかし、台数に限りがありますので、公共交通機関を利用することをおすすめします。

屋台の種類	説明
たこ焼き	日本の祭りの定番。外はカリッと、中はトロッとした食感が特徴
じゃがバター	熱々のジャガイモにバターをたっぷりと溶かしたシンプルながら人気のスナック
ベビーカステラ	小さなカステラは、子供から大人まで楽しめる甘くてふわふわのお菓子
鮎の塩焼き	新鮮な鮎を丸ごと塩で焼いた、香ばしさが特徴の日本の夏の味覚
シャーピン	モチモチの皮で具材を包んだ、外国の影響を受けたユニークなグルメ
お好み焼き	具材を選べることが多く、自分好みの味を楽しめる日本の鉄板焼き料理
わたあめ	子供たちに大人気の、綿のようにふわふわした甘いスナック
チョコバナナ	バナナをチョコレートでコーティングした、見た目も楽しいデザート
串焼き	さまざまな種類の食材が串に刺されて焼かれる、手軽に楽しめるスナック
焼きそば	炒めた麺に特製のソースを絡めた、日本のファストフード