おしろい祭り|子供から大人まで顔が真っ白、300年以上続く伝統行事/朝倉
基本情報
概要:おしろい祭りは、約300年以上にわたって福岡県朝倉市の大山祇神社で行われている伝統行事です。新米を粉にして水でといた「しとぎ」を顔に塗り、五穀豊穣と氏子の繁栄を神に感謝し祈願する全国でも類のない奇習です。顔に塗られたおしろいは、家に帰るまで落としてはならず、帰って牛馬の飼料に混ぜて飲ませると無病息災とされます。
- 開催日:令和5年 2023年12月2日(土)
- 開催時間:お祭り 14時~ おしろいぬり 15時~
- 住所・開催場所:大山祇神社(オオヤマズミ)、福岡県朝倉市杷木大山527
伝説と由来
概要:昔からの「伝説」によると、大山祇神社を「山の神」と呼び、山の神は元来「女の神様」と言われています。この神様がお化粧をすることを意味する「おしろいをぬる」とは、この伝説から始まっています。
- 女の神様がお化粧をすることを意味し、昔の農家の人々は新穀の豊作を神に感謝してお化粧をします。
儀式の流れ
概要:当日は14時頃から宮座が始まり、宮司のお払いと祝詞が奏上されます。拝殿で氏子全員が宮座の膳につき、座元の人々は大きな鉢にしとぎを持ち出して宮司の顔から塗り始めます。
- 宮座が始まり、祝詞が奏上される。
- 座元の人々は大きな鉢にしとぎを持ち出して宮司の顔から塗り始める。
注意事項
概要:おしろいは家に帰るまで顔を洗ったり落としてはいけません。家で牛馬の飼料に混ぜて飲ませると無病息災、火の中に入れると火事になるとされています。
- 家に帰るまで顔を洗ったり落としてはいけません。
- 火の中に入れると火事になるとされています。
アクセス情報
- 場所:大山祇神社、福岡県朝倉市杷木大山527
- 交通アクセス:大分自動車道「杷木インターチェンジ」から車で約15分
- 問い合わせ:0946-62-0730(道の駅・原鶴インフォメーションセンター)