令和7年 国府宮はだか祭:4トン超え鏡餅と熱狂の裸祭り!
イベントの概要
国府宮はだか祭(正式名称:儺追神事)は、愛知県稲沢市にある尾張大國霊神社(国府宮)で毎年旧暦1月13日(新暦では年によって異なります)に開催される、1250年以上の歴史を持つ伝統的な祭りです。 「天下の奇祭」とも称されるこの祭りは、42歳と25歳の厄年の男性を中心に、サラシのふんどしと白足袋姿の裸の男たちが、信者から託された祈念を込めた布を結びつけた「なおい笹」を奉納する熱狂的な神事です。
祭りのハイライトは、午後3時頃から始まる「儺追神事」です。神事の中で選ばれた「儺負人(神男)」が裸の男たちの群衆に飛び込み、もみくちゃになる壮絶な光景は、神男に触れることで厄落としができるとの信仰から生まれたものです。 境内は、厄除けの祈祷を受ける人や「なおいぎれ」という御守りを受け取る人で朝から賑わいを見せ、午後には裸男たちがなおい笹を掲げて神社に駆け込む勇壮な姿が見られます。
さらに、祭りの重要な要素として、高さ約2.35メートル、直径約2.4メートル、重さ約4トンにも及ぶ巨大な大鏡餅の奉納があります。 これは明治初期から続く伝統で、近年は50俵もの餅米で作られています。 大鏡餅は、儺追神事前日に奉納パレードで神社に運ばれ、祭りの翌日には切り餅として参拝者に授与されます。 この餅には、無病息災のご利益があると信じられています。
令和7年(2025年)の国府宮はだか祭は、2月10日(月)午後3時に「儺追神事」が執り行われます。 前日からの関連行事や、夜に行われる「夜儺追神事」なども見どころです。 ただし、当日は神社周辺で交通規制が行われますので、公共交通機関の利用が推奨されます。 古来からの伝統と現代の熱気が交錯する、国府宮はだか祭をぜひ体感してみてください。
基本情報
- 開催日: 2025年2月10日(月)
- 開催時間: 午後3時~(儺追神事開始時間。その他の関連行事は早朝から行われます。)
- 住所・開催場所: 〒492-8137 愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号 尾張大國霊神社(国府宮)境内
- アクセス:
- 名鉄本線「国府宮」駅下車、北口より徒歩3分
- JR東海道本線「稲沢」駅下車、徒歩15分
- 駐車場: 儺追神事前後3日間は神社周辺で交通規制があり、神社駐車場は使用できません。公共交通機関をご利用ください。
- 問い合わせ先: 0587-23-2121(尾張大國霊神社) [受付時間]9:00~12:00/13:00~18:00
主なイベント
国府宮はだか祭は、単なる裸の祭りではなく、古くから伝わる「儺追神事」という神事を通して、厄災を払い、五穀豊穣や国土安全を祈願する神聖な儀式です。 早朝から夜まで続く様々な行事が、この祭りを構成しています。 中でも、午後に行われる「儺追神事」と、深夜に行われる「夜儺追神事」が祭りのクライマックスと言えるでしょう。
儺追神事(はだか祭)
午後3時頃から始まる「儺追神事」は、祭りのメインイベントです。 選ばれた「儺負人(神男)」が、裸の男たちの群衆の中に飛び込み、もみくちゃになる光景は圧巻です。 神男に触れることで厄落としができると信じられており、参加者たちは熱狂的な熱気に包まれます。 各地から集まった裸の男たちは、「なおい笹」と呼ばれる、厄除けの祈願を込めた布をつけた笹を奉納します。 神男は、人々の厄災を一身に受け止め、儺追殿に納まります。 この揉み合いは約1時間続き、祭りのクライマックスとなります。
- 内容:神男と裸の男たちの激しい揉み合い、なおい笹の奉納
- 見どころ:神男の登場、熱狂的な揉み合い、なおい笹の迫力
- 時間:午後3時頃~
夜儺追神事
深夜の午前3時、境内東南の庁舎(ちょうや)で行われる「夜儺追神事」は、儺追神事の重要な締めくくりです。 昼間の激しい祭りが終わった後、静寂に包まれた境内で行われるこの神事は、神聖な雰囲気に満ち溢れています。 神男は、あらゆる罪穢れを象徴する「土餅」を背負わされ、神職によって境外へ追放されます。 土餅を境外に追放することで、罪穢れを土中に還し、国土の平穏を祈願するのです。 この土餅を土中に埋める行為は、古くから最も神聖視されている儀式です。
- 内容:神男への土餅の背負わせ、大鳴鈴を鳴らしながらの境外への追放、土餅の埋葬
- 見どころ:神聖な雰囲気、古式ゆかしい儀式、神男の最後の姿
- 時間:午前3時頃~
大鏡餅関連行事
祭りの重要な要素である大鏡餅(50俵、約4トン)は、儺追神事前日に奉納パレードで神社に運ばれ、拝殿に奉納されます。 奉納パレードは、神職に先導され、奉賛会員らが大鏡餅を曳いて国府宮へ向かう壮観なものです。 また、祭りの翌日には大鏡餅の餅切りが始まり、参拝者に授与されます。 この餅には、夏病みしないという信仰があります。
- 内容:大鏡餅の奉納パレード、大鏡餅の奉納、大鏡餅の餅切りと授与
- 見どころ:巨大な大鏡餅、奉納パレードの迫力、餅切りの様子
- 時間:奉納パレード:儺追神事前日午後、餅切り:祭りの翌日午前
その他の行事
その他にも、儺追神事標柱建式、儺負人選定式、大鏡餅餅米洗、大鏡餅餅搗、儺負人参籠、土餅搗神事並秘符認、大鏡餅飾付、大鏡餅奉納、庁舎神事、的射神事、なおい茶会など、多くの関連行事が行われます。これらの行事は、祭りの歴史と伝統を深く理解する上で重要な要素です。
アクセス方法
国府宮はだか祭は、愛知県稲沢市にある尾張大國霊神社(国府宮)で開催されます。最寄りの駅からのアクセスは以下の通りです。
- 名鉄本線「国府宮」駅:北口より徒歩約3分と非常に便利です。
- JR東海道本線「稲沢」駅:徒歩約15分。駅から少し距離がありますが、徒歩でもアクセス可能です。
お車でお越しの際は、祭典期間中は周辺道路の交通規制にご注意ください。駐車場は、祭典期間中は非常に混雑し、利用が困難なため、公共交通機関のご利用を強くお勧めします。
駐車場情報
国府宮はだか祭開催期間中は、神社周辺道路において交通規制が行われます。そのため、神社駐車場は全く使用できません。公共交通機関をご利用ください。
その他の情報
国府宮はだか祭は、伝統的な神事であり、参加者には下記の点にご注意ください。
- 服装:はだか祭に参加する方はふんどし姿となります。見学される方は、動きやすい服装がおすすめです。 祭りの後、公共交通機関を利用する際は、上着が必要となる場合があります。
- 持ち物:寒さ対策として防寒着があると便利です。雨天の場合は、雨具も必要です。
- 天候:祭りは雨天決行です。天候に合わせた服装・持ち物をご準備ください。 雨や雪の天候の場合は、参道内の太鼓橋等、危険な場所が封鎖される可能性があります。
- その他:はだか祭では、揉み合いなど、危険が伴う場合があります。参加される方は、十分に注意し、安全に配慮して行動してください。 警察官の指示には必ず従ってください。
公式情報
国府宮はだか祭に関する詳細は、尾張大國霊神社の公式ウェブサイトをご確認ください。
(公式ウェブサイトへのリンクは、WordPressの投稿編集画面で直接挿入してください)
問い合わせ先:0587-23-2121(尾張大國霊神社)