乙川八幡社例大祭2025:最大級山車と坂下ろしの迫力!
イベントの概要
愛知県半田市乙川地区の乙川八幡社と若宮社で行われる例大祭は、2025年も春の彼岸の頃に開催予定です。古くは旧暦の正月15日、16日に行われていたこの祭りは、「糸切り風」と呼ばれる寒風の中、神輿が乙川八幡社から若宮社へ渡御し、翌日還御する神事として知られています。 神様をお護りする氏子による打ち囃子と、半田型山車の中でも最大級の大きさ、そして豪華な彫金が特徴の4輌の山車が曳き出される様子は圧巻です。特に、急坂を下る山車の坂下ろしは、若者たちの慎重な楫さばきと、大きな山車が地響きを立てて下る迫力ある光景が見どころ。昭和45年までは、現在よりも難易度が高い、境内石垣沿いの狭い道を進むコースだったため、近隣の村からも多くの見物人が集まりました。 乙川八幡社の祭神は、神功皇后、慶神天皇、三女神、速玉之男命、豫母津事解之男命、菊理姫命の八柱の神々です。 例祭では、山車による神輿の警固以外にも、三番叟、からくり人形奉納などの伝統芸能も披露されます。 5年に一度開催される「はんだ山車まつり」でもひときわ目を引く乙川地区の山車は、その大きさ、豪華な彫金、そして歴史の重みを感じさせる存在感で、乙川祭りの魅力を象徴しています。江戸時代中期から既に現在の山車と変わらない大きさだったと推測されており、その歴史と伝統が受け継がれている様子を、ぜひご自身の目で確かめてください。 2025年の具体的な日程や時間は、後日発表される公式情報をご確認ください。
基本情報
- 開催日: 2025年3月15日(土)・16日(日) ※乙川地区
- 開催時間:
- 乙川八幡社での坂上げ・坂下ろし:土曜日AM10時~(坂上げ)、PM1時30分~(坂下ろし)、日曜日PM3時~(坂上げ)、PM4時30分~(坂下ろし)
- その他行事の時間:詳細は後日、半田市観光協会の公式ウェブサイト等で発表。
- 住所・開催場所等:
- 乙川地区:乙川八幡社、若宮社周辺(愛知県半田市乙川地区)
- 岩滑地区:4月12日(土)、13日(日)
- 岩滑新田地区:4月12日(土)、13日(日)
- 上半田地区(ちんとろ祭):4月12日(土)、13日(日)
- 協和地区:4月12日(土)、13日(日)
- 成岩地区:4月12日(土)、13日(日)
- 西成岩地区:4月12日(土)、13日(日)
- 板山地区:4月12日(土)、13日(日)
- 下半田地区:4月19日(土)、20日(日)
- 亀崎地区(潮干祭):5月3日(土・祝)、4日(日・祝) ※雨天時5月5日(月・祝)順延
- 向山地区:3月16日(日)
- 有脇地区:4月5日(土)、6日(日)
- 平地地区:4月5日(土)、6日(日)
- 大矢知地区:4月6日(日)
- 鴉根地区:4月6日(日)
- 大池地区:4月27日(日)
- 新居地区:5月3日(土・祝)
※各地区の詳しい開催場所、時間、内容は、半田市観光協会の公式ウェブサイト等でご確認ください。
主なイベント
乙川八幡社例大祭は、神輿の渡御還御を警固する山車行列が中心となる、伝統的な神事と祭り芸能が融合したイベントです。半田型山車の中でも最大級の大きさを持つ4輌の山車と、氏子による熱気あふれる打ち囃子が、乙川地区の街を彩ります。 神事としての厳粛さと、祭りとしての賑やかさが調和した、独特の雰囲気を持つ祭りが特徴です。
山車行列
乙川八幡社例大祭の最大の見どころは、なんといっても山車行列です。半田型山車の中でも最大級の大きさ、そして隙間なく取り付けられた豪華な彫金が特徴の4輌の山車が、乙川八幡社から若宮社への神輿の渡御、そして翌日の還御を警固します。 山車の大きさは、江戸時代中期から既に現在のものと変わらないと推測されており、歴史の重みを感じさせます。 山車には、浅井山宮本車、殿海道山源氏車、南山八幡車、西山神楽車の4輌が曳き出されます。それぞれの山車には、精巧な彫刻や装飾が施されており、見ごたえ十分です。特に、急坂を下る坂下ろしは、若者たちの技量と、山車の迫力が見事に融合した、乙川祭りならではのハイライトです。 かつては、現在よりもさらに難易度が高い、境内石垣沿いの狭い道を進むコースだったため、近隣の村からも多くの見物人が集まりました。その迫力と緊張感は、今も語り継がれています。
- 内容:最大級の山車4輌による神輿の渡御還御の警固行列
- 見どころ:山車の大きさ、豪華な彫金、迫力ある坂下ろし、伝統的な山車装飾
- 特徴:半田型山車の中でも最大級の大きさ、江戸時代中期からの歴史と伝統を受け継ぐ
坂上げ・坂下ろし
乙川八幡社の境内にある急坂での山車の坂上げと坂下ろしは、乙川祭りの最も重要な、そして最もスリリングなイベントです。 大きな重量の山車を、慎重に、そして力強く坂を上り下りさせる様子は、まさに圧巻。特に坂下ろしは、危険が伴うため、若者たちは慎重に楫さばきを行い、その技量が試されます。 昭和45年までは、現在よりもさらに急で狭い坂道を下るコースだったため、成功すれば大きな拍手が沸き起こったといいます。 この坂上げ・坂下ろしは、単なる見世物ではなく、神輿の安全な渡御還御を願う神事の一部として行われています。
- 内容:乙川八幡社境内にある急坂での山車の上げ下ろし
- 見どころ:山車の迫力、若者たちの技量、伝統的な神事としての側面
- 特徴:かつては現在より難易度が高く、祭りの見せ場であった
その他の行事
山車行列以外にも、三番叟、からくり人形奉納などの伝統芸能が披露されます。これらの芸能は、神事の厳粛な雰囲気を盛り上げ、祭りの賑やかさを演出する重要な役割を担っています。 また、各地区では、子供みこし、獅子舞、餅投げなど、地域独特の催しが行われることもあります。 これらの行事は、地域住民の結束を強め、伝統文化を次世代へと繋いでいく上で重要な役割を果たしています。
- 内容:三番叟、からくり人形奉納などの伝統芸能、子供みこし、獅子舞、餅投げなど
- 見どころ:地域独特の伝統芸能、地域住民の活気
- 特徴:神事と祭り芸能が融合した、地域独自の文化が体験できる
価格・チケット情報
乙川八幡社例大祭は観覧無料です。
アクセス方法
乙川地区の例大祭は、乙川八幡社と若宮社周辺で開催されます。 公共交通機関をご利用いただくことを推奨します。 お車でお越しの際は、祭礼会場周辺には駐車場が限られていますので、近隣の有料駐車場をご利用いただくか、公共交通機関の利用をご検討ください。
- 電車:名鉄河和線「乙川駅」下車後、徒歩。
- バス:半田市公共交通バスをご利用ください。詳細は半田市観光協会のウェブサイト等でご確認ください。
駐車場情報
祭礼会場周辺には、来場者用の駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用いただくか、公共交通機関をご利用ください。
その他の情報
乙川祭りは、伝統的な神事と祭り芸能が融合したイベントです。 服装は動きやすい服装がおすすめです。 天候に左右される屋外イベントですので、雨天の場合は雨具をご持参ください。 また、長時間立ち見となる可能性がありますので、歩きやすい靴や帽子など、快適に過ごせるための準備をしてお越しください。 小さなお子様連れの方は、お子様の安全にも十分配慮してご参加ください。