千年を超える歴史を持つ、福男を決める勇壮なはだか祭
基本情報
- 概要:伏見稲荷大社の分霊として創建された、広島県三原市にある神社。県指定重要文化財の大般若経六百巻を所蔵。
- 住所:広島県三原市久井町江木宮之本1-1
- 電話番号:0847-32-6029
- アクセス:JR三原駅から甲山行きバスで30分、「久井国保病院前」下車、徒歩5分
- 例祭日:10月19日に近い日曜日
例祭の主なイベントと催し物
久井稲生神社の例祭は、毎年10月19日に近い日曜日に行われます。例祭では、様々なイベントや催し物が開催され、多くの人で賑わいます。
御福開祭(おふくびらきさい)
例祭の前日に行われる神事で、福男を決める神事です。参加者は初穂料を納め、籤紙に住所氏名を記入します。宮司により参加者の名前を書いた御供が清められ、御幣で籤紙をすくいあげられた人に御福品が授与されます。
はだか祭
例祭当日に行われる神事で、広島県内唯一のはだか祭です。300余名の裸男が、陰陽二本の御福木を奪い合います。この勇壮な祭を見るために県外からも多くの参拝者が訪れます。御福木を手にした福男はその一年、幸運に恵まれると信じられています。
祇園祭
7月15日に近い日曜日に行われる夏祭りです。氏子八ヶ村の人々が奉納したことが始まりで、県指定無形民俗文化財にも登録されています。境内では獅子舞や笠踊りなどが披露されます。
例祭(御当座)・場の魚
10月19日に近い日曜日に行われる例祭で、国指定選択無形民俗文化財に指定されています。宮座により鯛の奉納が行われ、包丁と金箸で鯛を「亀の入首」「鶴の羽替えおとし」の形に仕上げ、会食します。
- 内容:鯛の奉納と調理、会食
- 特色:中世の「宮座」の面影を伝える神事
ご利益と神様
久井稲生神社のご利益は、五穀豊穣、厄除け、縁結び、安産などです。御祭神である宇迦之御魂大神は、伊勢の外宮、豊受姫神と御同神で、五穀を始め衣食住の祖神様として、商売繁盛、交通安全、縁結び、安産などの守護神として霊験あらたかにして崇敬者に恩恵をもたらすと崇められています。
- 五穀豊穣
- 厄除け
- 縁結び
- 安産
- 商売繁盛
- 交通安全
由緒と歴史
久井稲生神社は、第61代朱雀天皇の御代、天慶元年(938年)に伏見稲荷大明神を勧請した地方有数の歴史を持つ古社です。稲荷大明神由来記によれば、一匹の白狐がこの地で暮らす里人たちの夢枕に立ち「稲荷大明神が山城国稲荷山から霊を分かってこの地に鎮座し賜う。明朝、杭を持ち寄って社を立て膳を供すべし」と告げ、人々はそのお告げに従い杭木を持ち寄り神殿を造ったと記されています。
- 天慶元年(938年)に伏見稲荷大明神を勧請
- 弘治三年(1557年)に毛利元就公が本殿を造営
- 永禄三年(1560年)に小早川隆景公が社殿を造営
- 元禄十四年(1700年)に三原城第四代城主、浅野忠義公により社殿が再建
訪問者のためのヒントと注意点
久井稲生神社を訪れる際には、以下の点にご注意ください。
- 例祭期間中は非常に混雑しますので、時間に余裕を持って参拝してください。
- はだか祭は、裸の男性が参加する神事です。女性や子供は、見学する際には十分に注意してください。
- 神社内は禁煙です。喫煙は所定の場所でお願いします。
- 神社内は、ペットの同伴は禁止されています。
駐車場情報
久井稲生神社には、無料の駐車場があります。駐車場は、神社の東側にあります。駐車可能台数は、約50台です。
近年流行っている出店・屋台
屋台の種類 | 説明 |
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たこ焼き | 日本の祭りの定番。外はカリッと、中はトロッとした食感が特徴 |
じゃがバター | 熱々のジャガイモにバターをたっぷりと溶かしたシンプルながら人気のスナック |
ベビーカステラ | 小さなカステラは、子供から大人まで楽しめる甘くてふわふわのお菓子 |
鮎の塩焼き | 新鮮な鮎を丸ごと塩で焼いた、香ばしさが特徴の日本の夏の味覚 |
シャーピン | モチモチの皮で具材を包んだ、外国の影響を受けたユニークなグルメ |
お好み焼き | 具材を選べることが多く、自分好みの味を楽しめる日本の鉄板焼き料理 |
わたあめ | 子供たちに大人気の、綿のようにふわふわした甘いスナック |
チョコバナナ | バナナをチョコレートでコーティングした、見た目も楽しいデザート |
串焼き | さまざまな種類の食材が串に刺されて焼かれる、手軽に楽しめるスナック |
焼きそば | 炒めた麺に特製のソースを絡めた、日本のファストフード |