閏年にだけ行われる山陰の大奇祭

基本情報

高杉神社は、鳥取県西伯郡大山町宮内に鎮座する神社です。祭神は大足彦忍代別命（景行天皇）、大日本根子彦太瓊命（孝霊天皇）、押別命、本媛之命、松媛之命、千代姫之命、小葉枝皇子、根鳥皇子です。創建は不詳ですが、寛永7年（1630年）に由来書き上が残されています。例祭日は閏年の旧暦9月15日です。

• 住所：鳥取県西伯郡大山町宮内88
• アクセス：宮内入口バス停から徒歩6分
• 例祭日：閏年の旧暦9月15日

例祭の主なイベントと催し物

高杉神社の例祭は、閏年の旧暦9月15日に行われる嫐（うわなり）神事と呼ばれる奇祭です。この神事は、景行天皇の時代に疫病が流行した際、天皇の夢枕に現れた神のお告げに従って、天皇の妃である細媛命（ほそひめのみこと）が神懸かりを起こし、疫病を鎮めたことに由来しています。嫐神事は、細媛命の霊を慰め、疫病や災厄を祓うために執り行われます。

嫐神事

嫐神事は、3人の神職が女性装束に身を包み、神懸かりを起こして舞うという独特な神事です。神職は、細媛命、松媛之命、千代姫之命の3柱の女神をそれぞれ依り代として舞い、疫病や災厄を祓い、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願します。嫐神事は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、山陰地方を代表する奇祭として知られています。

• 内容：3人の神職が女性装束に身を包み、神懸かりを起こして舞う神事
• 特色：国の重要無形民俗文化財に指定されている奇祭

神輿渡御

嫐神事の後には、神輿渡御が行われます。神輿は、神社から氏子地域を巡行し、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願します。神輿渡御は、氏子総出で行われ、地域の人々の結束力を高める大切な行事となっています。

• 内容：神輿を神社から氏子地域を巡行する神事
• 特色：氏子総出で行われる地域の一大イベント

奉納芸能

例祭期間中には、奉納芸能も行われます。奉納芸能では、地元の芸能団体による舞踊や太鼓演奏などが披露され、祭りを盛り上げます。奉納芸能は、地域の人々の交流の場にもなっており、祭りのにぎわいの一助となっています。

• 内容：地元の芸能団体による舞踊や太鼓演奏などの披露
• 特色：地域の人々の交流の場にもなっているイベント

ご利益と神様

高杉神社のご利益は、疫病退散、五穀豊穣、子孫繁栄、厄除け、開運招福などです。祭神である景行天皇は、日本を統一した英雄として知られており、その妃である細媛命は、疫病を鎮めた女神として信仰されています。また、高杉神社は、山陰地方を代表する奇祭である嫐神事が行われる神社としても知られており、この神事は、疫病や災厄を祓い、五穀豊穣や子孫繁栄を祈願するものです。

• 疫病退散
• 五穀豊穣
• 子孫繁栄
• 厄除け
• 開運招福

由緒と歴史

高杉神社の創建は不詳ですが、寛永7年（1630年）に由来書き上がが残されています。それによると、神社の境内には杉が生い茂っており、その杉の木は他の木とは異なり、非常に大きく立派だったそうです。あるとき、大山金門鳥居の笠木を修理する際に、この杉の木を伐採して使用したところ、それ以降、神社では災いや疫病が相次いで起こるようになりました。そこで、神職たちは、杉の木を伐採したことを神に詫び、境内に新しい杉の木を植えました。すると、災いや疫病は収まり、神社は再び平穏を取り戻したそうです。

• 創建は不詳
• 寛永7年（1630年）に由来書き上がが残されている
• 境内の杉の木を伐採したところ、災いや疫病が相次いで起こるようになった
• 神職たちが、杉の木を伐採したことを神に詫び、境内に新しい杉の木を植えたところ、災いや疫病は収まった

訪問者のためのヒントと注意点

高杉神社を訪れる際には、以下の点に注意してください。

• 例祭期間中は、非常に混雑します。時間に余裕を持って参拝するようにしましょう。
• 嫐神事は、閏年の旧暦9月15日に行われます。この神事は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、一見の価値があります。
• 神社には駐車場はありません。公共交通機関を利用するか、近隣の駐車場を利用してください。
• 神社内は、禁煙です。喫煙は、所定の場所でお願いします。
• 神社内は、静粛に参拝するようにしましょう。

駐車場情報

高杉神社には、駐車場はありません。公共交通機関を利用するか、近隣の駐車場を利用してください。神社の近くには、コインパーキングがいくつかあります。

• 神社には駐車場はありません
• 公共交通機関を利用するか、近隣の駐車場を利用してください
• 神社の近くには、コインパーキングがいくつかあります

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